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本に出会う

2009年12月15日 | 日々の暮らしを楽しく
私は本を読むのが好きなので、ここにもときどきレビューを書いています。今はネットで検索し、注文もできるので、良い本に巡り合う機会が増えました。もちろん本屋も大好きです。ネット書店とは全然違う魅力があります。

私は本を読むと題名と著者名だけ、記録につけています。私の手帳はシステム手帳で、毎年カレンダー部分は入れ替えますが、記録の部分は毎年繰り越していきます。(本以外に、レシピやおいしかったワインの銘柄の記録などもあります。)今年は、これまでに40冊ほどを読みました。数は、そう多くないですね。仕事で専門書や論文を読むので、いわゆる普通の本はこのくらいしか読めません。

でも、今年は最後に来てすごくいい本に巡り合いました。まだ読み終わっていないので詳しく書きませんが、日野原重明先生の、子どもの成長と心についての本です。「齢を重ねた子の自分の存在が、未来を生きる人のためにこそあるのだと強く思わされる今、子どもたちを育てるために、何が大切なのかを、子どもにも大人にも伝えなくてはならないと感じています。」と、帯に印刷されています。

世の中に本はたくさんあるけれど、効率と成功と要領だけを説く本は心に残りません。魂が声をあげてしまうような本、自分を変えようと突き動かされる本に出会うと、本当に「よかった」と思います。日野原先生のように、明治から日本を見てきた方、いずれは私たちはそういう年代の方を失ってしまうわけですが、幸いにも今はまだ直接お話しを聞く機会もあり、また今後も著書は残りますから、本当にありがたいことだと思います。

この間新聞を読んでいたら、オリンピックでメダルをとった陸上の朝原宣治さんが、「今の自分の知識や思考をもって、あと10年体が若かったら、と思う。しかし自分は陸上でやれることは全部やった。」というようなことをコメントされ、子どもたちの指導をされる様子が載っていました。朝原さんの経験は子どもたちに受け継がれていくのでしょう。そういった先達のたどってきた道を、いながらにして享受できるのが「本」だと思います。ビジネスやスポーツも当然そうでしょうが、なによりも自分の生き方を変えてくれる本に出会えたら幸せですね。

日野原先生の本のことは、全部読んでから、また書くことにします。
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