「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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鼻血に過剰反応するのは、いったい何が根幹に在るんだろう。

2014-05-10 11:24:30 | 福島第一原発と放射能

 

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「鼻血に過剰反応するのは、いったい何が根幹に在るんだろう。隠蔽とか、体制や社会的な意識と言うよりも、どうして鼻血という事象に、感覚が、皆が鋭敏になるのだろう。そこが不可解」

僕の意識の中で、鼻血に関しての反応に、こういう割と根源的な疑問があります。僕の答えはまだ出ていないですが、いろんな方たちから、ご意見が寄せられました。

情報として意味のある話や、示唆に富む話も話も多くあったので、ご紹介します。

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木下さん

こんにちは。
鼻血の件ですが、鼻血=白血病=被爆のような方程式が頭にある人が多いからではないでしょうか? だから実際に「鼻血が出ている人がいる」ということを認めてしまったら、関東に住む「自分も被爆している」ということになるので、認めるのが怖いのでは?
もともとそういう知識があるにもかかわらず、実際に自分や自分の近くの人に鼻血がないと、現実のものとして受け入れられないのではないでしょうか。
近くの人でなければ、鼻血が出たということを聞いても、子供だからよくあることだとか、別の原因だということで片付けるでしょうし。
 
例えば私の友人ですが、放射能汚染をあまり気にしていなかった人で関東に住み続け、2011年の年末に突然大量の鼻血を出しました。 私が注意しても、普通に外食したりしてましたし、きっと大丈夫だと思っていたのだと思います。
鼻血を出してすぐに慌てて私に連絡があり「どうしてだと思う?」と尋ねられたところ、「被爆が原因でしょう?だって、食べ物とか気をつけてないで普通に食べてるでしょう?」と言ったところ、その人の(意識の)浮遊が急にピタリと止まりました。そして反論するでもなく、「あ、そうだね」とだけ言って、それからすぐに移住を決意しました。
あとから聞いたら、本人は今まで鼻血なんて出たことないのに、あまりに大量の鼻血が突然でたので、脳か何かの急病になったのでは?と思ったのだそうです。被爆なんてことは全く頭に浮かばなかったそうです。
 
ちなみに私の叔父ですが、神奈川の小田原に住んでいますが、2011年から「最近よく鼻血がでるんだよ」と普通に言っていました。放射能のことは私からは言いませんでしたが、「自分はもう歳だから仕方ない。でもお前はまだ若いから気を付けないといけないよ」と言っていました。
高齢で放射能のこともそれほど話題にせず、興味もなさそうだった叔父でさえ、鼻血=放射能の影響という方程式が頭の中でできているんだな・・というのが、驚きでした。
 
私も全く被爆に対する知識はありませんでしたが、鼻血=血液の病気の前兆という認識はありました。病気などを気にしなかった健康な私でさえ、その程度の認識があったのですから、他の人たちもわかっているのでは?
放射能の影響があるからこそ鼻血がでるということがわかっているからこそ、どうしても鼻血が出る人がいたということを認めたくないのでは?
 
さすがに自分の家族や、自分自身に鼻血がでたら、「関係ない」とは言えなくなるのだと思いますが、目の当たりにしない限りは認めたくないのでしょう。
だから激しく「鼻血」というキーワードに反応するのではないのかなと思います。
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 意識下に抑圧している潜在的恐怖を刺激しやすい話題なのかもしれません。実は自分の体の中で進行していることを恐怖している人もいるでしょう。

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鼻腔への放射性物質付着による粘膜や毛細血管損傷かもしれないし、それとは別に、脳梗塞の前段症状として、滝のように鼻血が出ることはよくありますよね。
脳梗塞による内圧を逃がす安全弁としての鼻血。

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ただの鼻血じゃないからでしょう。バスタオルが血まみれになるほどの鼻血と普通の鼻血は一緒にできないのでは?

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私は、「あいまいな」因果関係で 起こり得、目に見える事象、だからだと思います。噂や憶測もひろがりやすい、、
鉄棒で骨折、ジャングルジムで捻挫←いずれも最近 周囲の子供たちにおきていますが、「何もしてないのに」鼻から血が出てきた←一番不気味です。
実は 昨日も 公園にいましたが、我が子ではないけど 5年男子が、水を飲もうと屈んだら鼻血。私が隣に座り 手当をしながら 話を聞いたら よくでると。
さらにその子の2年生の弟も一日前に 学校ででたと聞いて ……隠してる場合じゃないのに。

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頻回に出る鼻血と30分以上止まらない鼻血は、結果ろくな病気ではないからではないですか。私は最初、白血病を親に疑われましたが、結果は化学物質過敏症でした。どちらもろくな病気じゃないです。

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内的な数値よりも、ついに来た、認めざるを得ない、逃れられないって感覚を突き付けられるからかな~
あと、私は小学生の時に読んだ、今は絶版の「アイリーンのとうろう」という原爆直後の広島を少し歩いただけなのに、お母さん(歩いた少女がのちにお母さんになり)は無事でその娘が白血病になってしまった(舞台はアメリカ)物語で鼻血が出てくる場面が恐くて今も残ってるんだけど、鼻血=重篤な病気かもとか、原爆の恐さとか、そういう感覚がよみがえるからかも。
この頃は終戦からも遠くなっちゃったけど、昔は原爆の特集も今よりやってたわけで、鼻血=白血病=恐いって感覚、忘れてた記憶に持ってる人いそうな気がする。夏目雅子のこととかも含め・・・

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アリの一穴になりうる空気を感じたのではないでいしょうか。反感は期待の裏返しかもしれません。次々に大手メディアで同じような情報が出されて大きな波になるんじゃないかという期待と怖さ、そういう心理だと思います。

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最近、「チェルノブイリは女たちを変えた」といういまは絶版になっている本を読みました。西ドイツの女性たちがチェルノブイリ事故で何を思ったかを記した手記を集めたものです。多くの女性が、繰り返し、男(政治家も科学者も家庭の夫たちも)は汚染を認めたがらず、事実を矮小化して現実から目をそらそうとしていることを書いています。この鼻血騒動もそういうことなのかなあと思って見てます。血がドバドバ出ることに男は慣れていない。女と違って生理がないから。そして仮にそういう事実があったとしてもなかったことにしたい、あったことをなかったことにするためには「科学的に証明できない」「国際的な機関がそんな事実はないと言っている」と過剰に主張する以外にやり方がない。結局のところ、「鼻血ごとき」で日常生活が脅かされるのが怖いんじゃないでしょうか。

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 情報提供や何かある方は、nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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函館は来週土曜開催!  

【5/17(土)木下黄太ウクライナ報告会in 函館】

  13:30開場、14:00開演 

 場所 市民会館大会議室 函館市湯川町1-32-1 

 入場料大人800円、学生無料 (予約不要)

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 札幌開催まで、あと8日!

 5/18(日) ウクライナ報告会 IN 札幌】

 13:30開場。 1400開演~16:00終演予定(三十分程度は延長可能性あり)。

 札幌駅前、佐藤水産本店文化ホール (札幌市中央区北4条西3丁目交洋ビル3)

 申込⇒http://kokucheese.com/event/index/164701/ 

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 6/1(日)静岡東部で、チェルノブイリの報告会の開催が決定しました。

 静岡東部での放射能防御活動の再構築を考えています。

 静岡県・三島市や沼津市エリアでの開催です、是非ご参集下さい。

 13時15分開場、14時~16時30分終了予定。

 場所  コミュニティながいずみ ホール

(静岡県駿東郡長泉町下土狩1283-11)

 沼津駅から二駅のJR御殿場線下土狩駅隣接。新幹線三島駅よりは1.5キロで、徒歩19分。駐車場有。

 終了後、情報交換会があります。

 申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/171965/

 

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