読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

手賀沼一周ウォーキング

2008年12月08日 | 里歩き
秋晴れの手賀沼を歩く
  日曜日は晴れるという天気予報を信じて、有志で手賀沼を一周しようという
 プランが某氏から出て、あっという間に5人のメンバーが確定。
  それまで結構暖かい日が続いていたのに、日曜日は最高気温が10度という
 予報だ。散々迷った末長袖の下着を着込んだ。正解。風は大してないが、時折
 り吹くと寒い。手袋も持って行ってよかった。

  実はこの日、「手賀沼ふれあいウォーク」という柏市と安孫子市がタイアップして
 実施しているイベントで、3キロ、4キロ、8キロ、10キロ、20キロと脚力に応じた
 コースが用意されている。もちろん20キロコースは手賀沼一周。
  9:15出発という時間まで待っていられないと、9時に「ふるさと公園」の時計の
 柱下から出発。参加者は一人増えて6人。

  空には雲一つなく、風も殆ど感じられない。絶好のウォーキング日和である。

 途中で、突然肩をたたかれてびっくりした。振り返ると「水彩画教室」のお仲間
 のH 氏。彼も20キロコースに参加しているのだそうだ。手賀沼エコマラソンや
 東京マラソンにも参加しているランナーなので、手賀沼一周なんぞは朝飯前だ
 ろう。我輩の2倍はあろうかという長いコンパスの彼は、「じゃ、また」と風のよ
 うに去って行ってしまった。

      
   出発間もない・手賀沼   バードウォッチャーも多い  ところどころにこんなモニュメントが

  
      
    風とともに去るH氏    湖水に遊ぶ白鳥     ここは橋近くのボート乗り場

  
われらがグループには20キロ歩くのは初めて、という女性もおり、むきにな
 って歩くのはやめようという暗黙の了解があるので、イベント20キロコース
 のウォーカーがどんどん追い越していく。

  橋を過ぎると向かいに千葉県立「水の館」が見えてくる。ここはよく我輩の水
 彩画の対象になった。右手には「鳥の博物館」。
  
       
       水の館        振り向けば観光梨園    柏側からの手賀大橋

   かつては大きな葉が密集しところどころに大輪の花を咲かせていた蓮の群生
 地。今は茎は枯れ果てているが、地下茎は立派に育っているのではないか。
 「間引きのために掘って売れば、市の財政の足しになるんじゃないの。もったい
 ないわよ。」と社会派のY女史。

 人工の釣り場で魚を釣り上げている人はめったに見かけないが、ここでは漁業
 組合が沼の一角を区切って釣り場にして 即席の釣り場を設け稼いでいる。
 見ると釣り上げている人がいるではないか。

  歩いている土手は立派に舗装がしてあり、その右手は地下に北千葉導水路
 という利根川からの導水管が埋まっている。2メートルもある巨大な口径のパ
 イプで、手賀沼浄化にも役立っている。

  田圃に立っているのは稲束。最近は機械脱穀が主で余り見かけなくなったが、
 偶に見かける。家庭菜園を趣味とする我輩は、時期になるとこの稲束を作って
 いる人に交渉して、1束10円くらいで頒けてもらっている。茄子やトマトを作った
 ときには稲藁を敷くと水分蒸発や降雨時の水はねを防止できる。古くなるとそ
 のまま肥料になる。

        
   我孫子側の紅葉      ごいさぎ 冠つる現る      秋の田の風物詩
                    の情報に期待が大き
                    かったが残寝ながら出会えず。

     
     魚釣り場          フィッシングセンター

  手賀沼曙橋を渡る前に芝生で昼食。今年は柿が豊作のせいか、デザートに
 柿を持ってきた人が3人もいて柿三昧。
    歩いているうちは寒さは余り感じなかったが、食事で座り込んでいざ歩こうと
 したら急に風などに寒さを感じた。

  曙橋を渡ると我孫子市だ。フィッシングセンターはレストランと魚釣り堀がある。
 不思議なことに手賀大橋袂にある「道の駅」からこのフィッシングセンターまで、トイレが
 1箇所もない。およそ6.5キロあるので、1箇所くらい設けても良いのではない
 か。ちなみに我孫子市側に入ると同じ距離で3箇所くらい立派なトイレが用意さ
 れている。こんなところにも市の行政目線の違いが見えてくる。

        
   
湖面のきらめきがすばらしい  用水堀先に鯉が    先方の山は五本松公園

           
      こがもの散歩       人懐っこい白鳥

  近江八景とか金沢八景とかにちなんで、「手賀沼八景」が周辺にある。
  
    富士白雪  筑波青嵐  白山秋月  鵞湖帰帆  大井晩鐘
    城山春色  谷田落雁  五條谷赤壁
  (大正時代の「千葉県東葛飾郡誌」による)

   
        
      手賀沼八景案内板        のどか~        今頃咲く桜は何ざくら?


   ついに2/3位歩いて、「手賀沼親水広場」へ。河童の噴水前のベンチで一
  休み。

            
   松の害虫を捕らえる   鳥たちの日向ぼっこ   噴水の河童オブジェ(30分に1回)
   「こも巻き」 
   

           
    我孫子側からの手賀大橋    多分おながも        北柏ふるさと公園


    20キロは初めてという人が居たのにもかかわらず、14時に出発地「柏
   ふるさと公園に戻った。食事時間も入れてほぼ5時間。立派なものだ。
   「明日はテニスです。」という豪傑(女性)もいた。

     
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