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読書・水彩画

明け暮れる読書と水彩画の日々

十全茄子の漬物に挑戦

2008年09月13日 | 料理

到来ものの十全茄子
  近所の知人宅から頂いた十全茄子がある。「新潟出身なら食べ方を知っている
 と思って」というご親切だが、見ると昔見た十全茄子にしてはいかにも大きい。直
 径が4・5センチある。
 新潟では、夏になるとたいていの家で十全茄子を漬ける。食事にはこの漬物がど
 んぶりに山と盛られて、飽きるほど食べたものだ。この茄子は小ぶりの鶏卵くらい
 の大きさで、たいていは丸ごと食べたものである。半分にしても食べるが、もちろ
 ん丸ごとのほうが抜群にうまい。
 Webページで見ると、この茄子は越後特産の「黒十全茄子」と呼ぶらしい。
  頂いた茄子は、見たところ関西で水ナスと呼ぶ種類のような気がするが、「十全
 茄子」だというので懐かしい漬物を作ってみようと思ったが、昔はもっぱら食べる
 ほうに回っていたので漬け方が分からない。Jターンして魚沼市で生活している弟に
 聞けば、と思ったが、先日パソコンの無線ランのことで時間を取らせたこともあってや
 や電話しにくいので、インターネットのお世話になることにした。

 十全茄子の漬物を売るご商売の宣伝ページが多いが、中にレシピらしいのがあっ
 て、お手本にした。

 これが戴いた「十全茄子」。手前にあるのは我が畑で出来た普通の長茄子。

    
    (普通頭にこんな腫瘍のようなものない筈だが・・・。)


    ①あまりに大きいのでうまく漬からないと思い4つの切り目を入れた。
   ②塩20g、砂糖3g(柔らかく漬かるらしい。)、焼き明礬2gをまぶして
   およそ1合の水を入れて混ぜる。(ついでに長茄子も入れたが、これが
   少し余計もんだったかもしれない。)
   ③よく混ざったら200cc位の水(沸かして滅菌し冷ましたものを使った)
   を加える。
   ④茄子が水から顔を出していないことを確かめて重石を載せる。


     

    
さて、一晩で漬かるというので、翌朝期待を込めて重石を取って切れ目を
   開けてみたが、あまり漬かりが良くない。塩加減をもっと強くしたほうが良か
   ったのかもしれない。追加した長茄子に塩分が取られたのかも。
   食べるときに、しょうゆを少々振りかけた方がおいしい。その程度の塩加減
   が丁度「いい塩梅だ」といっているので、まあこれでもいいか。

        

   塩加減はともかく、十全茄子は実の肌理が細やかで、種も小さい。皮も普
   通の茄子よりもやや薄いので漬物としてはもってこいである。

     

    
   ナス紺の見事な色に漬かりあがった十全茄子。

   新潟の田舎で小ぶりの十全茄子をどんぶり一杯に盛って、冷たいビールを
   楽しんだ頃が懐かしくなってきた。


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