JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

国にもはっきりものを言い、町民の安全・くらし・福祉まもれ

2012年06月27日 | Weblog
町の6月議会は、15日に開かれました。
 日本共産党の市原時夫議員は、今年度策定予定の町の基本計画の内容について、提案し質問しました。
 現在、町は、平成20年3月に策定した、第2次総合計画(29年度までの基本構想と24年度までの前期基本計画)に基づき進められてます。
5年間の激変に沿った計画に
合併論の誤り明白
5年前の第2次総合計画で、合併に固執し、国の行革の無原則導入の誤りが明確になったこと。

民主政権の生活破壊からくらし守れ
基本計画の前提として、国民の期待を裏切った民主党政権のくらし破壊から町民守る立場を明確にすべきこと。
 
子育て支援の特質生かすべき
学校給食の自校・ランチルーム方式は、各地から施設に訪れる先進的な施策であり、学校の状況に応じた献立にできるすぐれた仕組みであること。 地元の麦、地元の障害者施設で加工した、パン給食など地産地消をさらに生かすこと。
この自校方式は、子供たちのふるさとの誇りにもなっていること。
負担軽減と地域経済活性化に取り組むべき
 国の負担増が、生活を破壊しており、茂原市の大企業のリストラ・非正規社員化など、国のリストラ支援策から、住民の暮らしを守ること。
 試され済みの住宅リフォーム助成で、地域活性化につなげること。
東日本大震災の教訓生かし、防災対策をできるところから
東日本大震災と原発事故は、基本計画の根本が問われる問題である。
被害想定の認識と対策を
津波予測は、文部科学省の地震調査研究推進本部の地震予測として、南関東のマグニチュード7手小渡の地震が30年以内に発生する可能性は70%と予想されている。1987年の千葉県東方沖地震の6.7を超える可能性がある。
 千葉県の被害想定では、東方沖地震の時が震度5で、今後の予測では6弱と超える可能性がある。
 睦沢町での、東京湾北部地震の場合の被害予測では、死者1名、負傷者67名、避難者2516名、帰宅困難者1024名、建物全壊123棟、出火件数1件、津波、液状化被害も一部想定されている。
 緊急に、できるところかが対策を講ずるべきだ。
放射能対策・食品安全・こどもの健康調査を
 一年以上たっても、放射能への危険は去っていない。
 簡易測定器の購入・貸し出しは前進だが、土日に借りられないことは、共働きで子育て真っ最中の保護者が利用できないことになる。改善すべき。
 また、水・職員の簡易検査機器の活用への周知。子供たちの放射線影響健康診断も行うべき。
千葉県後期高齢者医療への町負担の軽減を
千葉県後期高齢者医療への、睦沢町など、小さな自治体の負担割合が大都市に比べ、大きすぎる。
 均等割の額を引き下げさせるべきだ。
 以上の内容で質問しました。
 町長の辞職により、答弁にたった、板倉副町長・町長職務代行は、現状の報告はありましたが、今後の方向については、新しい町長に伝えたいと 述べるにとどまりました。

ファシズムとのたたかいを知る

2012年06月17日 | Weblog

 「加藤周一氏の現代ヨーロッパの精神」岩波現代文庫1020円。
私は、日本社会のルールなき資本主義がなぜ、通用するのか、ヨーロッパとどう違うのかという問題意識を持っています。
 これは、不破哲三さんが、日本社会の特徴について述べていますが、ヨーロッパ社会はどうなのかという疑問から、読みました。
 その中で、別の課題を発見しました。橋下市長の強引な手法とのたたかいを、一般マスコミが放棄し、というより持ち上げている中で、市民のたたかいと一体に民主主義の視点で、果たしている「赤旗」の役割に改めて感じたことです。
 この本の中では、ドイツ、イタリア、フランスなどの反ファシズムの戦いのちがいについても、ナチスが国民的な反撃が起こらなかった問題など、解明しています。
 「赤旗」が徹底した、橋下市長の実際の市民いじめの事実の実態を暴露し、市民運動を事実にそって、報道してていることの、大切さをこの本からも感じたのです。
 ただ、カトリック、プロテスタントの役割などは、むずかしくて分かりませんでした。

御園生町長の退職に同意 六月議会本会議で全員一致

2012年06月15日 | Weblog
  十五日に始まった、六月議会の冒頭、中村議長から、御園生町長から一身上の都合による退職届けが提出されていることが報告されました。
 ただちに休憩に入り、議員全体会議が開かれ、議長から六月十一日に退職届けが出され、議長が留意したが、辞職の意志が固く、本会議で辞職を認める追加議案を出したい旨の意向の説明がなされました。
 市原時夫議員は、「地方自治法第145条は、普通地方公共団体の長(町長も含むは、退職しようとするときは、その退職しようとする日前、都道府県知事にあつては30日、市町村長にあつては20日までに、当該普通地方公共団体の議会の議長に申し出なければならない。
 但し、議会の同意を得たときは、その期日前に退職することができる。とあるが、この但し書きによる同意ということになるが、町長の意志は固いのか」と聞きました。
 議長は「固い」との回答で、他の議員からも同意の意思が示されました。
 本会議で、全員一致で辞職に同意しました。 なお、本会議では、板倉副町長が、町長職務代理者として、一般質問の答弁、議案の提出を行いました。五十日以内に、町長選挙が行われることになります。
 十四日付けの千葉日報では「物忘れが多くなった。これからの健康に自信が持てない」などの健康上の理由を挙げたと報道されています。

御園生町長突然の辞意表明

2012年06月13日 | Weblog
 町担当者によると、今日、御園生町長が辞表を提出し、記者発表をおこなったとのことです。会場には、町長は出席せず、議長がそのことを述べたようです。
 理由は、体調不良と述べたようです。
 6月本会議が明後日、15日に迫っておりますが、当日議会で議事進行について、話し合われるようです。

フランス革命への思想的準備・・・モルリィ「自然の法典」

2012年06月11日 | Weblog


 今日の科学的社会主義の運動と理論の発展の流れは、エンゲルスの「空想から科学への発展」が分かりやすく、20代に解説書とともに読みました。
 当時は、ほとんど理解できなかったのですが、今も、よく理解しているとは言えませんが。
 このモルリィの「自然の法典」は、友人の大学教授から「フランス革命に興味があるなら」と渡された一冊です。ありがたいことです。
 モルリィは、「自然状態では、人間は平等だったが、私有財産が生ずることによって、悪がはびこった、だから、法律によって平等な社会をめざす」ということではないかとおもうのですが、難しくて、理解したとは言えませんが。
 書かれた時期が、1778年でフランス革命が1789年ですから、当時の知識人の考えを表していると思います。
 同じ年に、書かれたルソーの「不平等起源論」(まだ、読んでませんが、新日本出版の「空想から科学へ」の解説を見ると)同じ思想ではないかと思うのですが。
 時代の限界だと思いますが、本のカバーに「共産主義社会こそが、人類の本来の姿であり理想社会だと説く」とありますが、最後の「神聖基本法」なるものは、国家権力による独裁社会の様相を示しています。友人も「ここは、だめだね」と言われて当時の思想を知るという視点を示されています。
 この本は、当時の封建制社会批判を人間の自然な姿から逸脱しているという立場から、様々な角度から取り上げ自然状態の平等社会を提案してますし、当時の革命的な雰囲気が伝わってきます。それが、ルソーの「社会契約にもとづきうちたてる」という思想などから、フランス革命へと具体化され、「ブルジョアジーの大国を理想化したものにすぎなかった」(空想から科学へ)となりました。
 この、フランス革命後の現実批判として登場したのが、空想的社会主義者のサンシモン・フーリエ・オーエンなどで、この思想を批判的に継承・発展させ、「唯物論的歴史観と剰余価値による資本主義生産の秘密の暴露とは、マルクスのおかげである、これらの発見によって社会主義は科学にな」った(空想から科学へ)
 現代日本社会での具体的適用・発展は、日本共産党綱領という形示されています。
 また、マルクスの理論そのものの理解と発展が、不破哲三さんなどによって、世界と日本の現実社会の変革という運動そのものの中で、次々と打ち出されていることは、議員活動としても、生き方の問題としても、指針として役立っています。 

橋下の攻撃とたたかう、大阪市民の底力・・「赤旗」連載の魅力

2012年06月10日 | Weblog
 「赤旗」日刊紙で連載中の、橋下「維新」逆流の正体、第一部、市民攻撃に立ち向かう。
 は、おもしろい、草の根からの市民のたたかいが、実にリアルに紹介されています。
 「短期間で34万署名、学童保育発祥の大阪の底力だ」の記事は、権力者の横暴を許さない大阪市民の伝統の底力を知り、励まされます。
 「赤旗」はやはり「国民のしんぶん」といえますね。
 日本共産党の経済提言にもとづく全国各地の「経済懇談会」の内容は、大企業の健全な経営発展にとっても大切な中身であり、企業関係の参加者からも歓迎されています。

6月議会は、15日(金)から 町 基本計画を質します。

2012年06月07日 | Weblog
 町の6月議会は、15日(金)から開会の予定です。
 日本共産党の市原時夫議員は、今年度、策定予定の、睦沢町後期基本計画のあり方について質す予定です。
後期
基本計画への
基本姿勢 

住民のくらしを守る姿勢を明確に
 ①現状認識について
ア)「社会保障と税の一体改革」から住民のくらしをまもる認識をもつべきではないか。
 
子育て支援・地産地消の充実を
 ②自立し睦沢町としてすすむことを明確に位置づけ、先進的な子育て支援、地産地消など伝統を生かしたまちづくりにとりくむべきではないか。 図書館への発展充実・学校図書配置・障害者・福祉施設・住民団体との共同など。
 
住民負担経験・地域経済発展を
 ③町としてできる、住民負担増からの軽減と地域経済発展の視点から、住宅リフォーム助成に取り組むべきではないか。
 
住民参加の拡充を
 ④まちづくり委員会の拡充と町の体制強化を行うべきではないか。
 
防災対策、放射線の影響からこどもたちを守る
 ⑤震災対策・防災対策の位置づけ強化と具体化について
 ○津波対策、液状化、耐震補強、弱者救済対策、被災者支援について
○放射能対策・・・食品の安全対策・こどもの健康調査

原発廃止と自然エネルギー活用
○原発のない、自然エネルギー活用のまちづくりをめざすべきではないか

後期高齢者医療の町負担軽減を
 市町村共通経費負担金の見直しを求めるべきではないか。


社会を知る根本を教わった。宮本顕治・上田耕一郎氏著作集が発売

2012年06月01日 | Weblog


 私が、現在まで、物事を見る基本になっている最初に文献が、宮本顕治さんの、1961年、日本共産党が綱領を確定する第8回日本共産党党大会の時期の報告集「日本革命の展望」です。
 これは、これは一革命政党の政治方針にとどまらず、社会をどう見るか、どう生きるべきかの根本について書かれています。
 戦後、日本共産党はソ連の干渉によって、党が分裂させられており、その中で、日本と世界の見方、革命路線をめぐって様々な考え方があり、4年以上にわたる党内、議論をへて、この大会で綱領が確定されました。
 宮本さんの各種報告等は、こうした、実践的な中で出されたものですが、それだけに、歴史を超えた示唆が数多くあると思います。
 特に、「哲学者たちは、世界をさまざまに解釈したにすぎない。大切なことはしかしそれを変革することである」という立場に立つこと。
 日本の・・・・現段階とその国際的位置づけは、・・・・・弁証法的に、すなわち全体的かつ発展的にとらえること」と述べています。
 この、原則は現在も私の指針となっています。

 この本を読んだのは、日付を見ると1973年8月26日私が、24歳の時だと言うことになります。本のメモを見ると「資本主義がこのままつづくか」「次の社会はどんな社会か」「その理由は、必然性は」との問題意識が書かれています。
 これは、現在も続く問題意識ですが、この間の日本共産党の実践的・理論的な発展がかなり、応えてくれています。
 不破哲三さんが、マルクル・エンゲルスの理論的・実践的な解明と、理論的な発展をすすめておられますが、その基本を、マルクスそのものの発展の中でとらえるとされていることが、社会主義論・革命論への大きな貢献となっている根本のような気がするのですが。