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これから社会に出る人にお薦めする本

2008年12月24日 | レビュー
今年後半はいわゆるビジネス本、自己啓発本をけっこう読んでみたんですが、あんまり今の自分にすぐ役に立つという本はありませんでした。ただ、これから社会に出る人たちには、おいおい読んでもらうとよいかもしれないなあと思った本があります。そうそう、帯に「勝間和代氏推薦!!」とありました。

スマイルズの「自助論」です。

本当に基本的なことが書かれているのですが、こんな具合です。

「学校教育は、真の教育のほんの手始めにすぎず、精神を鍛え勉強の習慣をつけるという意味でのみ価値がある。」p197

「われわれは成功ではなく失敗からむしろ多くの知恵を学ぶ。『何を行うべきか』に気づくのは、『何を行ってはいけないか』を悟るときだ。過ちを犯さなければ、いつまでたってもそこに気づくことはない。」p223

「立派な人格は人間の最良の特性である。人格者は社会の良心であり、同時に国家の原動力となる。」「国家の力、産業、文明ーこれらの盛衰は国民一人一人の人間性にかかっているといえよう」p262

勤勉を勧める書なんですよ。
読んで窮屈に感じる人があるかもしれませんが、これから社会人になる人にはお勧めします。確かにヒントになることがあると思います。実はこの本、原著は140年も前に書かれていて、明治の志士たちがこぞって読んだということです。新しい世の中を作る意欲に燃えた若い先達がこの本によって志を新たにしたというわけです。






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