城山三郎著 価格破壊

2012年03月28日 | 読書
 尊敬している方のブログで「城山三郎」さんの「価格破壊」を時たま読み返しているというくだりを見て、急によんでみたくなった。

 10年ほど前この方の企業小説にのめりコン打ことがあったが、「価格破壊」の記憶はなかった。

 価格破壊と言う言葉を良く聞くようになったのはいつ頃からだっただろう。

 城山さんの「価格破壊」は最近ではなくそれ以前の価格破壊を扱ったもののような気がする。
その昔、化粧品や電化製品は値崩れしないような仕組があった。それに風穴をあけた時代の価格破壊が舞台。

 それはそれなりのインパクトがあり、商売をしている人ならば、価格というものの原点を考えさせられる内容である。

 しかし昨今の価格破壊はそこから派生しているが、もっと強烈である。すなわち価格破壊が日本国内の雇用の場をなくしているからである。

 賃金が上がらなくても、物が安くなっているから暮らせると、まことしやかに聞いたこともあったけど・・・・最近の若者の就職難にはそんなこと言っていられない緊迫感がただよう。

 就職できないから、結婚もできない、、何より非正規の仕事では世の中の消費を引っ張っていけない・・・・まるで悪循環だ。

 先日お客様と電話で話していたら、3番目が大学へ行くのでお引越しだという。まあ一安心ですね、とお祝いを申し上げたら、就職までは気が抜けないとお話された。

 その言葉が重かったので、上の皆さんはとうかがえば、長子はアルバイト、次はこの春から4年生。

 思わず大変な年ですね、と。

 昭和50年・・・いまから30年も前に書かれた小説・・・・いうなれば日本中がよき時代を謳歌していた時代・・・・49年のあのオイルショツクは一つの曲がり角だったといえるだろう。

                  依田美恵子

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