寄り道 まわり道 遠くへ行く道

新しいことを見つけるって楽しい!

卒論発表会です!

2011年02月15日 | 仕事・研究
いよいよ卒論発表会がやってきました。今年は人数が多いので二日に分けて。今日は一日目、うちの研究室は2名が終了。あとは明日もう一人出番があります。今年のテーマは糖尿病、加齢、DHAと多岐にわたっています。明日もいい発表ができますように。

さて私は今年もずっと質問に立っていましたが、せっかく1年半かけて取り組む卒論、やっぱりもっと成果にこだわってほしいと思っています。「参加することに意義がある」じゃなくて、どうせならほんとに意味があることやってほしいんですね。各自、テーマはみな素晴らしいので、アプローチをもっともっと吟味してほしいと思います。仮説を立て、どのようにしたら検証できるのか、もっとじっくり考えてから走り始めてほしいです。

ところで、私が獣医学科の学生だった時は、4年+修士2年の6年制だったにもかかわらず卒論がなく、わたしは修論しか経験していません。でもその修論が、おそらく今の私の学生がやってる卒論にも劣る内容ではなかったかと思います。残念なことですが、あの頃わたしはまったくアカデミックなトレーニングを受けていませんでした。私の所属していた研究室ではゼミもなく、実験は先生ではなく先輩に教えてもらい、論文の読み方も全部先輩に教えてもらって修論を書きました。先輩も同級生もとびきりよくできる人たちばかりでしたから、私は何とか一応研究のいろはを覚えられましたが、今から思ってもあきれかえるほどなにも知りませんでした。

でも、わたしは恵まれていて、卒業後阪大やアメリカでトレーニングを受け、仕事の基盤が築かれました。それを学生たちにも還元しているわけです。だからきっと皆厳しくされてしんどいと思います。でも、必ず成果はついてきます。私はとことん考えて卒論に取り組んでいるからです。わたしは、うちの学生は学生時代の私より恵まれていると思います。

ところで私は明日朝3時半には起きなきゃなりません。5時には家を出るからです。
というわけで今日はもう寝ます!

(写真は、発表会場に向かう前の4年生。3人とも、今、最高の仕上がりです。)
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大学院の発表会終了。

2011年02月14日 | 仕事・研究
本日、研究科の発表会が無事終了しました。
明日はいよいよ学部の卒論発表会。

というわけで忙しいので今日はこれにて。
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できるようになる、よろこびを共有

2011年02月13日 | その他もろもろ
金曜日、子どものスキー教室のスタッフとしてスプリングバレーに行きました。わたしは相変わらず足が痛いので、スキーはまだできません。このスキー教室には次男が行きたいといっていたので、わたしは運転手兼荷物番で参加のつもりでしたが、次男がいかないことになったので、「それなら私も休ませてもらおうかなあ。生理学の採点、4年生の卒論発表の練習、やることいっぱいあるし」と思って引率のリーダーさんに電話をしました。が、運転手が足りないと先に言われてしまい、じゃあ次男行かないけど私だけ行くか、ということにしたのです。

で、運転手としてワカモノ3名を乗せて泉ヶ岳に行きましたら、現地ではAくんという男の子につくことになりました。Aくんは自閉症で、発語はほとんどありません。でも周りの状況はよく理解できる。それで、レンタル3点セットを借りて靴をはかせ、板をはかせて、山の上り方、ハの字ですべること、とまるときは、などを教えて何度もゆるやかな坂をのぼらせておりる、を繰り返し、つづいてキッズゲレンデでベルトコンベアみたいなのにのって上がって、すべっておりて、を繰り返すという一日を過ごしました。Aくんは高校2年生。身長は高くないけど、体は年齢なりに大きいわけですから、ころんだのを抱き起したり、止まらないのを制止したりするために走って追いかけたり、最初はそれはもう大変だったのですが、でも1~2時間くらいですっかり板の感覚がわかって、あとはひたすら自分で上がって滑って降りてと繰り返してくれ、わたしはそれを見てるだけでした。本当にうれしそうに楽しそうにひたすら滑って、わたしもとてもうれしく思いました。足が痛くなくて、自分も滑れる状況だったら、もしかしたら「わたしだって滑りたいのに」と思ったかもしれない。でも、一日ゆっくりAくんのために全部の時間を使ったことは、とてもよい経験でした。Aくんはキッズゲレンデの横のちょっと傾斜のある斜面も「がんばっていってみたら?」と勧めたらすぐ行ってみて、ちゃんところばず降りてきて、満面の笑みでした。「やった~~」って言葉はまったくでないけど、達成感があふれ出てました。

しかしそんなにがんばって足大丈夫だったの?とあとで数人の方に聞かれましたが、ええ、やっぱりだめでした。すっかりまた痛くなってしまい、昨日は数週間前の状態にまたもどったみたいで、激痛に。またやり直しですね。

でもその足よりなにより生理学の採点とモーニングセミナーのしゃべりのメモづくり、これどうしても明日までにやらなくちゃ!今日はまだまだ寝れません、、、。



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英語ゼミ用教材~Basic Immunology

2011年02月12日 | 仕事・研究
4年生も卒論発表が終わればいよいよ研究室生活も終了。今度は3年生の出番です。わたしはこうして毎年エンドレスに学生支援の働きを続けていくわけですが、先日、3年生の英語教材にBasic Immunologyという本を買ってみました。この本ね、student consultって、オンラインでいろいろプラスアルファの資料(動画など)をゲットできるんですよ。スライドにも落とせるし、授業にも役に立ちそう。

Basic Immunology Updated Edition: Functions and Disorders of the Immune System With STUDENT CONSULT Online Access
クリエーター情報なし
Saunders


英語「の」勉強、じゃなくて英語「で」勉強、ってことをやろうというのが目的で、科学論文を読みだす前に教科書的な文章を読みたいなあと思って、昨年はImmunologyを使ったんですが、今年はもっと基本的なのがいいかなあと思って探してたんですね。

Immunology
クリエーター情報なし
Mosby


英語力が全然ないようだったら、アメリカの高校生が使うような教科書もいいかもしれません。内容がだいたいわかってるような文章を英語で読むというのがいいわけです。薄い本、というのもポイント。Cellとかワトソンだと厚すぎて持ち運べないから機動性に欠けるんですよねえ。

さて今日は4年生の発表の練習や2,3年生の成績などあれこれやってましたが、どうせ全部は終わらないのでもう帰ります。続きは家で晩御飯作りながらやることにして、まずは道が凍る前に買い物に行かなくちゃ!

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最先端・次世代のニュースに驚き

2011年02月11日 | 仕事・研究
今、最先端・次世代研究開発プログラム採択のニュースを見たらなんと!
大阪府立公衆衛生研究所時代の先輩、上口美弥子さんの名前が!

すごいすごいすごい~~なんてすばらしいニュース!!

美弥子さん、ご主人の仕事の関係で名古屋に移られてキャリア中断したり、常勤なくて苦労したり、ここには書けないけどものすごく紆余曲折がいろいろあって、でもこんなにビッグな研究費に採択されたんですね!

なんてうれしいの。
お祝い言いに名古屋まで駆けつけたいくらいです!

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建夫先生最終講義

2011年02月10日 | 仕事・研究
今日は、鈴木建夫先生の最終講義でした。
学部の顔であった先生が定年退職されるということで、大勢の卒業生や関係者がつめかけ、会場は超満員でした。わたしは後ろの方でやっと席を見つけてすべりこんだ次第で、たいした写真も撮れず。

思えば、赴任して最初に「食品関係の研究ってどっから手をつけたらいいんだろ?」と思い悩んでいた私に、『食品免疫』の研究のヒントを与えてくれたのが建夫先生でした。先生の「そば」の講演を聞いて「これだ~」と思い、学部開設のなんにもそろわない時期、ポリフェノールの研究を始めました。結局その仕事はあんまり大きな成果にはつながらなかったけど、その後の仕事の足がかりになりました。

うちの学部ができてこの春で丸6年。だんだん先生方も入れ替わってきました。本当の勝負は、これからでしょうね。
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就職活動について考える

2011年02月09日 | 大学でのひとこま
3年生が就職活動中です。
どこの大学でも、最近はキャリア教育が重要視されていて、うちの大学でも各教員は研究室学生の就職活動支援を期待されます。私は毎年エントリーシートの添削もやりますし、面接の練習もしますし、就職活動に役立ちそうな本の紹介もします。キャリア講座でしゃべることもあります。でも、基本的には本人の取り組み次第だなと思っています。

まず、自分についてよく考えてみる必要があります。そのとき、一人でじっくりやることはもちろん大事ですが、ずうっと一人でやっててもだめです。同級生の友人だけでも足りない。世代の違う人に客観的な意見をもらうこと。

自分の引き出しを増やす作業は3年生になってからではホントは遅すぎます。
本も読まないわ、体験も乏しいわでは、話になりません。
自分が何が好きなのか、何が「できる」のか(何がやりたいか、ではない。)、自分の言葉で表現できますか?

また、「内定をもらうまでは就職活動に専念」っていうのも、私は賛成しません。
たしかに研究室の仕事をやりながらっていうのは大変ですが、そこで自分の力がついてくるのですから、がんばってほしいです。大人になったら、なにか一つのことに集中していいという状態は、普通ないんですよね。試験前に勉強だけしていればいい、みたいなのは子ども時代だけです。

最短距離で走っていこうとしないで。
回り道のようでも、胆力をつけていくことを考えましょう。
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卒論発表会の準備中!

2011年02月08日 | 仕事・研究
卒論提出は終わったのですが、今度は発表会の準備です。昨日も今日も4年生の発表内容と格闘しています。明日あたり、少し形になってくるかなと思っているところです。発表時間は8分しかありませんから、その中に自分の言いたいことをぎゅっとつめます。詰め込み過ぎてもだめですし、説明を省き過ぎてもわかりません。学会じゃないので、聴衆はまるで専門外の人ばかりです。卒論発表は一人ひとりの4年生にとっては最後の晴れ舞台。だからスライドはただ直せばいいってものじゃなくて、学生の個性がきちんと出せるような形に仕上げなければなりません。とっても大変です。でも発表会を本当に楽しみに頑張っています。

今、わたしは自分のプレゼンテーションも準備中で、そっちの締め切りは明日。今日は本当はそれを仕上げたかったのですが、全然時間がありませんでした。生理学の試験も明日なので、2,3年生が入れ替わり立ち替わりやってきて、質問に答えたりしていて、あっという間に7時になってしまいました。今日はもう持ち帰ってあとは家でやることにします。

もうひとつ抱えているのは、小中学生の理科支援の企画書作成。
これはじっくり考えなきゃならないのですが、これまたその時間なし。
今日は子どもたちが小学生3年生から6年生までの間に使った理科の教科書を、参考にしようと持ってきたのですが、、、。

このように忙しいのは忙しいのですが、今わたしは論文のリバイスなどが一段落し、出張もしばらくなく、落ち着いてさまざまなissueを考えることができるときなので、この時を大事にしよう(したい)、と思っています。4年生の卒論も最終的にもっと精度を高めて完成させ、この年度をきちんとまとめて、新しい春を迎えたいものです。
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最先端・次世代がようやく決定?

2011年02月07日 | 仕事・研究
ニュースによれば、最先端・次世代の採択者がようやく決定されたようです!もめにもめた研究費ですが、いったいどんな人たちが、そしてどんなテーマが選ばれたのか大変興味あるところです。4分の1は女性とのこと。

ニュースを見てさっそく学振のサイトを見ましたが、まだ具体的な内容はアップされていませんでした。
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今日は大学院入試でした。

2011年02月05日 | 仕事・研究
本日、研究科の入試でした。
さっき無事終わり、研究室に戻ったところです。

プレゼンテーション作成の続きをやってましたが、この間アクセプトになった論文のゲラが来て、急いで返さなきゃならないので、これから郵便局へ行ってきます。速達でやってきたらしいのですが、私が自分のメールボックスにそれを発見したのが昨夜。48時間以内に返送せよと書いてあるのですが、、、えーと。もう週末なんで普通の郵便局は閉まってるんですけど。まあでも今日返しておいた方がよさそうです。メールボックスに、いったいいつ入ってたのがわかりませんからねえ(速達なら来たよと一言連絡がほしかった、、、)。土曜日に開いている郵便局に行かなくっちゃ。

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