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厳しい環境に引っ張り上げられる自分~内田篤人(朝日新聞)

2011年02月02日 | その他もろもろ
朝日新聞に内田篤人選手(ドイツ・シャルケ)のコラムがあります。
昨日の記事は学生にも読んでもらいたいと思いました。

以下、ほんの一部を引用です。

「ドイツに渡って半年。厳しい環境に引っ張り上げられる自分がいると感じる。日本でプレーしていた頃の自分は、もっと頑張れたし、もっと無理できたのだなと気付く。」(朝日新聞2月1日)

自分の能力を高めたいというのは人間の本能的な欲求です。どんな人もなにかを達成して今までいたところより一段上がった時に大きな喜びを感じます。20代の前半はその伸びが著しい時だと私は思います。もちろんもっと年齢が上がっても、人間は伸びていける生き物。でも若い時のその伸び方には中年~壮年~老年期の人間はかないません。だからこそ、そのかけがえのない時期に「厳しい」切磋琢磨を経験してもらいたいと私は願っています。

「頑張りすぎなくていい。自分をほめてあげよう。」というのはもう充分頑張っている人への言葉。
実は頑張ってると思いこんでるだけで、まだまだ伸びシロのある人がいます。

私はいつも可能性の塊をもった世代の人たちのそばにいて、「厳しい環境」を作る側にいます。そうして力を引き出したいと願っています。私はアメリカで困難と試練の連続の中で自分の能力が伸ばされてきたと感じています。内田選手のように、新しい世界が広がりました。最初は見えなかったものが見えるようになりました。でももし現状維持でいたら、元いた場所にとどまっていた可能性が高いです。元いた場所で同じ高さを維持しているつもりで、世界においていかれて相対的に低く低く推移していたかもしれません。

この間のアジアカップ、本当におもしろかったし、励まされましたね。
厳しい環境がチームの力を伸ばしました。
大学は試験期間に入りました。私の試験の準備はきっと相当大変だろうと思います。でも私も大学の時、容赦ない先生の厳しい試験のおかげで、定着する本当の知識を身につけました。徹底的にとことん勉強したことは、後になっても失われませんでした。

試験勉強の合間に、図書館で、朝日新聞のコラムぜひ見てほしいなと思います。
コメント
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