JCP市原時夫です

千葉県房総の睦沢町から、政治・経済・歴史・オペラ・うたごえを考えるgabuku@m12.alpha-net.ne.jp

いわさきちひろさんの苦悩とやさしさ、こども大好きの人生がびっしりつまった本

2014年08月27日 | Weblog

娘の時も孫の時も、ちひろの絵と同じちょっとした仕草をします。この本の黒柳徹子さんによる紹介は、ちひろの苦悩も含め、人間としてまっすぐ生きた姿を、暖かい目線で紹介しています。高畑勲さんは、輪郭線を書かない絵本が成立するのかとおどろきとその才能の根源に迫ります。才能に溢れる、世間知らずのお嬢さんが、生涯の苦悩を抱えながら、こどもが大好き、こどもを奪う戦争はだめと可愛い絵でさけぶ。うっとりするくらい大好きだった、夫、松本善明と、その松本善明氏のどこか、とぼけた人柄などなど、じーんとして、思わず笑ってしまう。素敵なほんです。今までのちひろ本の中でも最高の一冊です。新日本出版社 1600円。
 追伸、戦後の混乱の中、着る物も粗末な時代に工夫して、とてもしゃれた服と麦わら帽子に絵をかき素敵なつば広帽子に変えた、そのスタイルは、まったく、異次元の女性だったようです。・・・・・・とにかく、えーと思うエピソードがいっぱい。

被災された方々、いわき市で生きる思いを歌い 感動。

2014年08月25日 | Weblog

昨日、睦沢町公民館で行われた、「平和といのちを考える会」の「いわき雑魚塾」のコンサートは正味1時間半の感動の演奏でした。武蔵美出身の陶芸家の女性は「1曲1曲福島の情景が浮かび、思いが胸に迫ります」と話されていました。別の女性の方は「生きる勇気を頂きました」と語っています。最後に、主催者を代表して加藤治郎( 千葉明徳短期大学教員)さんが、「フォークグループと聞いていましたが、演歌ではなく「縁歌」グループではないか。人と人をつなぐ歌です。」と感謝の言葉を述べました。

木質バイオエネルギー活用を考える 

2014年08月25日 | Weblog


24日 睦沢町の中央公民館で行われた「平和といのちを考える会」の展示・報告・コンサートで、市原武町長から挨拶を頂きました。
 市原町長は、平和の大切さ、自然エネルギーの活用、会の活動への激励などを話して頂きました。
 私は、木質はじめ、地域雇用につながる自然エネルギー活用の現状と見通し、を話させて頂きました。会の平岡さんは、千葉県南房総市での木質エネルギー活用の施設報告を資料と動画によって、報告されました。
 写真は挨拶される、市原武睦沢町長

貧しさをなくそう、反戦平和の党を知り、50年 

2014年08月18日 | Weblog

 このほど、日本共産党東部地区委員会が、日本共産党に入党されてから、30年・50年を迎えられる党員の表彰を行いました。
 「こどもの頃、家が貧しく、東京への修学旅行が行けず、寂しい思いをしました。工場に勤めて、組合活動をリードする方から、社会の勉強を教わり、貧しさをなくす。戦争をさせない日本共産党を知り、入党しました。」 女性。
 「小学校ごとにプールをつくろうとがんばり、実現したときに、学童クラブのこどもが、ウソじゃなかったんだね。と言ってくれたこと。正直に50年生きてきたこと、日本共産党員の誇りです」女性。
 都会で労働運動一筋で、退職後、農村に移住して、自然を相手に、農業にがんばる共産党員のみなさんの姿に感激しました。日本共産党員でよかった」女性。
 など、日本共産党員として生きてきた人生を語ってくれました。
 また、わたくし市原時夫のキーボード伴奏で、「原爆許すまじ」「がんばろう」など歌を参加者皆さんと共に歌いました。

トロイカ・一週間を作詞した人

2014年08月09日 | Weblog

ロシアの歌の中で、一週間やカリンカ、トロイカなど今も歌い継がれている、これらの歌を、訳詞・作詞して、日本に広めた人物森おくじ氏の楽譜集を購入しました。君津市「久留里うたごえジョイ・マスター通信」と共に、この楽譜集のことを紹介するコピーがあり、早速注文しました。
 楽譜には、「楽団カチューシャ」訳詞とか作詞とかなっているので、この旧ソ連の抑留者の方々がつくった音楽舞踊団ということは分かっていましたが。森おくじ氏の功績に寄るところが大きいということがわかりました。
 想像していたより立派な装丁で、とても美しい本です。中身も、自筆の楽譜も美しく、森氏の詩は、とても胸がきゅんとなるような、美しいものです。氏の作詞・作曲の歌も掲載されております。
 ご紹介下さった「ジョイ・マスター」に感謝します。

99歳で女性運動の先頭に立ち続けた。櫛田ふきさん

2014年08月08日 | Weblog


63歳で労組婦人部に依存しない、個人加盟の「新日本婦人の会」の創設者のひとり、櫛田ふきさん99歳(1998年)にまとめた本です。長生きもすごのですが、その人生が私に、生きる方向と勇気を与えてくれます。
 河上肇をかくまった。35歳で未亡人、壺井栄夫妻との交流、宮本百合子・平塚らいてうの援助を受けながら、戦後の女性運動の先頭に立ち続けてきた。進歩的女性集会・母親大会を生み出した。アメリカの北ベトナム無差別爆撃の最中にジョーンバエズと共に12日間ホテルとその地下壕で明るくすごしていた。72歳の時です。もうすごい人です。生涯現役を続けた方です。
 そして、人間としてすごいと思ったのは、1949年から続けてきた「婦人民主クラブ」の委員長を若い書記の使い込みが発覚し、「この一人の女性も救えずになんで万人を組織することなどできようか」と速辞任したことです。
 しかし、民主団体と言われる組織でもその座に居座ろうとする人物も見てきました。この櫛田ふきさんの、生活苦を前にしても、退く潔さとその精神にジーンとしました。そのときの平塚らいちょうさんの配慮も、仲間の援助も感動的です。
  私は、日本共産党の組織の末端を経験していますが、何の気兼ねなく意見を述べ、言い過ぎて間違った時には、批判を受けることもたびたびあり、その中で、成長させて頂いております。この本の中でも、運動の大事なところで、共同する日本共産党の姿が出てきて、あらためて日本共産党員の先輩達へ想いを馳せることが出来ました。
 古本を購入したので、読んでいたら、パラリと落ちたのでしおりかなと思ったら。こんなものでした。



加藤周一1950年31歳の日本社会論を乗り越える広がりが今

2014年08月06日 | Weblog


「文学とは何か」加藤周一著 1950年31歳の時とのことですが、前半の文学論については、残念ながらわからず。なるほどと思ったのは、3の日本の近代文学の章で「近代個人主義のないところへ、近代個人主義から導きだされたあらゆる文学形式とその技術ごが輸入された。
 それが、明治以後の日本文学の、唯一最大の不幸であり特色です。」と述べその背景を「明治維新がつくりあげたのは・・・・・市民社会ではなく、天皇制社会でした。その社会の実質的な単位は家であって、個人ではありません。」と現在も続く、日本社会の特徴をすでに指摘しています。
 「個人主義が個人的にではなく、社会的に徹底させられる必要がありましょう。」とずばり本質を突いていると思います。
 そして、今、原発ゼロや集団的自衛権、TPPなど若い人を始め、個人主義が社会的に徹底される時代に入ってきているのではないでしょうか。そしてその背景には、もうけ第一主義の財界によって、終身雇用や不安定雇用、過密労働など、個人主義にならざるを得ない、状態がつくられ、そのことが財界・大企業の横暴を突き崩すことになっているという、矛盾の拡大につななっがっているのでないでしょうか。

自衛隊員の家族の不安

2014年08月05日 | Weblog

 昨日の「赤旗」で、私の実家の近く千歳市での日本共産党の活動と自衛隊員の家族の声が出ています。
 「転職したいが、逃げ出すのかと言われるのが怖い」など、切実な声が寄せられたようです。
 個人の主張を認めないという、日本的な風土が、若者を中心に打ち破られつつあると思います。こうした方の個人の判断が尊重されるよう、多数の横暴(とはいっても、有権者全体から見れば多くはないのですが)の政治を打ち破らなくてはと思います。

「赤旗」より
 党ビラに隊員家族反響
 市街地が三つの自衛隊基地・駐屯地に囲まれ、自衛隊関係者が有権者の過半数を占める「自衛隊の城下町」・北海道千歳市(人口約9万5000人)で、
日本共産党が市民に配布した集団的自衛権の危険性を訴えるビラにたいし、自衛隊の家族らから反響が寄せられています。
(北海道・越智朋子)
 安倍政権が集団的自衛権行使容認の閣議決定を強行(7月1日)したことを受け、日本共産党千歳市委員会は「集団的自衛権の危険さを訴え、党が同じ市民として自衛隊員
陸上自衛隊北千歳駐屯地や家族のことを心配していることを知らせたい」と急きょ、地域政治新聞「民主ちとせ」を発行、住宅街や街頭などで4500枚配布しました。
 裏面には、自衛隊員の父親が「息子の命を守ってほしい」と思いを語った「しんぶん赤旗」の記事(7月14日付)を転載しました。配布したその日からビラを見た自衛隊
員の家族らから党市委員会に次々と電話がかかってきたのです。


「集団的自衛権の危険その通り」
「不安聞いて」
 転職してほしい
 夫が自衛官の女性は 「心配で、心配で。これからどうなるのかと聞くと夫は、命令があれば行くと。秘密保護法もあるからしゃべるなと言うだけ。不安な思いを近所の
人にも話せない」とつらい心情を吐露しました。
 義理の息子が自衛官の女性は「転職してほしいと話したが、本人は『逃げ出すのかと陰口をたたかれるのが怖くてやめられない』と言う。孫たちのためにも何とかした
い。こんな政治家を選んだ私たちが悪いのか。次は絶対に自民党や公明党に投票したらダメですね」と憤りました。
「集団的自衛権について書いてあり、全くその通りだと感じて電話した」とビラを見て、すぐに電話をかけてきた若い男性もいました。
「不安を誰にも話せない。聞いてくれて、安心した。また聞いてほしい」というのが電話をかけて電話を受けた市委員会のメンバーは「今まで宣伝やビラでこんなに反応
があったことはなく、正直、びっくりしている。本人や家族がいかに不安な日々を過ごしているかを強く感じた」と話しています。
  「自衛隊は、命令に従うのは当然だが、入隊時に友好国のために海外に戦争に出て行くことがあるとは教えられていない。隣も向かいの家も自衛官。彼らを戦争に行か
せたくない」と思いを語る60代の元自衛官もいます。
 宣伝行動に激励 自衛隊関係者が議員の3分のI以上を占める千歳市議会で活動する日本共産党の佐藤仁市議イラク派兵後、自衛隊員の家族から『帰ってきたら家族に暴力を振るう
ようになり、人が変わってしまった』と訴えがあった。自衛隊の町だが、憲法9条を守りたいという人はたくさんいる。多くの市民と連帯し、運動を強めていきたい」と話
しました。
  「閣議決定は撤回を」の宣伝行動では、これまでにない激励の声が寄せられています。

戦争放棄を背景に、様々な主張が

2014年08月04日 | Weblog

昨日は、憲法ホークジャンボリーを見に行きました。8月24日に睦沢町にお呼びする、「いわき雑魚塾」のみなさんが出演されていました。しっかり、生業に根ざした問題意識をもって、被災・原発事故問題をとらえておられる点で、最も説得力があったのではないでしょうか。高校生バンドのみなさんが、技術は別にしても、若さあふれる主張で会場が盛り上がりました。平和への思いが若い人に広がっている実感をここでも感じました。出演者の交流会という印象が強かったです。一部運営的には疑問も残りました。