友人の終活のお手伝い

2023年02月03日 | 日々のこと

寒いけれど風がないから、身体を動かすにはいい天気が続き、昨日一昨日と午後3時間ずつ、友人の義親の空き家の片付けのお手伝いに行っていました。

頼まれたのではなく、押しかけ(笑)

10年前にご子息がそこに住むことになった時、キッチンと居間と2階の一部の片付けのお手伝いをして以来のこと。

時々様子を見ていたけれど、全体の片付けが全然進んでいないのが気になっていて。

ついこの間、水道が凍結して破裂したのを見に行った時、少し片づけ始めてしまったのです。

そして翌日から半ば強引に。

あなたこれ片づければ人生感変わるわよ、と叱咤激励。

まず離れの入口付近から。

2日目はそのキッチンとキッチン納戸。

有るのね~。

友人が嫁いだ頃は4世代で暮していたけれど、それ以前からのお宝がいっぱい。

なにせお道具が多い。

引き出物の山。

これを収納するために、スチールの上部なラツクを何本も入れているのね。

 

20年前かな、お客様がこの引き出物を収納するために増築したいと高齢の方から依頼をうけたことがあって、現地調査に伺いました。

その引き出物は昭和40年前後の物も結構あって、そのころプラスチックが出始めて、お椀にお重にすし桶にというような、あっても1セット5客あれば事足りるものが、5つも10も。

20年前はまだ人寄せ用に何十個も用意しておく時代だったからね。

それでも申し上げました。

増築すれば3百万円位かかります、この中身を処分なされて、増築を止めてそのお金で必要なものをお求めになられたらいかがでしょう、と。

ダメでした。その頃80歳近かったから、物を処分するのがもったいないと言う感覚が優先されたようです。

亡くなられた後、ご子息は全部処分されたと思います。

 

今回はその年代より少し年代がさがった方がお住いだったところ。

冠婚葬祭用の食器が木箱にきちんと入れられて入っていました。

1枚1枚にそれぞれに紙を挟んだり、包んであったりします。

形も柄も古いから、友人もすっきりと思い切れます。

上等の皿小鉢や大皿は、友人が使う分だけ抜き取ります

最後に茶箪笥と古いタンスの中が時間切れで片付けられませんでした。

まだあるの~、と友人。

まだ杯とおとっくりが出てきてないから、このあたりよ、と引出を開けたら、出てきました「お宝」です。

これを見れば友人も迷うだろうな。

黒塗りの食器の一式なのです。

家庭で冠婚葬祭が営まれた頃のまさに名残。

お膳に5~6種類以上の食器がセットになっているものです。

それが30なのか50なのか、分かりません。

我が家にも有って、私がこれを処分するまでに10年はかかりました。

少しずつセット数を減らし、最後に5セットばかりにしたのを、つい2年位前思い切れました。

近所の人と話をしていたら、うちにも有るよ、と聞いたからです。

どこにもあるものなら、捨てても大丈夫と思うことにしました。

でもまだお膳は残っているはず・・・・・私の目の届かない高いところで(笑)

お読みいただきありがとうございました。

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2 コメント

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冠婚葬祭は自宅だったのでしょううね (くまです)
2023-02-03 16:45:22
義父亡き後、義母が山から下りて持ってきたのは
、葬式につかった食器・布団類と
位牌1つでも相当大きな仏壇のようでした
タンスの中身は、和装喪服、洋装喪服、古い服ばかり、
部屋1室が占領されてました、
デイサービスに行く為の服や下着は、すべてクマが買いそろえました
義母亡き後、整理したら、使えるものは 何一つ無かったです
義父の葬式・仏壇・お墓建立で、
貯金もゼロに等しかった義母です^^;;
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くまさん (美恵子)
2023-02-05 19:54:40
ご返事おそくなってごめんなさい。
戦前戦後の物のない時代を生きた人たちは、物が捨てられませんね。こわれた電化製品すら取ってあります。収納する場所にこまらなかったから余計にです。
 この頃思うのは地獄の沙汰も金次第かもと。
自分の最期までの時間をどう過ごすかですね。お金を持っていないとどうにもならない世の中になりました。年寄りになったらお金を簡単に手放さないことだと、いろんな事象を見て思いました。
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