JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

地域の草刈りで見つけました

2011年07月31日 | Weblog
 今日は、朝から裏山を地域で草刈りの日でした。
ちょっと見ると蝉の抜け殻発見。
 今も、蝉が鳴いています。日常は全く気にならないのですが、注意すると大変な音量でなっているのです。
 人間不思議な感性ですね。


休憩時に出る話題は、放射線のことです。
 「花卉農家の方は、どこどこの腐葉土は使用しないように通達が来た、じゃあどうすればいいんだと起こっていました。」
 こんな東電や大株主の責任は重大です。十分責任を果たさせることが先決です。
東電救済より、こうした庶民を救済すべきです。 

東電 送電停止で、居直り

2011年07月29日 | Weblog


 今日の「赤旗」記事です。東電は職員にまで、居直りが徹底しているのでしょうか。

 「 福島第1原発事故による風評被害で収入が激減して電気料金を滞納した群馬県前橋市のキノコの菌床栽培農家の男性(32)が東京電力から送電停止の通告を受けていた問題で、通告書を手にこの男性が東電への怒りを本紙に語りました。「電気代を払う収入を奪ったのは東電ではないか!」と憤ります。
男性によると7月初旬、東電前橋支社前橋地域料金グループの職員2人が男性宅を訪れ、「電気料金お支払いについてのお願い」なる文書を示し、「料金の支払いがない場合は電気の供給を止める」と通告しました。
職員は居直り男性は、原発事故後、取引先から入荷を断られ700万円以上の被害を受けていたため、供給停止の猶予を求めました。
「あなたたちが起こした原発事故のせいで、私たちの商品は売れなくなったんだ」と訴えると、東電の職員は「出るとこ出たっていい。訴えるなら訴えてもらってかまわない」と居直ったと言います。
 3月後半から二十数カ所の直売所に置いたキノコはまったく売れなくなり、市場からは「買い手がつかず持ってきても値がつけられない」と断られる事態にまでなりました。
 「放射線汚染の可能性が否定できない以上は取引できない」と契約していた取引先からも断られました。
 父親の代から守り抜いてきたキノコ栽培。昨年の秋に新種のキノコの栽培を始め軌道にのせようとした矢先のできごとでした。
 通告書には「供給停止によりいかなる損害が生じても当社は一切の責任を負いかねます」と東電の免責を強調する文言も入っています。
 「東電のせいで全てを失った。風評被害を生んだ当事者がなんの責任も果たさず、電気を止めると脅して一方的に金を払えなんてひどすぎる」賠償を求める男性は11日、群馬農民連の役員とともに東電に抗議しました。あわせて、風評被害農家も対象にした国の緊急融資制度の活用にも動きました。
しかし、東電の賠償の不透明さもあり、融資のめ.どがたっていません。男性は約半月分の電気料金を工面して、送電停止を猶予させています。
男性の家では施設の中でキノコを栽培するため、月平均30万円の電気代がかかっています。栽培施設内の気温を約18度に保つ必要があるため冷暖房など、電気が欠かせません。「東電に電気を止められれば私たちは再建の道すら奪われる。そうなれば終わりです。供給停止の通告は私たち家族にとって脅迫そのものです」男性は東京電力に風評被害に対するすみやかな賠償を強く求めています。」

綱領・古典連続教室がHPで視聴可能に

2011年07月29日 | Weblog
 これまで、日本共産党党内でのインターネット動画配信だった「綱領・古典連続教室」がだれでも、ホームページで見られるようになりました。
  ここをクリックしたください。
綱領は、志位和夫委員長。
マルクスやエンゲルスの古典教室は、不破哲三社会科学研究所所長です。
 不破哲三さんは、これまでの、様々な解説書とはちがい、日本の特殊性も含めた具体的な歴史とのかかわりや現実の日本の政治を変える、具体的な話し方をされています。
 

「赤旗」記事より

古典教室
第1回12月7日
開講にあたって/『賃金、価格および利潤』
.(1)
科学的社会主義のr古典」とは何か、「マルクスは清水次郎長と同時代の人だった」など、教室に参加するみなさんへのガイダンス。「商品の価値」を現代の正規労働者と非正規労働者の例もあげて話すなど、商品経済社会の法則を語る。
第2回1月11日
『賃金、価格および利潤』(2)
資本家のもうけはどこから生まれるのか?資本主義の搾取の秘密を解く。日本では明治維新後と高度成長期とに、大量の農民が無理やり労働者へと押し出されて行ったo国会で取り上げられた大企業の工場での搾取の増やし方とは?政治献金や国家の浪費のおおもとにも搾取があった。
第3回2月1日
『賃金、価格および利潤』(2)続き
資本の支配を打ち破る労働者の闘争の意義を縦横に語る。マルクスは労働時間の短縮の大切さを・r時間は人間の発達の場である」という言葉で表現し、未来社会を展望していたo労働者が権利をまもるr社会的バリケード」(社会的ルール)をかちとる大切さをつかむo
第4回5月10日
マルクス『経済学批判・序言』前半は、マスコミで反響を呼んだr科学の目で原発事故を考える」。「利潤第一主義」が日本の原発推進政策と「安全神話」を後押ししてきた。
後半は、rr経済学批判』への序言」をもとに史的唯物論を学習。マルクスが、ドイツ社会の現実の問題と格闘しながら、史的唯物論を生み出していった足跡をたどる。
第5回・6月7日
マルクス『経済学批判・序言』一続き「軍人勅諭」に基本が記された戦前の歴史観にたいし、マルクスの見方に学んで日本の歴史を見直す研究が戦前と戦争直後に起こり、社会に広がっていった。それだけの威力をもった史的唯物論の内容を六つの定式を読み解きながらっかむ。
第6回7月5日
エンゲルス『空想から科学へ』第1回r空想から科学へ』は、科学的社会主義のあらましをまとめで書いた貴重な本。世界の人民主権と共和制の先駆けとなったフランス革命の歴史が.ドラマチックに語られる。しかし、この革命で実現したのは「理性の国」ではなく・ブルジョアジーの国だった。そのもとで、新たな社会の変革に挑んだ空想的社会主義者らが、なぜ成功できなかったか?

綱領教室
第1回 2月21日
戦前の日本社会と日本共産党(1)
日本共産党員が熱心に綱領を学習するのはどうしてか(他の政党との対比で)。綱領の戦前論は党の「原点」。小林多喜二の生き方。尖閣・竹島・千島一どの領土にかかわる問題も、戦前の問題とつながっている。
第2回1月18日
戦前の日本社会と日本共産党(2)
日清・日露戦争に始まる「50年戦争」の歴史を立体的に解明。小説『坂の上の雲』にもふれて。韓国・朝鮮の植民地支配について、訪韓の体験を踏まえてリアルに語る。兵営や軍艦のなかにも日本共産党の組織が一戦前の日本共産党の勇敢で柔軟な活動を紹介。
第3回2月15日
現在の日本社会の特質(1)
アメリカいいなり政治はどこからきたカー戦後7年間の軍事占領時に刷り込まれたrアメリカ絶対のDNA」を、マヅカーサー・吉田茂の往復書簡を引いて解明。東京裁判で裁かれたもの、裁かれなかったものは何か。今日の普天間問題をつくりだした根源=戦後沖縄の「空白の一年」にもせまる。国民を欺いた日米安保の「=重底」のカラクリとはなにか。
第4回・5月24日
現在の日本社会の特質(2)
'日米安全保障条約の体制は、公開された条約と非公開の密約群から成り立りている(①核密約と自由出撃密約、②r基地権」という名の無制限の米軍墓地特権の引き継ぎ、③米兵犯罪の裁判権放棄、④自衛隊は米軍の指揮下に入る)。これらr密約」群はどのようにつくられたか。異常な対米従属は今日どこまで来ているか。「原発列島」化への歴史のなぞときも。
第5回6月2旧
・現在の日本社会の特質(3)
同じ資本主義国でもヨーロッパと「顔つき」が違う「ルールなき資本主義」日本の実態と根源。「3者(経営者・労働者・政府)構成主義」社会を、ヨーロッパの到達点、国際条約にてらして考える(雇用、1男女平等、中小企業、農業、環境、教育)。たたかいこそ「ルール」をつくるカ!世界の歩みと、「整理解雇4要件」、朝日訴訟など日本の経験と。
第6回7月19日
世界情勢一20世紀から21世紀へ(1)
植民地体制が崩壊し世界のすべての国ぐにが世界政治の主人公になる新しい時代へ、主権在民・女性参政権・人権の国際的発展(ウィーン宣言まで)、戦争の違法化の歴史をぎゅっと凝縮して語る。エジプト、チュニジアなど中東の民主的変革のうねりをどう見ているか・三つの角度から明快に表明。

一宮町、白子町、長生村でも国保税引き下げ

2011年07月27日 | Weblog
 この2011年度会計で、一宮町、白子町、長生村が国保税の税率引き下げを行いました。
 財政状況から見れば、「睦沢町の国保基金は、平成17年度は869万9千円でした、それが、平成20年度後期高齢者医療の導入時に見込み違いで1人5千円の国保税の値上げがなされ現在は1億3千万円にふくれあがりました。国保は大幅な黒字になっています」
 一般財政状況を見ても、一人当たりの基金額が一番多く、一宮町、白子町、長生村が実施した税率引き下げは、睦沢町もやる気になればできることを表しています。


加藤周一さん 高田渡さんと やさしさと 洗礼と

2011年07月26日 | Weblog
 私は小学生の頃、お隣がカトリックの信者の方で、布教に来られる女性が洗練されたすてきな方で、毎週のように聖書の話を聞いていました。
 一方では、祖母を近所のお寺にリヤカーで連れて行くと、おやつや駄賃をくれたので、良く、お坊さんの説教を聞いていました。
 聖書の方はキリストの様々な奇跡の話がおもしろかったのですが、どうゆうわけか信ずることは出来ず、中都市にあった教会での夏休みに洗礼をすすめられたのですが、その気はまったくなく、時が過ぎました。
 私の好きなフォーク歌手の高田渡さん、この文章を書こうと思って調べたら、1949年生まれですから私と同じ年齢。ずっと先輩だと思ってました。氏が歌い始めた頃、私はラジオから流れる、高石友也さんの「あの人に日曜日」に自分を重ね、フォークに見せられていました。
 その高田渡さんが、なくなる前にキリスト教の洗礼を受けられたとの記事を見つけました。
 また、岩波書店「知の巨匠加藤周一」の中で姜 尚中さんが、加藤周一さんも「最終的に・・・キリスト教の洗礼を受けられた」と書かれています。
 私の記憶違いでなければ、以前読んだ本の中で、夫人が信仰心を持っていることについて、干渉しないし干渉もされないというような客観的な思いを述べられていたように思うのです。・・・探しましたが、どの本か分かりませんでした。
 
 お二人とも意外な感じがしたのですが、でも、人に対するやさしさでしょうか。人間だということでしょうか。
 無理だったでしょうが、ピカソとともに、会ってみたかった人です。
なお、ピカソの芸術が分かると言うのではなく、なにか、おもしろそうなおじさんで、あっとおどろく話が聞けそうなのです。
 
 
 

加藤周一「日本文化における時間と空間」・・・・「いま・ここ」思想

2011年07月25日 | Weblog
 「赤旗」学問・文化欄「朝の風」は、時々の文化芸術の動向を報道されており、私にとってはとってもためになる、場所です。
 1ヶ月ほど前「加藤周一氏のこの本の紹介が出ていました」2007年に出版されていたのを知らなかった。もっと早く読みたかった。
 「日本文学史序説」は、なにせ、紹介されている作品ほとんど読んだことのない私なので、分からないことが多すぎましたが、私にとって課題がたくさん生まれました。さらにこの本では日本思想史という形で解明されています。
 「日本文学史序説」は、明快な論理とその具体的な証明という点で、なにか、日本共産党各中央委員会総会の文章のようにさわやかでした。
 氏は日本の特殊性という視点を突き詰めています。マルクス主義は、世界史の法則性という点で社会変革の立場を明確にしています。
 全く相反するような立場ですが、私は加藤周一氏の考え方に惹かれます。
 それは、日本社会を貫いている「いま、ここ」という考え方を生み出した歴史的な背景も語っているからです。
 そして、日本共産党の「マルクス主義」=科学的社会主義と綱領路線は、日本の特殊性と現実に即した、具体的な発展として日本社会に根付いてきているからです。
 靖国史観や原発安全神話を根本的に打ち砕いた不破哲三さんの講演などは、こうした理論と運動の証明ではないでしょうか。
 加藤周一氏は、読む人それぞれの立場で、受け止めが様々だと思いますし、なにも語ってはいませんが、氏の問題提起に真正面から実践的に答えているのが、日本共産党だと思うのです。
 加藤周一氏の本は読めば読むほど、自らの問題意識を広げてくれます。それとともに、知識人の役割と日本共産党員としての私の生き方を励ましてくれているようにも感じるのですが。

 

アイガモとの別れ

2011年07月24日 | Weblog


 いつもわたしの「赤旗」配達コースに、アイガモ農法をやっておられる、水田があります。
 今日は、耕作者の方が寂しげにその脇に立っていました。お聞きしますと、アイガモの仕事は今日で終わりで、友人と所で飼ってもらうように、運ぶ準備をされているとのことでした。
 一羽だけ、囲いになかなか入らずじっと待っていました。
 昨年、運んで行って、帰ろうとすると数羽が、とことこ後をつけて来て、切なくつらかったとのことです。振り切っておいてきたそうです。
 動物との別れでもそうなんですから。

放射線対策緊急対応を町に要望

2011年07月23日 | Weblog
 近隣の勝浦市産の荒茶から暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されるなど、住民の不安が高まっている中で、私は昨日、睦沢町長に3度目の放射線関連の対応を求める要望書を提出しました。



睦沢町長 御園生正美様   
放射能汚染から市民を守る緊急の対応について
2011年7月22日
日本共産党睦沢町議会議員 市原時夫 

6月議会一般質問でも行ったとおり、日本共産党睦沢支部と私には町民から「子どもたちを放射線から守るために」さまざまな不安や改善を求める声が寄せられています。
 睦沢町として、危機感を持って早急に検討され実施されるよう申し入れます。
1、基本要求 
①被曝限度を年間1ミリシーベルト以下の基準を定め、具体的な対策を講ずること。
2、放射能汚染の測定と公表について 
①睦沢町として独自に測定器を購入し、こども園、各学校、学童クラブ、公共施設など子供達が利用する場所を当面毎日測定し、当然費用は東電に要求すること。
②学校等の測定は校庭・広場などの中心1カ所だけでなく、植え込みや遊具、さらには、放射線量が溜まっているとされる側溝など、毎日行うこと。
③学校等のプールは、水質だけでなくプールサイドも測定し、放射能物質が不検出であることを確認すること。
④通学路等についても、綿密な測定を実施すること。
⑤測定結果は、ホームページ及び広報の臨時号も含めての発行など、全町民に知らせる方策を講じること。
⑥町内農産物について独自の測定を行い、給食の食材は抜き取り検査を実施し、安全を確認すること。
⑦家庭菜園を行っている人が放射能汚染を把握できるよう、放射線量測定器を無償で貸し出すこと。
3、放射能汚染の対策について  
①校庭などの表土の検査を行い必要な場合、除去を実施すること。
②内部被曝への心配が寄せられており、希望者には無料で検診できる対策を講じること。
③測定結果にもとづいて、道路側溝の汚泥除去や公園・市有地内の植栽の剪定、草取りなどを実施すること。
以上

危険性の情報提供を目的とし専門家の英知結集した体制を

2011年07月22日 | Weblog
 今日の「赤旗」に、政府のストレステストについての志位和夫委員長の見解が報道されていました。
 目的も再稼働ありき、しかも、原発事故の責任のある保安院が実施するなどとんでもありません。


記事より
日本共産党の志位和夫委員長は21日、国会内で記者会見し、原発再稼働問題での「安全評価」の実施をめぐって「原発の危険性の情報提供を目的とし、専門家の英知結集した体制を」と題した見解を発表し、首相官邸や経済産業省、各党に伝えると表明しました。 

 志位氏は、政府が、定期検査中の原発の再稼働について欧州諸国のストレステスト(耐性試験)を参考に「安全評価」を実施するとしていることをあげ、ヨーロッパを参考にするというなら2点が必要だと提起しました。

 第一は「安全評価」のテストの目的です。

 志位氏は、原発の再稼働や運転継続の是非を政府が判断することが目的とされており、「再稼働先にありきだ」と指摘。欧州では、原発のリスク情報を公開し、国民に判断を求めるためのものだと述べ、「テストを、政府が原発の稼働を国民に押し付ける手段とすべきではない。国民が稼働の是非を判断するのに原発の危険性についての情報提供を行うことを目的とすべきだ」と述べました。

 第二は、テストの実施主体の問題です。

 志位氏は、電力会社が実施し、原子力安全委員会と原子力安全・保安院が確認することになっているが、この3者は、原発事故を引き起こし、収束もできないと述べ、「むしろテストをされる側だ」と指摘しました。

 欧州では、原子力の推進機関から独立した各国の規制機関が評価し、さらに各国専門家チームが検討するなど、1年がかりの取り組みだと紹介。「安全神話」にとらわれない専門家らの英知と力を総結集した体制をつくり、そこを実施主体とするべきだと強調しました。



自立した町、議会として議論すべき。定数問題等特別委員会

2011年07月20日 | Weblog
 第4回の睦沢町議員定数問題等調査特別委員会が今日開かれました。
 主な論点は、周辺自治体が定数を減らしているのでその問題をどう考えるかということのようで、私は削減に反対の立場で発言しました。
 ①日本の議会制民主主義は、戦後日本国憲法に位置づけられて、大統領制の首長に対する、チェックする役割を持っており、住民多様な意見を反映できる数が必要。
 ②その数は、地方自治法で地方自治法第九十一条の2で人口区分により、地方自治法に定める数を超えない範囲内で定めなければならない。 とされ、睦沢町は、人口五千以上一万未満の町村であり定数十八人とされている。
 ③比較論を主張するのなら、長生郡市の近隣との比較論という狭い範囲ではなく、全国町村議長会の「「住民自治」の充実ということであれば、さまざまな住民の声を自治体に反映させ、住民中心の自治体を実現することが必要である。そうだとすると、議員は少ないよりも多いほうが、自治体に多様な意見が反映される可能性が高まるといえよう。したがって、現在のように地方自治法で自治体議会の議員定数について上限を設けているのは適当ではなく、むしろ多様な住民の声を代表する会議体として一定数の議員数を確保することが求められよう。」(「第3次地方(町村)議会活性化研究会」は、平成21年5月、「大規模市町村合併後における基礎自治体のあり方と町村議会のあるべき姿 最終報告」)や全国町村会の「通常の合併の検証や評価では、定量かできるものが優先される傾向がある。議員の定数や職員の削減のような効率化効果がその典型である。しかし、定量かできないものを丁寧に見ていかないと評価を間違う。住民の結束度である住民力や地域力は肝心要のモノだが、定量化できない。」(「道州制と町村に関する研究会」報告書 平成22年4月では、第3部「論考・町村のこれから」として、ジャーナリスト 松本克夫氏の論考)など全国的な実態を参考にすべき。
 ④今回の東日本大震災の教訓として「議員は、職員とは違う視点で、その地域の政治的代表者として要望をまとめていく、物資調達の中心になるなど、公的な役割を果たしていくことが求められ、現に果たしている議員の役割は大きいこと。
  職員は現場対応で追われ、首長は日々の意思決定でさらに大変です。そうしたなかだからこそ、地域の復興の方向性をどうするかについて、常に住民の声を聞きながら、議員同士でも意見交換しながら、復興の方向性を提案していくことも求められるといいうこと。
 ⑤これまでの、国・県の意向にそったやり方から、住民が主人公の安全なまちづくりと福祉・くらしを大事にするまち、そして、住民参加型のまちづくりという、今後の睦沢町にとって、住民の多様な意見を反映する議員の数はどうしても必要。
 ⑥住民のくらしと福祉を押しつぶしてきた、国の政治こそもんだいであり、それとたたかい、住民をまもる地方議会の役割を今こそ発揮する立場に立つべき。
 ⑦住民の運動と世論が合併を阻止した結果、合併しなかったら財政は破綻する論が、破綻し、財政は黒字を続けている。この力を自立した町として住民の多様な意見を議論して住民第一に生かすべきその議員数が必要。
 と主張しました。



地上波停止のつけを町民に負わせる国のやり方おかしい

2011年07月18日 | Weblog
 町の臨時議会で、難視聴地域向け 地デジ対応の受信・送信アンテナ設置の契約が承認されました。
 私は議案には賛成しましたが、国の責任NHKの助成のあり方について質問しました。 

 全町民が地デジを見られるまで、町の責任、業者の責任を明確に
 市原時夫議員 ギャップフィラーが建てられる前までと見えるようになるまでの責任はどこか。町の説明では、どこまでが町で、どこまでが業者か分からない。
 ギャップフィラーができた後 その業者が言ったとおり、電波が該当地域にきちっと発信されて見ることができる条件ができているかどうかという確認と責任、これは維持費とは別に建設という立場の責任でエヌエイチケイアイテックが責任を持つべきだと。'当然そうなっているんだというふう思いますが。
それから、もう一つは、電波が届いていても、住民が現状の機械システムと違う、例えば9番、10番、12番を押しても映らないわけで、簡単な例を言えば。そういう仕組みを理解して使えるところまでやることが、これだれの責任でやるのかと。今で言いますと、52世帯、通知をして二、三回訪問して文書出している。だからやっていますと。それはとても成り立たないと思うんですね。

 アナログ放送停止は負担増、弱者置き去りのやり方だ
それから、もう一つ、今回のこのギャップフィラーシステムの根本問題についてどうお考えかと。維持管理費、アンテナ等の更新時期の費用負担などを考えますと、今後の町民サービスや負担に影響を及ぼしかねないシステムでありまずけれども、私はこの問題については、地デジ化というのは技術の進歩として認められるとしても、アナログ放送停止については、町民や国民が求めたものではなくて、国策として上から一方的に進められ、しかも負担増と弱者置き去りということを前提にして進められているシステムだと。この点から見ると、当然この責任は国の責任に反する問題だというふうに思いますけれども、町としてはその中で最善策をとるしかないというふうにしか聞こえませんが、根本的な責任と対応すべき中心は国及びエヌエイチケイだと思いますが、この原則についてどうお考えかと。
 国の責任ですが、現状では自治体でやるしかない
 ○町長(御園生正美君)議員おっしゃることには間違いございません。そういう形の中で時代が推移していると、私はそう受けとめています。国の責任において全戸全部映るような形を国がとってくれるのかどうか。その辺まで考えますときに、それはこういう方式で国がやると。それが原則として決まったと。国策としてやるんだと。国の方針だと。それにこたえるのは我々自治体でしかないと思うんですよ。どこに住んでおっても映るような形を皆さんで工夫しながら、譲り合いながら、努力しながらつくっていかざるを得ないと。根本的なお答えはそうでございます。
以上です。
 全戸の受信確認まで行います
○企画財政担当主幹 この施設ができた後の受信確認ということですが、そのエリアごとに業者のほうで各世帯の受信できる状況までは確認いたします。そのほかにっきましては、あと52世帯とありまずけれども、こちらいただいた数字の中では済んでいると思われるんではないかというようなことで、3回あるいは5回訪問して、それでも会うことができないということで通知文書を差し上げているということですので、こういう世帯については、今後も対応をしていかなければならないと考えております。
以上です。
 県も長南町も国に強く要望
 市原時夫  例えばこれ新聞報道ですけれども、千葉県地域振興課の担当者は。「本来アナログ放送が届いた地域に地デジ波を100%カバーするように対策を講じるのは、国と放送事業者の責任のはず。しかしその役割が果たせられていない。今後も国に難視対策を要望する」と。それから、長南町の企画財政室長、「町民や自治体に負担がかからないように、これまで国にさんざん難視対策を要求してきましたとかなり要望してきた」
 その原則についてもう1回はっきりそこは言っていただきたいと。何かその原則があいまいでしょうがないというように聞こえるので、そこをはっきりさせていただきたいということなんですよ。
 NHkの補助の条件はおかしい
なぜこういうふうに言うかというと、例えばNHKの助成の問題があります。これは後か
ら私も聞いて知ったわけですけれども、NHK、放送法第2条3の6とあるんですね。NHKの義務について、「あまねく電波を届ける」というのがNHKの義務です。明確に法律でNHKは届けなければいけない。こういうふうにされているのにもかかわらず、NHKはその助成の条件として、住民個人個人に今後のNHKのデジタル中継局設置等は対策の実施をしないことへの異議がないということを町長に文書で提出をさせると。これは本末転倒と言わざるを得ないと。つまり現実に進んでいる問題と原則から言って、このNHKの助成に対する条件というのはおかしいと思うんですが、おかしいと思わないかということをお聞きをした
い。
このNMKアイテックはNHKが50%を超える株を持っているところです。つまり助成金を出すが、ほとんどの事業はそれで利益を上げて戻ってくると。全額戻るかどうかわかりませんよ。そういう仕組みだ。しかもそれ以外の株は日立、三菱、ソニー、いわゆる地デジ対応電気メーカー、大企業が株を持ち合うということですから、結局のところ、聴取料、視聴率で十分はお金を出して、今度電波を建てるのに町という形で最終的には住民がお金を出して、そしてテレビが売れて、その関係の企業はもうかるというシステムなんですよ、これ。だから、こういう中で、何かありがたく助成をいただくなんていうシステムではないと。こちらがやってあげるんだ。あんたたちが感謝しろというぐらいの、そういうものではないかというふうに私は思うんですよ。そのためにも今後の問題として、このギャップフィラーのものが建てられたで終わりではなくて、千葉県の担当者も長南町の担当者も言っているように、粘り強くこれで終わりじゃなくて、今後の修繕費や管理費だか、そういう費用や次期の更新費用なども含めて、責任をとってもらうような、そうした長南町や県とも一体となった行動が必要だと。現状でこれでもうしょうがないじゃなくて、新しい立場で町民の利益を守るという立場をとるべきだと思いますが、いかがですか。
 
 今後も国に要望 
○企画財政担当主幹 送信の確認、各世帯の受信については、難視地区の今回のギャップフィラーで行うエリアの世帯がすべて見えるまでが事業の終わりというふうに考えております。
○総務課長 議員おっしゃられたように、睦沢町も当然のごとく、千葉県長南町と同じ補償をとっておりまして、町村会を通じたり、国会議員を通じたり、あくまでもこの問題については国、NHKの責任であると。しかしながら、先程も町長が言っているように、町民が差し追った問題に対応するために、今回はこれをすると。しかしながら、今後も国、NHkにずろモ引き続ぎ要望していって、当然また再度更新をする時期ということもあろうかと思います。そういったときには必ずしやまた国に責任をとってもらってやってもらうという方向を見出していきたいというふうに考えておりますので、よろしくご支援をお願
いしたいと思います。

「目障りだ、答えないよ」これが電力大企業の体質か!

2011年07月15日 | Weblog
 今日は怒りで一杯です。
今日の「赤旗」一面。2日付け「しんぶん赤旗」のスクープと国会での日本共産党の笠井亮衆院議員の質問で、九電のやらせメールが暴露され大問題になっていますが、このやらせでテレビの賛否が逆転していたことが分かった。
 副社長ら幹部の組織ぐるみであったことがわかった。逃げられないと分かるまで、県議会でもやってないとウソを言い続けていた。これまでにも、説明会などで写真を動員していた。社長は知らなかった。課長が自らの判断で行ったとトカゲのしっぽ切り。
 その上、テレビを見ていたら、張本人の副社長が出ていて、マスコミに対し「目障りだ。答えない」と一言。それにしても、時としてテレビは真実を映します。その表情から、全く反省の意図がなくばれたことが迷惑と言わんばかりでした。
 これだけの、放射線被害が広がり、被災者、そして不安が広がっているのに、世論操作でごまかそうという、その姿勢に背筋が寒くなりました。
 日本の大企業の利潤第一主義は、ここまで来ているのでしょうか。
  

核兵器廃絶、自然エネルギー転換かかげ、平和行進

2011年07月14日 | Weblog
 毎年8月に行われている、原水爆禁止世界大会に向けた原水爆禁止国民平和大行進が、14日睦沢町でも行われました。
 アピールでは、「昨年5月のNPT 再検討会議は、「核兵器のない世界の平和と安全を達成する」との「目的」と「原則」を確認し、核兵器のない世界を達成し維持するための「枠組」を確立するための特別の努力をすべての国に求めました。
ことしの平和行進は、NPT 再検討会議の合意の実行をせまるため、核兵器禁止条約の交渉開始を求める新しい署名運動がスタートした中での行進となります。この国際的キャンペーンをすべての市区町村にひろげ、核兵器禁止の大きな世論を築く行進として成功させます。
 また、東日本大震災への被災者支援、原子力エネルギー依存から自然エネルギーへの転換、非核平和の日本の実現を広くアピールする行進としてとりくみます。」としています。
 私も、原発から自然エネルギーへの転換を掲げて行進しました。