備えよ常に! 備えあれば憂いなし
7月末に、西北部平安北道や新義州が鴨緑江の
氾濫で大規模な洪水被害で発生した。
2023年には台風6号と7号が相次いで西北部の
穀倉地帯を直撃し平安南道南浦の安石干拓地で
堤防が決壊し、水田270ha余が水没。
この年以前にも、2020年8月に新型コロナ
侵入防止で中朝国境を封鎖していた中、
穀倉地帯の黄海北道、黄海南道が記録的な
洪水被害に見舞われている。
2016年8月末には、咸鏡北道一帯の洪水被害で
2万7440haの広大な農耕地が冠水被害に。
2015年は、経済特区に指定された咸鏡北道・
羅先市で、2012年6月から8月にかけ全土が
水害の被害を被り、史上初の核実験を行った
翌年の2007年8月には平壌市、黄海北道、
平安南道、江原道を中心に降った大雨で
13万haの農耕地が冠水被害にあっている。
金日成死去後に、金正日体制に移行した1994年
から1998年にかけて、飢饉が発生した。
飢饉の中、1995年7月末から8月18日にかけて
北朝鮮全土を集中豪雨と洪水が襲い、国土の
約4分の3が被災し、被害総額がGNPの4分の3
にも達して、大飢饉に見舞われた。
ユニセフやWFP(世界食糧計画)の報告では
7才以下の児童の栄養失調状態は62%に達した。
金正恩の父、金正日は1998年に、国民全員が
1年間食べることに困らない量のトウモロコシが
買える金額を、弾道ミサイル・テポドン開発に
投じることに関して、国民に語った言葉が残る。
[わが人民がまともに食べることができず、
他人のようによい生活ができないということを
知りつつも、国と民族の尊厳と運命を守り
抜いて明日の富強祖国を建設するため、資金を
その部門に振り向けることを承諾した]。
これを金言として、金正恩も踏襲している。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?