■相撲はいろいろな雑音混じりながらも白熱の千秋楽決戦となったのですが、同日に実施された大阪府知事選挙はまったく盛り上がらない一方的な勝負になってしまったようです。
大阪府知事選は27日投開票され、無所属新人のタレントで弁護士、橋下徹氏(38)=自民府連推薦、公明府本部支持=が、元大阪大大学院教授、熊谷貞俊氏(63)=民主、社民、国民新党推薦▽弁護士、梅田章二氏(57)=共産推薦=ら4人を大差で破り、初当選した。橋下氏は、183万票を獲得し、得票率は53.5%と圧勝した。全国最年少の知事となる橋下氏は、若さと抜群の知名度で、大阪の再生に挑む。
■得票率53.5%というのは、ほぼ同じタイミングで行われた米国の大統領予備選挙でオバマ候補がサウスカロライナ州で得た数値と酷似しています。あちらではヒラリー候補が27%で敗れたのは元大統領の夫クリントンがでしゃばり過ぎたのが敗因とか……。では、民主党が推した候補の敗因は何でしょう?国会の採決をスッぽかして応援に駆けつけた小沢代表の不遜な態度が致命傷だったのでしょうか?既に政局は「民主党敗れたり!」の一事で解散総選挙を望む声が掻き消されようとしているとの観測も出ているとか……。
33年ぶりに国政の与野党3極の対決となった府知事選で、与党が推した橋下氏の完勝は、年内に予想される衆院選にも影響しそうだ。投票率は48.95%で、過去最低だった前回(40.49%)を上回った。……橋下氏は1947年の知事公選制導入後では歴代3番目に若い知事で、30代の知事誕生は57年ぶり。現職の最年少知事は、高知県の尾崎正直知事(400)だった。また大阪府知事では、横山ノック氏に次ぐタレント出身者となる。得票数は横山氏の初当選時を約20万票上回った。
■投票率が半分に満たない!それでも民主選挙は成立します。前回が40%だったのですから、多少は有権者に変化が起こったのかも知れませんが、地方自治体の選挙自体、民意を反映しない恐ろしい事になっているのが心配ですなあ。投票しなかった半数の人は、一体、何をしていたのでしょう?
橋下氏は「2万%ない」と否定しながら一転出馬した経緯や、核武装などテレビ番組での発言なども問題視された。争点となった関西経済の浮揚策や全国最悪の水準にある府財政の再建で、指導力が問われる。公約に掲げた出産・子育て支援策も注目される。3選を目指した太田房江知事が「政治とカネ」問題で出馬を断念。79年以来続いた共産対非共産の構図が崩れ、国政の与野党3極の対決になった。
■30年前には全国各地に共産党の風が吹き捲っていたなどと、今からは想像もできませんが、大阪府にはその残滓が有ったというのも投票率の低さと関連しているのかも?これで自民党と公明党が息を吹き返して元気になるとも思えませんが、民主党の意気消沈は間違いないでしょう。政見や政策、それに党の運営方法など不満が山ほど溜まっている民主党は、小沢代表の選挙戦略と鳩山さんの資金力だけが頼りらしいので、何とか政党としてまとまっているという話も有りますから、小沢代表の神通力が消えた後は大混乱?あまり虐めると逆ギレして、大連立騒動の時に吐いた「力不足」発言が再爆発するかも知れませんぞ。
自民、公明は府レベルの推薦・支持にとどめた。一方で、自民は古賀誠選対委員長ら幹部が大阪入りし、水面下で関西財界に働きかけるなど党推薦と同等の態勢で支援した。熊谷氏は知名度不足のうえに太田知事との政策の類似点が目立ち、無党派層を取り込めなかった。民主は「衆院選の前哨戦」と位置づけ、小沢一郎代表らが応援に入り、昨年11月の大阪市長選に続く民主推薦候補の連勝を狙ったが、かなわなかった。梅田氏は大型事業の見直しなどを訴えたが、及ばなかった。
1月27日20 毎日新聞
■福田政権が発足する時に古賀さんが選挙を仕切る権力を独占したのが問題視されていましたが、これで発言力は揺ぎ無いものになるのでしょうなあ。それにしても、民主党は何を考えて「大学院教授」を候補者にしたのでしょう?世の中には職業柄、どうしても頭を下げられない体質を持ってしまう場合があるそうで、特に上から物を教える教育者や宗教者や医師など、何故かエライ人になってしまうのだそうですなあ。勿論、例外も多いのですが……。
大阪府知事選は27日投開票され、無所属新人のタレントで弁護士、橋下徹氏(38)=自民府連推薦、公明府本部支持=が、元大阪大大学院教授、熊谷貞俊氏(63)=民主、社民、国民新党推薦▽弁護士、梅田章二氏(57)=共産推薦=ら4人を大差で破り、初当選した。橋下氏は、183万票を獲得し、得票率は53.5%と圧勝した。全国最年少の知事となる橋下氏は、若さと抜群の知名度で、大阪の再生に挑む。
■得票率53.5%というのは、ほぼ同じタイミングで行われた米国の大統領予備選挙でオバマ候補がサウスカロライナ州で得た数値と酷似しています。あちらではヒラリー候補が27%で敗れたのは元大統領の夫クリントンがでしゃばり過ぎたのが敗因とか……。では、民主党が推した候補の敗因は何でしょう?国会の採決をスッぽかして応援に駆けつけた小沢代表の不遜な態度が致命傷だったのでしょうか?既に政局は「民主党敗れたり!」の一事で解散総選挙を望む声が掻き消されようとしているとの観測も出ているとか……。
33年ぶりに国政の与野党3極の対決となった府知事選で、与党が推した橋下氏の完勝は、年内に予想される衆院選にも影響しそうだ。投票率は48.95%で、過去最低だった前回(40.49%)を上回った。……橋下氏は1947年の知事公選制導入後では歴代3番目に若い知事で、30代の知事誕生は57年ぶり。現職の最年少知事は、高知県の尾崎正直知事(400)だった。また大阪府知事では、横山ノック氏に次ぐタレント出身者となる。得票数は横山氏の初当選時を約20万票上回った。
■投票率が半分に満たない!それでも民主選挙は成立します。前回が40%だったのですから、多少は有権者に変化が起こったのかも知れませんが、地方自治体の選挙自体、民意を反映しない恐ろしい事になっているのが心配ですなあ。投票しなかった半数の人は、一体、何をしていたのでしょう?
橋下氏は「2万%ない」と否定しながら一転出馬した経緯や、核武装などテレビ番組での発言なども問題視された。争点となった関西経済の浮揚策や全国最悪の水準にある府財政の再建で、指導力が問われる。公約に掲げた出産・子育て支援策も注目される。3選を目指した太田房江知事が「政治とカネ」問題で出馬を断念。79年以来続いた共産対非共産の構図が崩れ、国政の与野党3極の対決になった。
■30年前には全国各地に共産党の風が吹き捲っていたなどと、今からは想像もできませんが、大阪府にはその残滓が有ったというのも投票率の低さと関連しているのかも?これで自民党と公明党が息を吹き返して元気になるとも思えませんが、民主党の意気消沈は間違いないでしょう。政見や政策、それに党の運営方法など不満が山ほど溜まっている民主党は、小沢代表の選挙戦略と鳩山さんの資金力だけが頼りらしいので、何とか政党としてまとまっているという話も有りますから、小沢代表の神通力が消えた後は大混乱?あまり虐めると逆ギレして、大連立騒動の時に吐いた「力不足」発言が再爆発するかも知れませんぞ。
自民、公明は府レベルの推薦・支持にとどめた。一方で、自民は古賀誠選対委員長ら幹部が大阪入りし、水面下で関西財界に働きかけるなど党推薦と同等の態勢で支援した。熊谷氏は知名度不足のうえに太田知事との政策の類似点が目立ち、無党派層を取り込めなかった。民主は「衆院選の前哨戦」と位置づけ、小沢一郎代表らが応援に入り、昨年11月の大阪市長選に続く民主推薦候補の連勝を狙ったが、かなわなかった。梅田氏は大型事業の見直しなどを訴えたが、及ばなかった。
1月27日20 毎日新聞
■福田政権が発足する時に古賀さんが選挙を仕切る権力を独占したのが問題視されていましたが、これで発言力は揺ぎ無いものになるのでしょうなあ。それにしても、民主党は何を考えて「大学院教授」を候補者にしたのでしょう?世の中には職業柄、どうしても頭を下げられない体質を持ってしまう場合があるそうで、特に上から物を教える教育者や宗教者や医師など、何故かエライ人になってしまうのだそうですなあ。勿論、例外も多いのですが……。