「今年」の予兆 その伍■ 年明け早々に原油先物価格が1バレルあたり100ドルを超えた!という悪い初夢みたいなニュースが世界中の人々を大いに不愉快にしてしまいました。売買規定の最低限度量を100ドルで買ったのは一人の英国人だそうですが、これが先例になって次の100ドル超えの騒動は欲張り軍団が大挙して殺到するかも知れませんなあ。年が明けたからと言っても、年始のお屠蘇気分が醒めてしまえば地球温暖化は止まらず、イラクの自爆テロは終息するどころからあちこちに飛火して米国民はトンデモない大統領を御丁寧に2度も選んでしまった余りの恥ずかしさに、もうブッシュの名前を忘れてまだ決まっていない新大統領の名前を呼び交わしているとか……。
■嫌な事があると強引に幕引きして「水に流す」のは日本独自の精神文化かと思ったら、米国の方が新し物好きのようです。でも、イラクを壊して世界中にテロを撒き散らしてしまった責任など、誰も取れないのは、日本の厚労省が政治家と手を結んで年金制度をボロボロにしてしまった無責任の構図はそっくり!テロは多くの死傷者を出して対処せねばなりませんし、年金制度に空いてしまった大穴は「増税」で埋めるしかありません。責任者は現場を去って悠々自適の好々爺生活を送ります。ブッシュ大統領も『自伝』など物するのでしょうか?出来ればそんな趣味の悪いトンデモ本よりも、ビン・ラディンの『自伝』が出たら是非とも読んでみたいものです。
12月29日、アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者は、米国政府がイラクの石油資源を手中に収めようとしていると非難するとともに米国が進めるイラク統一政府の樹立に反抗するようイラク国民に呼び掛けた。……29日に音声テープがインターネット上で配信された。
■世界一の情報収集設備を駆使して一発1億8000万円もする巡航ミサイルをバカスカ打ち込み、自慢のピンポイント爆撃が可能なバカ高い爆弾の雨を降らせ続けているのに、ビンラディンは元気なようです。このまま行けば、ブッシュ大統領の退任時には嫌味たっぷりの「祝辞」を発信しそうですなあ。能天気な大統領はあの間抜けな笑顔で「サンキュー!」などと言いそうで怖い!
同容疑者はまた、イスラエルを国家として容認することは決してないと主張。パレスチナの土地を解放するためのジハード(聖戦)を拡大すると明言した。一方、27日に起きたパキスタンの野党指導者ベナジル・ブット元首相の暗殺にアルカイダが関与した可能性を指摘されていることについての言及はなかった。
12月30日 ロイター
■パキスタンに関しては、狙うならムシャラフ大統領の方でしょうから、単純に考えればブット元首相を爆殺するはずはないような気がします。でも、イスラム諸国の中で最も親米の立場を採っているパキスタンを大混乱させるには、直ぐに次が決まりそうなムシャラフ大統領よりもブット女史を血祭りに上げた方が効果が大きいとも考えられます。言及しない事で疑心暗鬼を煽って国論を分裂させてカオスを作り出そうと考えているのでしょうか?
北朝鮮による核計画の申告は、6カ国協議で合意した年内の履行期限を守れず、来年に持ち越される見通しとなった。寧辺の核施設の無能力化作業も完了は来年3月以降とされ、核放棄プロセスは当面停滞を余儀なくされそうだ。これに伴い、テロ支援国指定解除問題も先送りされる。……米国がウラン濃縮活動やシリアへの核協力疑惑なども含めた「正確な申告」(ライス国務長官)を求めているのに対し、北朝鮮は従来通り、疑惑を否定する立場を崩しておらず、申告には含めないとの主張を展開しているとみられる。
12月30日 時事通信
■イラクで大失敗したブッシュ大統領は、足元を見られてすっかり手玉に取られての越年でした。イラクを新たなテロリストの訓練所にした上に、北朝鮮を国際社会の表舞台に御招待申し上げるための2期8年だったとしたら、歴代米国大統領の中でも群を抜いた大間抜けという事になりそうです。今のところは核兵器の流出・拡散はハリウッド映画と米国テレビドラマの『24シリーズ』で収まっているようなので、ブッシュ大統領をオチョクッてもいられますが……。
■北朝鮮の原爆(みたいな物)は、金社会主義王朝の親子二代にわたる偉大なる実績ですから、これはブッシュ一家が2代にわたってペルシア湾岸の石油利権を手に入れようと頑張った身勝手な物語とよく似ています。そう言えば、日本は三代目(父はスキップ)首相から二代目首相に交代して年を越したのでしたなあ。幸運にも日本国は独裁王朝国家でもないし、石油屋や武器屋を本業にしている首相は現われないことになっております。でも、そんな物騒な両国に挟まれて手出しが出来ない悲しい立場ではあります。
■嫌な事があると強引に幕引きして「水に流す」のは日本独自の精神文化かと思ったら、米国の方が新し物好きのようです。でも、イラクを壊して世界中にテロを撒き散らしてしまった責任など、誰も取れないのは、日本の厚労省が政治家と手を結んで年金制度をボロボロにしてしまった無責任の構図はそっくり!テロは多くの死傷者を出して対処せねばなりませんし、年金制度に空いてしまった大穴は「増税」で埋めるしかありません。責任者は現場を去って悠々自適の好々爺生活を送ります。ブッシュ大統領も『自伝』など物するのでしょうか?出来ればそんな趣味の悪いトンデモ本よりも、ビン・ラディンの『自伝』が出たら是非とも読んでみたいものです。
12月29日、アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者は、米国政府がイラクの石油資源を手中に収めようとしていると非難するとともに米国が進めるイラク統一政府の樹立に反抗するようイラク国民に呼び掛けた。……29日に音声テープがインターネット上で配信された。
■世界一の情報収集設備を駆使して一発1億8000万円もする巡航ミサイルをバカスカ打ち込み、自慢のピンポイント爆撃が可能なバカ高い爆弾の雨を降らせ続けているのに、ビンラディンは元気なようです。このまま行けば、ブッシュ大統領の退任時には嫌味たっぷりの「祝辞」を発信しそうですなあ。能天気な大統領はあの間抜けな笑顔で「サンキュー!」などと言いそうで怖い!
同容疑者はまた、イスラエルを国家として容認することは決してないと主張。パレスチナの土地を解放するためのジハード(聖戦)を拡大すると明言した。一方、27日に起きたパキスタンの野党指導者ベナジル・ブット元首相の暗殺にアルカイダが関与した可能性を指摘されていることについての言及はなかった。
12月30日 ロイター
■パキスタンに関しては、狙うならムシャラフ大統領の方でしょうから、単純に考えればブット元首相を爆殺するはずはないような気がします。でも、イスラム諸国の中で最も親米の立場を採っているパキスタンを大混乱させるには、直ぐに次が決まりそうなムシャラフ大統領よりもブット女史を血祭りに上げた方が効果が大きいとも考えられます。言及しない事で疑心暗鬼を煽って国論を分裂させてカオスを作り出そうと考えているのでしょうか?
北朝鮮による核計画の申告は、6カ国協議で合意した年内の履行期限を守れず、来年に持ち越される見通しとなった。寧辺の核施設の無能力化作業も完了は来年3月以降とされ、核放棄プロセスは当面停滞を余儀なくされそうだ。これに伴い、テロ支援国指定解除問題も先送りされる。……米国がウラン濃縮活動やシリアへの核協力疑惑なども含めた「正確な申告」(ライス国務長官)を求めているのに対し、北朝鮮は従来通り、疑惑を否定する立場を崩しておらず、申告には含めないとの主張を展開しているとみられる。
12月30日 時事通信
■イラクで大失敗したブッシュ大統領は、足元を見られてすっかり手玉に取られての越年でした。イラクを新たなテロリストの訓練所にした上に、北朝鮮を国際社会の表舞台に御招待申し上げるための2期8年だったとしたら、歴代米国大統領の中でも群を抜いた大間抜けという事になりそうです。今のところは核兵器の流出・拡散はハリウッド映画と米国テレビドラマの『24シリーズ』で収まっているようなので、ブッシュ大統領をオチョクッてもいられますが……。
■北朝鮮の原爆(みたいな物)は、金社会主義王朝の親子二代にわたる偉大なる実績ですから、これはブッシュ一家が2代にわたってペルシア湾岸の石油利権を手に入れようと頑張った身勝手な物語とよく似ています。そう言えば、日本は三代目(父はスキップ)首相から二代目首相に交代して年を越したのでしたなあ。幸運にも日本国は独裁王朝国家でもないし、石油屋や武器屋を本業にしている首相は現われないことになっております。でも、そんな物騒な両国に挟まれて手出しが出来ない悲しい立場ではあります。