2018年度上期の輸出の好調さを強調する韓国
経済で、数字だけを見れば悲観的な水準では
ないが、内容を精査すれば深刻と専門家。
4~6月期の経済成長率0・7%に対し、政府の
年間目標値2・9%達成が難しいとの見方だ。
民間経済の成長率寄与度が低下し、投資は
急激に冷え込んでおり、更に景気を支えて
好調さを備えて来た輸出の伸びが鈍っている。
消費は依然として沈滞しており、全ての指標が
下降していると指摘。
前四半期までは、韓国経済は年3%前後の成長
力を維持し、内需が2・5%、輸出が0・5%ほど
成長に寄与して来たが、4~6月期では内需は
減少しており、政府の大幅な最低賃金引上げ
などの所得主導成長政策が色褪せた状況と指摘。
更に、深刻さを備えているのが投資で、3大
投資項目の建設投資と設備投資、知識財産
生産物投資の全てが前期比で減少したと指摘。
建設投資の増加率は、1~3月期の+1・8%から
4~6月期には-1・3%とマイナスに転じた。
住居建設と土木建設投資も同じく減少に。
また、設備投資は更に冷え込んでおり、前期の
3・4%から一転して-6・6%に転落。
輸出では、4~6月期の輸出は好調さを備えた
半導体に支えられて0・8%増とはなったが、
前期の4・4%と比較すると大幅に縮小した。
半導体輸出がピークアウトする9月以降、
輸出に牽引力を期待することも困難な状況だ。
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