今年1月、中国は国内の環境改善に備えた
規制強化で、海外からのゴミの輸入を禁止。
このため、日本国内でも集められた古紙の
量が国内で再生可能な能力を遥かに超えるため
行き場がなくなっている。
同様に、廃プラスチックも中国向けだった
枠を、他の東南アジア諸国にはめ込むために
大きな努力を強いられている。
欧州では、やはり中国向けに送っていた廃
プラスチックの行き場がなくなったために、
集積所から港に至るまで、さまざまな場所に
新たなリサイクル市場の開発に備えて積み
上げられて待っているという。
日本以上に、新たな市場開発が進まない欧州
では、埋め立てか焼却以外の選択肢ない。
人口密度が高く、他地域に比べて埋め立ての
制約もはるかに厳しい欧州大陸においては、
行き場のない数十万トンの廃棄物を焼却に
より、電力や熱源を得るのが最善策だ。
だが、ここにも厳しい排ガス規制の壁が存在。
そこで、まじめに議論されているのが、将来
画期的な廃プラのリサイクル技法が開発される
時に備えて、地中に埋めて保存するという案。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」です。
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