■ドーピング検査の「国際基準」を無視するばかりか、弁護士を立てて法的に争う構えまで見せるのが、日本の伝統なのか?と、さすがの相撲ファンも呆れ返ったはずです。やっぱり、今年の秋場所だけはボイコットが至当かも?釈放されて公の場所に顔を出した若の鵬は、いろいろな人に「ごめんなさい」を連打したようですが、最後は相撲界に復帰したいと勝手な事を口走ったとか……。大して悪い事をしたとは思っていないらしいですなあ。ロック歌手や反逆型の役者なら、世間に喧嘩を売る姿が返ってファンを熱狂させたりする場合もあるようですが、相撲の力士という地位と職業をまったく理解せずに番付表のランクと給料が上がることだけを考えて来た性根を見せてしまった上は荷物をまとめて祖国に帰るしかないでしょう。まあ、悪役レスラーにでもなって再来日という道もあるにはありますが……。
日本相撲協会は8日に開いた緊急理事会で、ロシア出身力士の一連の大麻問題で辞任した北の湖理事長(55)=本名・小畑敏満=の後任に、理事の互選で武蔵川理事(60)=元横綱・三重ノ海=を選んだ。精密検査で大麻の陽性反応が確定した幕内の露鵬(28)=大嶽部屋=と、十両の白露山(26)=北の湖部屋=の兄弟力士は、いずれも解雇処分となった。露鵬の師匠、大嶽親方(40)=元関脇・貴闘力=は、委員から年寄へ降格処分を受けた。
■解雇された兄弟力士は相当にゴネているとの報道もありますが、ゴネるのが商売の弁護士を付けたのですから始末に負えないことになっても親方は自業自得。理事長から理事に降格した北の湖も、何を考えたのか理事長代行を立てて一時「休職」で切り抜けようとしたとか……。やっぱり理事長も大麻事件を小さな出来事だと思っている節がありますなあ。その前のリンチ殺人事件も、朝青龍のサボタージュも、北の湖にとっては理事長職を下りるほどの大問題ではなかったのでしょう。相撲協会は、実に気味の悪い組織に成長してしまったようですなあ。
■ドーピング検査をした医療機関よりも弟子の言い分を信じる理由は、力士と親方は親子同然だからだそうですが、「子は親の背を見て育つ」とも言いますぞ!親方衆が相撲を食い物にしている姿を右も左も分からない外国人力士に見せて脳裏に刷り込んでしまった結果が、殺人事件・巡業拒否・大麻吸引という不祥事の連鎖を生んだような気がしてなりません。日本人の入門志願者が激減しているのも、相撲協会の古い古い体質が原因なのでしょう。日本の若者に見棄てられ、その原因を考えもせず凶暴そうな外国人を世界の貧困地域から引っ張って来るというのは、絶望的に後ろ向きの考えでしょう。
解雇された両力士は2日、日本相撲協会の再発防止検討委員会(委員長・伊勢ノ海理事=元関脇・藤ノ川)による抜き打ち検査(簡易検査)で大麻の陽性反応を示して発覚。その際、検討委に事情を聴かれ、露鵬が「大麻は(6月の)ロサンゼルス巡業の時に、黒人シンガーから入手した」と告白していたことが、関係者の話で明らかになった。当初は両力士とも使用を否定し続けたが、検討委側から「師匠には報告しないから本当のことを言ってほしい」といわれ、露鵬が告白したという。
■「絶対に吸っていない」という潔白を主張した発言は、外国人力士ゆえの日本語能力が不足していて、正確には「日本国内では大麻を見たことも触ったこともないけれど米国では……」と意味だったようです。そんなプロの詐欺師みたいな言い訳を認めて弁護士まで引っ張り出した親方は社会的地位を失っても仕方がないのではないでしょうか?さらに精密検査の数値からは2日か3日前の吸引が示唆されているのですから、「6月のロス巡業」に話を限定するのも無理があります。
■もしも、ロサンゼルスで大量に買い込んで日本に持ち帰っていたのなら、もっと大きな密輸犯罪へと問題は拡大します。帰国後にも大麻を吸っていたと検査結果に表われているのですから、持ち帰っていないのなら日本の何処かで新たに入手したわけで、入手経路を調べればもっと大きな獲物が掛かるかも?掌を返したように突如として「解雇」処分を決めたのは協会側の勝手な都合で露骨なトカゲの尻尾切りではないのか?と、他の力士たちの検査結果も再確認したらエライことになると親方たちは怖れたのかも知れません。
8日は緊急理事会に先立つ再発防止検討委に、露鵬と白露山が一人ずつ呼ばれ、弁明の機会を与えられた。関係者によると、その際、両力士は改めて潔白を主張。ロス巡業で入手したとの告白も「覚えていない」「日本語が80%しかわからない」などと語った。
■流暢な日本語で「見た事もない」などと潔白を主張していたのに、本当は日本語がよく分からない?でも、「80%」も理解できるなら、今時の日本人よりは日本語が上手そうですなあ。本当に日本語が下手なら、記者会見での発言は一体、誰が仕込んだものだったのか?
緊急理事会ではまず、検討委の大西祥平委員(日本アンチ・ドーピング機構=JADA=専門委員)が、検査機関による精密検査の結果、露鵬は基準値の5倍、白露山は10倍も上回る数値が出たことなどを説明した。
しかし、北の湖理事長は「弟子の言葉を大事にしたい」と両力士を擁護。自らの進退については「事実が明らかになるまで1年間でも休養する。その間、(理事長)代行を置いてほしい」と要望し、留任の意向を示した。だが、席上、出席者から、露鵬による検討委での「告白」を知らされると、翻意して辞意を表明したという。……。
9月9日 毎日新聞
■最後まで、国際基準の検査結果より、日本語が苦手だという「弟子の言葉」を信じた理事長を戴く日本相撲協会だったようです。ルールや法律など守る気など無いかのようですなあ。組織にとって都合の良いことだけは「ごっつぁんです」と受け入れて、都合の悪いものは無視、次に否定、最後は「法的措置」に訴える。何度も取り沙汰されてはいつの間にやら下火になる「八百長」問題と同じ経路を辿った大麻問題でした。従って「八百長」も現役力士が告白しない限りは絶対に組織としては認めないし対処もしないのでしょうなあ。
日本相撲協会は8日に開いた緊急理事会で、ロシア出身力士の一連の大麻問題で辞任した北の湖理事長(55)=本名・小畑敏満=の後任に、理事の互選で武蔵川理事(60)=元横綱・三重ノ海=を選んだ。精密検査で大麻の陽性反応が確定した幕内の露鵬(28)=大嶽部屋=と、十両の白露山(26)=北の湖部屋=の兄弟力士は、いずれも解雇処分となった。露鵬の師匠、大嶽親方(40)=元関脇・貴闘力=は、委員から年寄へ降格処分を受けた。
■解雇された兄弟力士は相当にゴネているとの報道もありますが、ゴネるのが商売の弁護士を付けたのですから始末に負えないことになっても親方は自業自得。理事長から理事に降格した北の湖も、何を考えたのか理事長代行を立てて一時「休職」で切り抜けようとしたとか……。やっぱり理事長も大麻事件を小さな出来事だと思っている節がありますなあ。その前のリンチ殺人事件も、朝青龍のサボタージュも、北の湖にとっては理事長職を下りるほどの大問題ではなかったのでしょう。相撲協会は、実に気味の悪い組織に成長してしまったようですなあ。
■ドーピング検査をした医療機関よりも弟子の言い分を信じる理由は、力士と親方は親子同然だからだそうですが、「子は親の背を見て育つ」とも言いますぞ!親方衆が相撲を食い物にしている姿を右も左も分からない外国人力士に見せて脳裏に刷り込んでしまった結果が、殺人事件・巡業拒否・大麻吸引という不祥事の連鎖を生んだような気がしてなりません。日本人の入門志願者が激減しているのも、相撲協会の古い古い体質が原因なのでしょう。日本の若者に見棄てられ、その原因を考えもせず凶暴そうな外国人を世界の貧困地域から引っ張って来るというのは、絶望的に後ろ向きの考えでしょう。
解雇された両力士は2日、日本相撲協会の再発防止検討委員会(委員長・伊勢ノ海理事=元関脇・藤ノ川)による抜き打ち検査(簡易検査)で大麻の陽性反応を示して発覚。その際、検討委に事情を聴かれ、露鵬が「大麻は(6月の)ロサンゼルス巡業の時に、黒人シンガーから入手した」と告白していたことが、関係者の話で明らかになった。当初は両力士とも使用を否定し続けたが、検討委側から「師匠には報告しないから本当のことを言ってほしい」といわれ、露鵬が告白したという。
■「絶対に吸っていない」という潔白を主張した発言は、外国人力士ゆえの日本語能力が不足していて、正確には「日本国内では大麻を見たことも触ったこともないけれど米国では……」と意味だったようです。そんなプロの詐欺師みたいな言い訳を認めて弁護士まで引っ張り出した親方は社会的地位を失っても仕方がないのではないでしょうか?さらに精密検査の数値からは2日か3日前の吸引が示唆されているのですから、「6月のロス巡業」に話を限定するのも無理があります。
■もしも、ロサンゼルスで大量に買い込んで日本に持ち帰っていたのなら、もっと大きな密輸犯罪へと問題は拡大します。帰国後にも大麻を吸っていたと検査結果に表われているのですから、持ち帰っていないのなら日本の何処かで新たに入手したわけで、入手経路を調べればもっと大きな獲物が掛かるかも?掌を返したように突如として「解雇」処分を決めたのは協会側の勝手な都合で露骨なトカゲの尻尾切りではないのか?と、他の力士たちの検査結果も再確認したらエライことになると親方たちは怖れたのかも知れません。
8日は緊急理事会に先立つ再発防止検討委に、露鵬と白露山が一人ずつ呼ばれ、弁明の機会を与えられた。関係者によると、その際、両力士は改めて潔白を主張。ロス巡業で入手したとの告白も「覚えていない」「日本語が80%しかわからない」などと語った。
■流暢な日本語で「見た事もない」などと潔白を主張していたのに、本当は日本語がよく分からない?でも、「80%」も理解できるなら、今時の日本人よりは日本語が上手そうですなあ。本当に日本語が下手なら、記者会見での発言は一体、誰が仕込んだものだったのか?
緊急理事会ではまず、検討委の大西祥平委員(日本アンチ・ドーピング機構=JADA=専門委員)が、検査機関による精密検査の結果、露鵬は基準値の5倍、白露山は10倍も上回る数値が出たことなどを説明した。
しかし、北の湖理事長は「弟子の言葉を大事にしたい」と両力士を擁護。自らの進退については「事実が明らかになるまで1年間でも休養する。その間、(理事長)代行を置いてほしい」と要望し、留任の意向を示した。だが、席上、出席者から、露鵬による検討委での「告白」を知らされると、翻意して辞意を表明したという。……。
9月9日 毎日新聞
■最後まで、国際基準の検査結果より、日本語が苦手だという「弟子の言葉」を信じた理事長を戴く日本相撲協会だったようです。ルールや法律など守る気など無いかのようですなあ。組織にとって都合の良いことだけは「ごっつぁんです」と受け入れて、都合の悪いものは無視、次に否定、最後は「法的措置」に訴える。何度も取り沙汰されてはいつの間にやら下火になる「八百長」問題と同じ経路を辿った大麻問題でした。従って「八百長」も現役力士が告白しない限りは絶対に組織としては認めないし対処もしないのでしょうなあ。