JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

日本の現実に即した、マルクル・エンゲルスなどの古典学習

2011年07月11日 | Weblog
 日本共産党の党内古典学習として、不破哲三さんが始めている、マルクルやエンゲルスの科学的社会主義の理論講座は、福島原発事故の本質を解明した部分が、パンフレットになって、26万部になったとのことです。
 現在は、エンゲルスの「空想から科学へ」をもとに講座が開かれていますが、「賃金価格利潤」、「『経済学批判』への序言・序説 (科学的社会主義の古典選書)」が行われてきました。
 単なる文献解説ではなく、日本社会の独自の歴史、時代背景をもその中で解明し、史的唯物論の具体的な現れを、かなりの時間をかけて、解説されていますので、私にとっては大変役にたっています。
 また、現在の政治の問題の本質も同時に具体的に解明しているので、「福島原発事故問題」などは、賃金価格利潤で原則的に解明されていた、利潤第一主義の具体的な現れとしても、本質を突いており、好評なのかもしれません。
 「空想から科学へ」は、20才の時から、何度も読み返してきたものですが、マルクスとエンゲルスの微妙な違いや、歴史的に新たに解明されてきた問題もあり、新手馬手読み直しました。
 不破哲三さんは、フランス革命が及ぼした、影響という視点から、フランス革命の主な歴史的経過をかなり話していますが、社会変革の時期の変革の早さとともに、民衆が実際の経験を通して、さらなる、運動の発展がすすむ状況を簡潔に述べており、私は別にフランス革命の歴史の本を読んでいるところです。
 日本共産党は、現在の資本主義から即社会主義革命とう路線はとっておらず、今、現実に国民を苦しめている、大企業・財界支配やアメリカへの従属をやめさせるという、民主主義革命路線とさらなる社会発展の段階でも、社会主義への長い過度期を想定しており、この視点からもフランス革命も勉強したいと思っています。