2019年の総括・・・・靴下を穿く

2019年12月28日 | 日々のこと
 今年に限ったことではないけれど、50代に入った頃、ラジオできいた話です。

 靴下を立ったままで穿けるかでした。

 これができないということは身体の老化が始まっている、というような話でした。

 当然その頃の私には縁のない話でしたが、その言葉がずっと頭の片隅に残っていました。

 だから今でも靴下やズボンを穿くとき、必ず立ったままにしています。

 うっかりするとイスに座ったままの延長で穿く体制になることもありますが、必ず立ちあがって穿きます。

 ただ穿けるかどうかだけのことに限らず、これができるかどうかで自分の体力というか体幹の状態を観察しているのです。

 人間楽を取りはじめたら、体力は下り坂を下っていくばかりです。

 95歳の義母をみているとわかります。

 ディサービスの送迎の時、玄関から道路まで最近車いすを希望するようになりました。

 本人は施設では自力で・・・・もちろんばーちゃん車で・・・・歩いているといいますが、どうも車イスではなかろうかと。

 休日、義母の日常を見ていましたらほぼ座りっぱなしでした。

 少し歩かなけれと話しても、本人は毎日いっぱい運動していると言い張ります。運動といってもトイレに往復している程度です。

 本当に最近歩けなくなってきたのでした。

 こうなると寝たきり状態にまっしぐらです。

 そんな訳で、最後通告しました。

 寝たきりになったら家では見られなくなりますよ。

 だからできるだけ歩いてその時期を遅らしてくださいと。

 寝たきりになれば、頭がはっきりしているお母さんは辛いでしょうし。

 ハイ抵抗がありました。

 でもこの位の脅しを言わなければ歩きそうにありません。

 翌日から食卓の廻りを1回に3廻りするようになりました。

 これを日に何回か。

 たぶん歩いているアピールをするためなのでしょう、私がキッチンに入ると始まります。

 それから1ケ月経ちました。本人は少しも良くならないと言っていますが、現状維持でもありがたいところです。

 それでも歩かなかった時から比べれば、歩きかたが少し力強くなっているように見えます。

 その姿を見ていて自分の未来・・・えーもう近未来ですね、にそうならないように、今から日々身体を鍛えておくことが大切なのだと知るのです。

 口ではそういいますが、今の私が特別なことができているわけではありません。

 でも日頃身体を使う事を厭わないように心掛けています。

 誰も先のことはわかりませんが。

 そんな訳で靴下を立ったまま穿くのは私のバロメーターです。
  依田 美恵子
                             

       軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅・涼温な家  中島木材の家
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