「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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なぜ「美味しんぼ」鼻血を環境省は必死に否定するのか。WBCを受診しないというリスク管理欠如が進む福島。

2014-05-09 05:01:06 | 福島第一原発と放射能

本日、金曜夜に配信予定のメールマガジン14号は

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●本日のテーマはつぎのような話です。
【「美味しんぼ」原作者のリンチを呼びかけたライターと琵琶湖畔に放置された放射能汚染木材チップ】
【西日本のある公立小学校で、心臓まひによる急死、ブルガダ症候群などを尋ねる「心臓検診調査」】

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 こんにちは、あなたはゴールデンウィークをどのように過ごされたのでしょうか。僕は、5/2から4まで、愛知県内から岐阜県内で、お話会などの開催がありました。このお話会でもいろんな話を伺いましたが、実は面白い話は、その前後に出ることがあります。

 ある検査会社社長が、GWということもあって、自転車で名古屋の会場まで来ていました。お話会の後の会話です。
彼「自転車で来るといろいろわかりますね。」
僕「何が分かる。」
彼「風向きとか、地形とか、それで体感できる感覚がある。」
僕「汚染か。」
彼「ええ、愛知でどこに汚染があるのか、車で探すよりも・・・・・

この続きが読みたいあなたは⇒http://www.hoshanobogyo.com/


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環境省がきのう発表した「美味しんぼ」鼻血否定の内容。というか否定の立論になっていないだろう、こんな話。馬鹿か。

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•放射性物質対策に関する不安の声について

平成26年5月8日
環境省環境保健部

 東京電力福島第一原子力発電所の事故による被ばくにより、確定的影響の1つとされる疲労感や鼻出血といった症状が多数の住民にあらわれているのではないかとご不安の声をいただきましたので、このような不安による、不当な風評被害が生じることを避けるとともに、福島県内に住んでおられる方々の心情を鑑みて、環境省としての見解を以下のようにお示しいたします。

国連(原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR(アンスケア))が、これまでの知見に基づき公表した「2011年東日本大震災と津波に伴う原発事故による放射線のレベルと影響評価報告書」(平成26年4月2日公表)によれば、住民への健康影響について、「確定的影響は認められない」とされています。
東京電力福島第一原子力発電所の事故の放射線被ばくが原因で、住民に鼻血が多発しているとは考えられません。



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役所がないというから、ないのだということ以外に、何にも中身がない。

こんな否定を、どうしてわざわざ風評被害とかと言い出して、環境省が出す必要があるのか。

しかもたかだか、あのくらいのマンガ「美味しんぼ」について。

何なんだ、この国の隠蔽は。いい加減にしろ。

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さて、福島県の伊達市は全市民を対象にした、ホールボディーカウンター検査の結果を公表したそうです。
この問題点は、WBCの検査を受けた人が大幅に減少しています。
46%しか受けていません。大きく減っています。
昨年度は市民の半分以上が検査を受けていないということになります。

福島で行っているWBCが意味が薄いことは間違いないですが、
現地でその検査すら受けなくなる人が、もう事故から三年でここまで顕著になりました。
本当に被曝防御ということを、リスクコントロールということを、一人一人が、実はきちんと考えていないことがよく分かります。

更にこうしたことになっているのは、国や県などの地方自治体のスタンスに問題が在り、状況を悪化させていると僕は思います。

 ところで僕は福島でおこなっているホールボディカウンター検査が意味が薄いと書きましたが、それよりも開架型のホールボディカウンター、椅子型のWBCによる民間団体の検査は、本当に意味がないと思っています。
 
 椅子型WBCがまず機械性能での数値的には、殆ど意味がないということがあります。高濃度に人体が汚染されていないと、機械的に有効な数値が出る可能性は低いです。さらに運用している団体が違う目的があって、WBCを運用しているケースも実は多いです。

 そして、こうしたものを有名人や政治家が、映像やネットなどで薦めているような状況もあるようです。一般的に有名人でも政治家でも、医療的なものを薦めた場合に、その施設の実態に何かあれば、宣伝したり広告塔になった責任は確実に生じます。実は、こうしたことで足をすくわれた事例は、過去に数多いです。こういうことに、引っかかっていくのは、本人の意識のみならず、周りの体制が不十分なケースが、かなり多いです。医療的な内容では、ほかのことよりも問題は更に大きくなるのです。常識と思います。
 

 ところで、きのう日本創成会議が、全国1800市区町村別の2040年人口推計をオープンにしています。
地方からの首都圏への人口流出が続く前提で、2040年にまでに若年女性の人口が半減以上となり、消滅する可能性がある自治体は全国に896あるという指摘です。
 
福島についてはカウントされないでいて、この結果と思います。
 
勿論、被曝影響のことはこの考慮にも入っておらず、首都圏に人口集中が続き、地方での人口が減るところまで減り続け、日本全体としても大きく人口が減るそうです。
 
こうした人口減少が、被曝影響が出るとどうなるのか。とにかくこの調査結果から導かれる提言は、首都圏よりも地方を活性化させたいということのようです。

汚染のある首都圏から人口を少しでも移動させたいと考える僕は、こうした考え方には注目しています。
 

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 情報提供や何かある方は、nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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  【5/17(土)木下黄太ウクライナ報告会in 函館】

 

 13:30開場、14:00開演 

 場所 市民会館大会議室 函館市湯川町1-32-1 

 入場料大人800円、学生無料 (予約不要)

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 急遽開催決定! 札幌でのウクライナ報告会

 5/18(日) ウクライナ報告会 IN 札幌】

 13:30開場。 1400開演~16:00終演予定(三十分程度は延長可能性あり)。

 札幌駅前、佐藤水産本店文化ホール (札幌市中央区北4条西3丁目交洋ビル3)

 申込⇒http://kokucheese.com/event/index/164701/ 

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 6/1(日)静岡東部で、チェルノブイリの報告会の開催が決定しました。

 静岡東部での放射能防御活動の再構築を考えています。

 静岡県・三島市や沼津市エリアでの開催です、是非ご参集下さい。

 13時15分開場、14時~16時30分終了予定。

 場所  コミュニティながいずみ ホール

(静岡県駿東郡長泉町下土狩1283-11)

 沼津駅から二駅のJR御殿場線下土狩駅隣接。新幹線三島駅よりは1.5キロで、徒歩19分。駐車場有。

 終了後、情報交換会があります。

 申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/171965/

 

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