イスラム国人質事件に関して、現況、考えるべきいくつかの点については、メールマガジンで、配信しています。
「私は、不思議でならないことがございます。それは、自分たちの地球を、自分たちの手でこわすことです。原子力、原子爆弾、そういったものを研究して、私どもが感謝しなければいけない地球を壊していく。そして、そこで生活している弱者を悲しみの落とし穴に突っ込んでいく。そのエネルギーがあったら、世界平和のために、それから、これから地球を守っていく、そういった課題になる将来を抱えた子ども達のためになるような、原子力であり、考えを持つべきだと非常に思っております。私が今、こみ上げてくる涙を隠しておりますが、そのまま語っておりますが、それは先ほど申しました、原子力の問題です。地球を駄目にする、お水も駄目にする、全てを駄目にする。それを一時の感情でドンパチやるということ、それを是非、阻止しなくてはいけないと、そのように思います。もし、私の命が、それでそういう、原子力とかをいい方の活用じゃなく、ほうのためになるのであれば、私は私の命を失うということも、全く厭いません。それはこの席ではっきりと申し上げます。」
要は、息子の救出を願う会見の席で、関係ない話がこれ以外にも、次々と出ている状態です。これは、会見をできる能力があるのか無いのかを誰がどのように見極めたのかということがポイントです。
僕が過去に長井健司さん銃殺事件のときに、裏でいろんな動きをしていたときには、こんな状況はありませんでした。
原爆や原発に関しての何か話をしゃべっているようですが、その内容が支離滅裂で、他人が適切に理解できる話ではありません。反原爆ではあるようですが、おそらく反原発でさえありません。
これは、わが子の救出を願うあまりに意識が相当に混乱している状況ではないのかと、僕は好意的に解釈します。
しかし、そういう好意的解釈をする立場に立つなら、情報の更なる錯綜を招きかねないこうした親族、母親をそのまま会見にあえて登場させたことは、おかしいと思います。他の混乱の元です。
しかも、イスラム国側が身代金要求をしているのは、後藤氏の妻であって、母親ではありません。会見場で、この母親と後藤氏の妻が、最近まで存在もよく知らない状態にあったことも言及しています。こうした状態で、身代金交渉にも関わっていない母親を、会見に出させたことが妥当なのかは、かなり疑問です。
そしてネットで狂った言説が多発していますから、一言述べておきますが、この会見に関わらず、後藤氏救出には尽力すべきです。母親会見の内実とそれを絡めることは、ネットの頭のおかしい輩だけです。
なんというか、異国での人質事件にもかかわらず、この会見だけに限らず、日本国内のノイズが、かなり多くなりすぎている状態は、相当にまずいと僕には思えます。
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いよいよ明後日。予約申し込みは土曜日正午まで(予約の有無で参加費が違います)
【1/25(日)午前 三田茂医師&木下黄太講演会in熊本】
9:30開場 9:45開演
市民会館崇城大学ホール(熊本市民会館)大会議室
熊本市中央区桜町1番3号
詳細&申込先⇒http://kokucheese.com/event/index/241118/
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【1/25(日)午後 三田茂医師&木下黄太講演会 in 福岡】
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/242461/(当日の日曜正午まで)
開場14:00/開演14:30 福岡市立中央市民センター・ホール 福岡市中央区赤坂2丁目5-8
地下鉄空港線「赤坂駅」2番出口徒歩5分
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原子力に反対する 100 個の十分な理由 ~100 gute Gründe gegen Atomkraft~
#70 非効率
原子力とは、純粋にエネルギー浪費のことである。
物理的に原子力発電所は、核分裂によって放出されたエネルギーの約 3 分の 1 のみ電
気に変換できる。残りの 3 分の 2 のエネルギーは――生態系にダメージを与えながら――河
川や大気を温め続ける。石炭発電所でさえ、原発よりも高い熱効率を発揮している。
エントロピー的に考えて、原子力はありえないということです。さらに古臭いんです。