死因の大勢を占める血管症やがんに罹っているか
どうかを採血検査だけで判定するシステムが
広く利用されるようになって来ている。
一つは、がんや脳梗塞など罹患の可能性を検査
する「アミノインデックスがんリスクスクリーニング
（ＡＩＣＳ）」と呼ばれる方法。
約５ミリリットルの血液を採集して、２０種類の
遊離アミノ酸の含有量を測定・解析して、胃がん、
大腸がん、肺がん、前立腺がん（男性のみ）、
乳がん、子宮・卵巣がん（いずれも女性のみ）の
罹患率を判定する。
判定結果でがん検診を受ける動機付けになると
して意義が大きいとしている。
もう一つは、脳梗塞や心筋梗塞の原因となる血栓
発生の基となるＬＤＬコレステロールが酸化した
「変性ＬＤＬ」が糖蛋白質（ＬＯＸ-１）と結合して
血管内皮に障害が起きるのが初期段階なので
この、「変性ＬＤＬ」とＬＯＸ-1の血中量を測定・解析
して動脈硬化の初期段階を捕捉する。
早期発見により、初期治療効果が上げられる。
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