命を守る住まいづくりを。

2007年09月03日 | 住まいづくり
今後30年以内にマグニチュード7クラスの地震が起こる確実(出展:地震調査研究推進本部 平成19年1月1日基準)
 名称      地震の規模  確実
 三陸沖北部地震 7.1~7.6   90%程度
 宮城県沖地震   7.5前後  99%
 南関東地震   6.7~7.2   70%程度
 東海地震    8.0程度   87%(参考値)
 東南海地震   8.1前後   60~70%
 南海地震    8.4前後   50%程度

地盤が良いと言われている場所に住んでいる私は、この表を見るまでこんなに多くの地震発生が危惧されているということを知らなかった。

 この夏ラジオの「夏休みの子供たちの質問に答える」コーナーで、マグニチュードが1上がると言うことは、その威力が30倍になるということを知ったばかりであった。

 「ナイスビジネスリポート」で耐震化促進は住宅に携わるものの使命「命を守る住まいづくり」をと地震対策への取り込みについて提案している。

 最近の新潟県中越沖地震で倒壊した古い住宅は、土台や柱などの構造部分が腐朽やシロアリ食害により損傷を受けていることが多く、耐震基準の違いに加えて住宅そのものの老朽化が決定的要因になっているケースも多く見かけたとのこと。

 これは安易にリフォームをする前に構造部分の耐震性をみきわめなければならないということだ。(美恵子)

 核家族が増え、親世代はリフームでという傾向が多くなってきている。
まさしく家の更新ができないと言うことだ。(美恵子)

 行政においても、耐震改修の促進事業に力をいれていますが、根本的な解決にはなりません。(美恵子)

 レポートは続きます。
建築基準法は過去に遡って規制することはないので、現行の耐震基準に合致しない「既存不適格住宅」が数多く存在し、これが放置されているのが現状。今回被害を受けたのは「既存不適格住宅」が中心で、現行の耐震基準により建てられたと見られる新しい住宅はほとんど被害を受けていない。やはり一番の地震対策は、現行の耐震基準での「建て替え」がいいのではと結んでいる。

 耐震改修を本格的にするとなれば、その金額は半端ではない。そしてそれが完全だと言い切れはしないだろうから。「住まいは命を守るもの」であるならば。

 中古住宅を購入して、リフームをして売り出している広告がしきりに入るが、見た目だけでなくその構造にも着眼しなければなるまい。見た目だけでは絶対分らないのが住宅であるといっても過言ではないから。
                          美恵子
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