masaring

自己チューの進行形日記でshow。

「声に出す」読書。

2008年04月09日 | masaringの内緒話

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【すっかり老木となった我が家の馬酔木。どうにか花が咲く。】

Aka_2

数年前、教育現場などを中心に大ブームとなった
「声に出す」読書。一過性の流行にとどまらず、

最近では介護医療の現場など、より多彩な場で
「声を出して読む」行為が取り入れられるようにもなって
きている。そこには一体どんな効果があるのだろう。

「声を出して読む」ことの効果について、脳科学の
観点から説き明かそうとしているのが東北大学のK教授。

Midori2

「毎日5分ずつでも音読を続けることで、記憶力や
 認知力を維持・向上させることができる」というのが
その主張である。

キーワードとなるのは「脳の活性化」。

画像診断装置を用いた研究で、人間の脳は、その時何を
しているかによって、活発に動く部分が異なるということが
わかってきている。

Aka_2

音楽を聴いているときには側頭葉の一部、考え事をしている
時には前頭葉の一部が顕著に動く、といった具合だ。

そして、中でもずば抜けて幅広い場所が動く。つまり

活性化されるのが「声を出して読む」行為なのだという。

そのメカニズムは、今でも完全には明らかになっていない。
ただK教授は、考えられる理由の一つとして

音読が文章を目で「読む」、口で「話す」、さらに自分の
声を「聞く」という三つの行為から成り立っていることを

挙げている。三つの行為で活性化する脳の部分は
それぞれ違うため、それが組み合わされることで、
脳のより広い部分が活発に動くことになるのではないか、

というわけだ。そして脳を「活性化」することで、
脳は鍛えられ、その機能を維持・成長させることになる。

Midori2

子どもは勿論であるが、高齢者であれば認知症の予防や
治療にも効果が認められるという。

「脳の成長は20歳頃で止まると言われるが、これは誤解。」

「年をとっても、脳は使えば使うほど成長する。」のだそうだ。

Aka_2

では、具体的にはどんな文章をどんな風に読むのが効果的か。

*その人の好みや興味対象も含め、読むものの内容によって
  脳の動きが大きく変わるということは無いらしい。

*挿絵や写真が入っている本だと効果が薄れるらしい。

*できれば文章だけの本が効果的らしい。

そうであれば、基本的には読む人が読みたいと思える、
読んで楽しいものを選ぶのが一番とも言えそうだ。

Midori2

また、声の大きさや読み方などについても、それほど
こだわる必要はないが、「一つだけ、なぜか抑揚をつけて
読みすぎると脳の動きが弱まるという結果が出ている」
のだそうである。

読む楽しさ、面白さは別として、あくまで「脳の活性化」に
注目するのなら、あまり感情移入せず「読む」ことに
集中したほうがいいようだ。

Maru

 私、まっちゃん。早速この記事を声に出して読んでみることに。

ところが眼鏡が合わないのか、本来の自分の眼の機能が
悪いのか、文字が二重に見えて音読するのが困難です。

脳は使えば、まだ成長すると聴けばとても嬉しいが
眼の機能が若返ることは無いわな。

ましてやPCの画面ばっかり見ている、まっちゃんですから。

Aka_2

20080401_006

【人は馬酔木のような存在。花言葉は「清純な心」。「犠牲」。】

コメント (6)
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