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2011年02月13日 | その他もろもろ
金曜日、子どものスキー教室のスタッフとしてスプリングバレーに行きました。わたしは相変わらず足が痛いので、スキーはまだできません。このスキー教室には次男が行きたいといっていたので、わたしは運転手兼荷物番で参加のつもりでしたが、次男がいかないことになったので、「それなら私も休ませてもらおうかなあ。生理学の採点、4年生の卒論発表の練習、やることいっぱいあるし」と思って引率のリーダーさんに電話をしました。が、運転手が足りないと先に言われてしまい、じゃあ次男行かないけど私だけ行くか、ということにしたのです。

で、運転手としてワカモノ3名を乗せて泉ヶ岳に行きましたら、現地ではAくんという男の子につくことになりました。Aくんは自閉症で、発語はほとんどありません。でも周りの状況はよく理解できる。それで、レンタル3点セットを借りて靴をはかせ、板をはかせて、山の上り方、ハの字ですべること、とまるときは、などを教えて何度もゆるやかな坂をのぼらせておりる、を繰り返し、つづいてキッズゲレンデでベルトコンベアみたいなのにのって上がって、すべっておりて、を繰り返すという一日を過ごしました。Aくんは高校2年生。身長は高くないけど、体は年齢なりに大きいわけですから、ころんだのを抱き起したり、止まらないのを制止したりするために走って追いかけたり、最初はそれはもう大変だったのですが、でも1~2時間くらいですっかり板の感覚がわかって、あとはひたすら自分で上がって滑って降りてと繰り返してくれ、わたしはそれを見てるだけでした。本当にうれしそうに楽しそうにひたすら滑って、わたしもとてもうれしく思いました。足が痛くなくて、自分も滑れる状況だったら、もしかしたら「わたしだって滑りたいのに」と思ったかもしれない。でも、一日ゆっくりAくんのために全部の時間を使ったことは、とてもよい経験でした。Aくんはキッズゲレンデの横のちょっと傾斜のある斜面も「がんばっていってみたら?」と勧めたらすぐ行ってみて、ちゃんところばず降りてきて、満面の笑みでした。「やった~~」って言葉はまったくでないけど、達成感があふれ出てました。

しかしそんなにがんばって足大丈夫だったの?とあとで数人の方に聞かれましたが、ええ、やっぱりだめでした。すっかりまた痛くなってしまい、昨日は数週間前の状態にまたもどったみたいで、激痛に。またやり直しですね。

でもその足よりなにより生理学の採点とモーニングセミナーのしゃべりのメモづくり、これどうしても明日までにやらなくちゃ!今日はまだまだ寝れません、、、。



コメント (2)
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