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獣医さんたち

2011年02月23日 | 仕事・研究
この間、共済の獣医さんとお話しさせていただいたのですが、卒業して間もないA先生はこれから少し臨床系で研究もしてみようという女性。彼女を連れてこられた上司の女性、もまた獣医さん。取り組んでおられるテーマは乳牛の血乳で、酸化ストレスやらなにやらが関係していそう、という話。

わたしも免疫応答と酸化ストレスってなテーマを持ってるので、多少役に立つこともあるのかなあと思いながら、しかしすぐに「それならこうでああで」というほど接点もなく、ちょっと勉強してみますね、と言って会合は終わったんですが、臨床の先生との交流はいろいろな意味で大変重要なので、今後きちんとした仕事にしていきたいものだと思っています。

さて、今日は今日とてまた別の獣医さんとお話しました。
今日の獣医さんは仙台市の衛生関係の獣医さん。うちの学生の保護者さんでもあります。
今日のお話はなかなか深くて、獣医師の社会的役割とは?ということを考えさせられました。あんまり具体的なことはここに書けませんが、獣医というのはちょっとデパートメントストア的な職種(何でも屋ともいう)で、かなり広い分野にかかわれる人材なわけなんです。もっともっと社会に貢献できる職種といってもいいでしょう。

臨床は臨床でとても大事。しかしそれに加え、行政でも理科教育の現場でも環境保護といった面でも活躍の場がある。
広い視野で広い知識を身に着けて、分野横断的に大きなビジョンを描けるのが獣医師のよいところだと思います。私自身も最初の仕事が行政の公衆衛生関係だったので、そういう多角的視野が大事なのよくわかります。そういう経験を得て研究の分野に特化してきたことも自分にとってとてもよかったと思っています。

いろんな分野で獣医さんたちが活躍してくれるといいなと思います。
コメント
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