心に蓋をして前を向いて生きて行こう

2024年03月31日 | 家族
今日の日がようやく来たというか、やっと来たというか。
Cちゃんが進学のため、Cちゃんパパと早朝出かけて行きました。
空には半月の月がきれいに輝いていました。
その車を見送りながら、よくここまでやってこれたと自分を褒めました。

10年前、急に発病した娘とCちゃんを家に連れ帰って、70日間の闘病の後娘は召されました。
それからの半年、Cちゃんパパが転勤して一緒に暮らせるようになるまでが、みんなが一番辛かった時。
娘の後を追うように義父も亡くなり、私は看護疲れと心労で発病。
病名が分からないまま、奈落の底に引きずこまれるようだった。

幸い病名がわかり、薬でコントロールできて今がある。

あの怒涛のような日のことが、ここ2~3日寝ていても思い出される。

娘の付き添いの夜、病院のラウンジで我が身に替えて娘を助けてと祈った。
その口も乾かないうちに、9歳の孫娘のために、なんとか10年は生かして欲しいと祈った。
病床の娘に、必ず治るからと嘘を付いて励ました日々の辛さ、強い鎮痛剤で目を覚ませなくなった娘に、Cちゃんは私が育てるからと約束。その時娘の両目から涙がこぼれた。
耳だけは最期まで聞こえている。
Cちゃんの「ママ死んじゃあイヤだ―」の声が病棟に響いた。

それらの日々を思うと、自分が壊れそう。
友人が「誰でもひとつや二つ辛いものを持っている。だから考えてはいけない」と。
だから自分の心に蓋をした。
前を見て生きていくしかないから。

Cちゃんとつるし雛が私を救ってくれた。

Cちゃんが家を離れる日が近づくにつれて、その心の蓋が開きそうになる。

Cちゃんが立派に成長してくれたことが何よりもうれしい。

とりあえず私の手元から飛び立っていった。
娘の育て直しをしたみたい。

これからは自分の人生を生きよう。
心に蓋をして前を向いて生きて行こう。
読みいただきありがとうございました。

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18 コメント

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涙涙涙・・・ (うばゆり3)
2024-03-31 16:01:50
こんにちは。

お話は以前お聞きしてはおりましたが、
よくここまで耐えて、Cちゃんを立派に育てられたと心より思います。

>誰でもひとつや二つ辛いものを持っている。

確かにそうです。しかしです!!
親より先に子に逝かれた辛さは尋常な苦しみではありません。
よく乗り越えられたと思います(涙)

ですので、辛かった心に蓋をしなくていいと思います。
辛いものは辛い!辛いんです。苦しいんです・・・
ブログでなくも、信頼できる方にはお話して、思いっきり受け止めていただいてもいいと思います。

私は体験は違いますが辛い体験はもちろんあります。ブログには書きませんが。。。
それは心に蓋をしているわけではなく、そういうところから抜け出せたのかな。

>これからは自分の人生を生きよう。

そうです!そうです!応援してます°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°Cちゃんにもね(*^^*)
返信する
本当に・・・ (よう)
2024-03-31 18:54:17
想像を絶する日々を過ごされていたんだろうなと 思っておりました。
追われるようにいろいろ働かれるのも そういう思いにふたをして
時間を過ごしてこられるとき 身についたのでしょうか。
Cちゃんは立派に育って 手元からちょっと遠くへ巣立っていかれたかもしれませんが
心は繋がっています。

おおきなお役目を無事こなされてほっと安堵し 自分自身の時間に一区切りつけるのが
いちばん怖い といつも考えています。
それは わたしが 病気になったときに学んだことでした。

これからは 一日の組み立てが変わっても 揺るがず 淡々と生きてください。 
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応援してます (holidaymatagi)
2024-03-31 19:14:24
 とうとうチーちゃんともお別れか。
 私は、ブログ上で、ここ数年しか読ませて貰っていないけれど、美恵子さんとチーちゃんの絆は、一番の関心事だったかもしれません。
 寂しくなるね。
 でも、この絆が細くなったり切れたりすることは、決してないと思います。
 離れても、今までと違う形で支えてあげてくださいね。
 美恵子さんとチーちゃんの幸せを祈っています。
返信する
おつかれさまでした (3人娘の母)
2024-03-31 19:39:51
それぞれに春が来たですね!
お疲れ様でした
ほんとうにお疲れ様でした
こんな一言では収まりきらない毎日があったのは想像できますが、それでもおつかれさまでした。

私が病に苦しんだ日々も、ある人から「貴女は選ばれし人だ!その苦悩に耐えられる人しか神様は選ばないよ」と言われたことを覚えています。そう、選ばれし人なんです。(言葉にしてしまうと軽いですね
返信する
Unknown (ミーばあちゃん)
2024-03-31 21:11:28
おめでとう御座います

又お疲れ様でした。

孫ちゃんの旅立ち、少し寂しいですが
恵美子さんの立派な子育てが優しいCちゃんに育っているのですね。

これからはご自身のことで動いてください
お姑もお元気でいらっしゃる
今ですよ
ご自分のしたい事楽しんでください
返信する
美恵子さんこんばんは (ガーベラ)
2024-03-31 22:08:07
C子ちゃんを育てられた経緯を知らずにフォローさせて頂きましたが
美恵子さんの元から無事飛び立たれたC子ちゃん。
お母さん代わりを立派に果たされましたね。
そうは言っても故郷は美恵子さんの懐かも知れません。

遺された人生大いに愉しみましょうね。
返信する
おはようございます (かこ)
2024-04-01 07:11:49
読ませていただきました
辛かったですね、大変でしたね
私も娘が、下の孫を妊娠9ヶ月で、肝機能が悪化
先生から、お腹の子は助かっても、娘さんは
95%ダメです・・と、言われ大学病院に搬送
そこで緊急帝王切開で無事孫は生まれ、娘も
何とか助かりましたが、あの時の事を思い出しては
まだ震えが来ます
美恵子さん、これから自分のために生きて下さいね
私も今はそんな感じで毎日を過ごしてます♪
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うばゆり3さん (美恵子)
2024-04-01 10:01:02
おはようございます。
本当にありがとうございます。

心に蓋をして、自分が壊れないようにしてきました。
いまでもその蓋が外れかかると、まだ心が壊れそうになります。
それでも日薬りですね。

孫娘が卒業して結婚して、子どもを産む時のお世話をしたいと次の目標設定もしました。
私に考えるなといった友人は、若い日に妹さんを亡くされていました。その痛みを知っているから私に言ってくれたのだと思います。時々蓋が空きそうな時、考えるな考えるなと呪文を唱えています。
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ようさん (美恵子)
2024-04-01 10:04:59
一区切りついてホッとする時が怖いといいますよね。
人間は期限を切って生きていると、その期限が過ぎた時に死ぬと、何かで読みました。

それでもこの日までこの日までと思ってきました。
やっと娘との約束がはたせたと思っています。

これからは、また別の生きがいを見つけていきます。
返信する
holidaymatagiさん (美恵子)
2024-04-01 10:11:00
いつも朝6時にアップされるのを楽しみにさせていただいています。
アップされる料理の数々が多くて、私が作るのが間にあいません(笑)
いつもありがとうございます。
孫娘にあなたの実家はここと言ってあります。
いつでも帰ってきていいのだよと。
娘の育て直しをした10年間だったと思います。
反抗期もなくわがままも言わず、本人が一番承知していたのだろうと思います。
本当にありがとうございました。
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