JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

日本共産党に入党して50年になりました

2019年08月27日 | Weblog


今日は、日本共産党に入って50年を迎える党員のみなさんの表彰式でした。私も20歳で入党し50周年を迎えました。
 私の一言挨拶の趣旨です。
 私が育った北海道日高山脈山麓の家庭は、様々な他人が同居し家族を作っておりました。その中でも私は戦争孤児だった女性に育てられました。高校生の時は、世界もこんな風に仲良すれば戦争がなくなるはずと考えていました。
 労働争議の中で、世の中の仕組みはそんな単純ではないことを知り「赤旗」分局時代にこの理想を科学的な立場で、社会変革に向けて純粋に生きているすばらしい日本共産党員の姿をたくさん見ることができました。その中で科学的世界観を知りマルクスはじめ蔵書を次々と読みました。これが、私の大学でした。
 その中で、人生をともにできるすばらしい女性と家庭を持つことができました。
 今、一人一人が自主的・自覚的に社会変革に動き出し、変える時代になっています。だからこそ、日本共産党の97年の揺るがぬ歴史と民主的改革と未来社会までの市民と政党の共同を掲げる日本共産党の役割が大きくなっています。
  戦前の命を賭しての反戦平和のたたかいや戦後くらしと平和な社会のため献身的にたたかった先輩の心に学び、今後も日本共産党員として誇りを持って、生きていきたいと思います。  歌声コーナーでは、伴奏をさせて頂きました。

加藤周一とドナルドキーン

2019年08月26日 | Weblog

ドナルドキーン氏は、外国人から見た日本と評価されることが嫌いなようです。あくまで、個人の研究として考えていたようです。これは、多民族で個人を主張する米国の中で育ったことも大きいのではないかと思います。加藤周一氏のように、物言えぬ日本での苦悩の中で、その後日本人全体をの特殊性を研究する姿勢とは正反対です。
 氏は第二次世界大戦という大嫌いな時代の中で、源氏物語という別世界に入り込みんだようです。通訳として軍役についたときも、頭の中は日本文化への興味でした。加藤周一氏のように、物言えぬ日本での苦悩とは正反対で、ある意味で米国の余裕が育てたともいえます。
 キーン氏は、最後まで日本文化にあこがれ惚れ込み、研究を進め、加藤氏は日本の未来への責任という実践的な姿勢があります。
 キーン氏は恵まれた生活条件と才能と努力を発揮していき、あくまで個人の興味として日本文化を研究し、アメリカ社会の分析はほとんどありません。加藤氏は日本の個性の遅れを意識しつつ、冷静な分析をされています。
 近著「オペラへようこそ」でもそうですが、自伝でも友人である、三島由紀夫・川端康成・安部公房などについても、人間として作品としての評価は、2面的な側面を冷静に見つめています。
 平和主義が原点の述べており、ある一定以上の分析と提言は持っていたのでしょうが、それは、書かれていません。
 私の課題である、日本人とは何かについては、今後の氏の日本文学史などを読んでみたいと思っています。

  

睦沢町で「平和といのちを考える会」

2019年08月26日 | Weblog

昨日は、毎年恒例の「平和といのちを考える会」でした。今年は、「私たちにとって沖縄とは」と題して、沖縄で生まれ育った、吉田務さん(社会保険労務士・前沖縄県生活と健康を守る会副会長)の講演でした。ずーと沖縄の平和・米軍基地問題に直接関わった実体験はすさまじく。市民と野党共闘が連戦連勝の県民の心を述べました。
 沖縄経済に占める関連は3%にすぎず、経済的にも基地の必要性はないことなども解明し、参加者も生々しい経験に耳を傾け、すでに、本土が沖縄化してきていることへの危惧が語られました。また、ロビ-では、ヒロシマ・ナガサキ被爆写真展や町の新日本婦人の会のみなさんにより、平和展示がされました。真剣に写真を見ていた子供をつれたお母さんは、両親が結婚するとき、お父さんがヒロシマ出身で被爆を疑われ、破談の危機もあったことなど、戦争はいやだと話されていました。
 午前中は、私もキーボード伴奏を行い、平和の歌声のつどいが行われました。

公共交通・空き家活用・学童クラブ充実を質問予定

2019年08月23日 | Weblog

9月5日から睦沢町の9月議会定例会が開かれます。
 平成30年度決算総括質疑や各種議案が議論されます。
私は、次の項目で一般質問します。午前9時開会です。
1、住民の足の確保について
 内閣府の「高齢社会白書」2019年版によれば、65歳以上の人口は2042年をピークに減少に転ずると予測されている。それまでは、高
齢者人口の増加が予測される。
 高齢化による運転の不安から免許返納の気持ちがあるが、公共交通の不便さから躊躇される方もいる。長生病院はじめ、長生郡市広域での、バス運行と充実・町内デマンド交通の運行と充実の考えを聞きます。

2、空き家活用
 町内の空き家は、3桁に上ると言われる、特に放置空き家の対策は、環境・安全面から緊急を要する。
 空き家バンク方式や解体・除去という方法だけでなく、隣地としての買い取り、菜園利用など助成制度を検討すべきでは。

3、学童クラブについて
 国は「放課後児童支援員」の数を原則2名の配置の緩和や資格基準など、児童の安全の原則を緩めようとしている。
 町として、原則を堅持すべきではないか。

NHKの心ある人々の放映「ひろしま」

2019年08月21日 | Weblog

NHKの中の心ある人々によって、映画「ひろしま」が放映されました。ともしび歌声歌集で、「にのしま」という歌を知りました。まさに、原爆投下直後に多くの負傷者が運ばれた広島市南区の似島と思われるシーンも出てきます。毎年、ヒロシマナガサキ被爆写真展を開いていますが、まさに、当時の状況を知ることができました。そして、被爆の影響で死んだ、頭蓋骨をアメリカ観光客に、人類でもっとも偉大な出来事として、売りつける被爆青年の姿など、事実に真正面から向き合うストーリーです。音楽ななんとその後ゴジラ音楽の伊福部 昭氏であることも初めて知りました

昭和天皇の反省とあいまいさ

2019年08月21日 | Weblog

 昭和天皇による南京虐殺についての発言「支那事変で南京でひどいことが行われいるという事をひくい其の筋でないものからウス>聞いてはいてゐたが別に表立ってだれもいはず従って私は此のことを注意もしなかった」初代宮内庁長官の手記より。など、侵略戦争への反省があいまい。

世界に類を見ない、資本論新版発行の意味

2019年08月18日 | Weblog

 9月から2年かけて刊行される、新版『資本論』の不破哲三・萩原伸次郎・山口富男3氏の対談記事です。
 「当時の資本論の恐慌論に空白がある」と聞いたのは、50年近く前、私の入党推薦者のSさんからでした。
 その後資本論第一巻を読み恐慌論まで行かずに挫折。
不破哲三さんは、エンゲルスの編集の弱点・マルクス自身の革命運動の中での利潤率低下論の克服、商人の介入による「恐慌の運動論」、未来社会は「自由な時間」の確保による人間の全面的発展など、エンゲルスが注目しなかった、マルクス自身による、理論的発展を資本論・資本論草稿の中から発見し、今回の新版に生かされています。
 これは、アメリカ支配・財界いいなり・ソ連中国の干渉とのたたかいなど、日本国民の困難を一緒に超えていく先頭に立ってきた不破哲三さんはじめ、全国に日本共産党員の活動が生み出した、世界に類を見ない成果だと思います。

侵略戦争美化の元凶

2019年08月16日 | Weblog

2005年5月には、「赤旗」ルポ「″靖国史観″の現場をゆく」。と5月6月には、北条徹氏の「″靖国史観″とアメリカ」が「赤旗」に連載されました。
 これは、靖国神社の公式の言動に即して、侵略戦争礼賛の姿勢を批判し、その中で、「『大東亜戦争』を引き起こした責任はアメリカにあった論なども明らかにしました」。 当時私は、初めて遊就館のあまりのご都合主義・侵略戦争美化に驚きました。
 その後毎日新聞の記事によると翌年2006年に(「靖国神社遊就館:米が批判の記述修正 アジア関連は変えず(毎日新聞2006/10/6)」)と一部アメリカ批判の記述を修正したとあります。私は、この前後に遊就館に行き、事実を見てきました。
 なお、北条徹氏は後に、不破哲三さんであったことが、後の著書で明らかにしています。

インターネット中継も新版資本論発行記念講演会

2019年08月11日 | Weblog

資本論は第一巻のみマルクスが完成させましたが、その後は、エンゲルスなどが編集したことによって、わかりにくい部分があると言われてきました。不破哲三さんは、数十年にわたり、マルクスの草稿などを研究しその都度解明されてきました。現在、雑誌経済で連載の「利潤率低下の法則」とマルクスの格闘や配列の順序の組み替えも行ったようです。
「インターネット中継」も予定されており、注目の記念講演です。

支配階級を震え上がらせた、「肯定的理解」と「必然的没落の理解」

2019年08月10日 | Weblog

  資本主義社会への「肯定的理解」と「必然的没落の理解」。これは、私が、衝撃を受けたマルクス主義の命題の一つです。
 経済で不破哲三さんは、この裏付けとして、「利潤率低下の法則」にたよったマルクスの苦悩と発展経過を解明しています。そして、現実の社会変革の運動の先頭に立っていたマルクスがその、たたかいの中で、未来の担い手としての労働階級の発展を認識する感動的な経過を書かれています。

野党連合政権への合意こそ、「政治は変わる」声を広げる力に

2019年08月10日 | Weblog

 志位和夫委員長の、日本共産党97周年記念講演を見て感じました。
  「政治は変わる」と感じ、投票率が上がる、野党連合政権への合意へ、今こそ話し合いの開始を求めたいと思います。
この4年間市民と野党の共闘は豊かに成長発展しました。故翁長知事の「保守は革新に敬意をもち、革新は保守に敬意をもちお互いに尊敬する関係になっていきましょう。」は、」は、まさに共闘の源流です。
 もう一つは、「多様性の中の統一」「互いに学びあう」という共闘の根本姿勢の大切さです。そして、日本共産党を躍進させることが野党連合政権への最大の力になるだとうということです。