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出前授業で解剖実習を行いました。

2008年12月07日 | 仕事・研究
昨日、宮城野高校の【土曜ゼミナール】に呼んで頂き、1,2年生の受講者22名と豚の臓器(子宮と腎臓)の解剖を行いました。解剖の前に説明というか講義もしないわけにはいかないので、ちょっと詰め込みになりましたが、みなさん熱心に聞き、また観察してくれました。

豚は産仔数が多いので、子宮角が長いです。また、子宮頚管がらせん状であるという特徴があります。豚に限らず、卵巣と卵管の間には物理的に距離がありますが、そのことも実際に見ればまさに一目瞭然です。

腎臓では、組織切片も観察してもらいました。
教科書には必ず載っている腎小体も、けして模式図どおりには見えないことを、知ってもらえたと思います。きちんと観察できた人は、細胞の形の違いもよく見えたはず。

毎年高等学校に出かける出前授業がありますが、解剖実習を行ったのは初めてです。生徒さんにとって有意義な時間であったならよかったなと思います。
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