日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

安倍経済学が失速しそうなのはお金の使い方が少ないことが原因である。

2014年05月11日 | 経済
 アベノミクスがうまくいっていない。株価が年初以来2000円以上下がった。これは何を示すかというとお金の使い方が少ないことを示す。
デフレはもともとお金の使い方が少ないという病である。日本経済の生産力に比較して需要が少ないのである。内需を大きくしなければ景気が良くならないのは自明であるが国内でのお金の使い方が少ないのである。年間95兆円の予算は小さすぎる。120兆円から130兆円の予算を組まなければならない。米国の真似をしただけでは景気は回復しない。日本はデフレをインフレに転換しなければならない。インフレを維持するだけでいい米国と同じやり方ではうまくいかない。日銀に刷らせたお金を使って政府が大規模な財政出動をやらなければならない。
 米国は金融緩和の縮小に転じた。ドル紙幣の印刷を減らし、次にはゼロ金利も終わらせようとしている。こうなるためにはアクセルを踏んで景気を過熱させなければならない。加熱させればブレーキを踏める状況が発生する。日本は景気を過熱させることが出来ない。どの辺りが日本の実力かの判定が小さすぎるのである。自虐的な経済観といっていいだろうか。少しアクセルを踏んだだけで行き過ぎを心配するのである。90兆円程度の予算で日本経済を好景気にできる訳はないのである。不景気のままブレーキを踏んで真の不景気に陥ることを何度もやってきたのである。お金を使いすぎると物価上昇率があがる。現在の物価上昇率には円安の影響や消費税増税の影響が出て大きめに出ているがそれでも2%にほど遠い。これはもっと大規模にお金の使い方を増やさなければならないことを示している。
 予算を組むときに財政再建を考えるのが不景気が長引く原因である。3月期の決算は増収増益の企業が多いが日本経済の実力はこんなものではない。財源は日銀に刷らせたお金を使えばいいのである。「政府が使う場合は借金にならない」というと非常識といわれるが、実際そうである。借金になるというならこの場合の債権者は誰かいうべきである。
日銀に刷らせたお金が使うものが居なくて外国に流れていくので円安に振れている。円安は国民に取って不利益である。外国にお金を流せば外国が好景気になるだけである。国内でお金を使い、内需を盛り上げることで日本の株価が上昇する。株価が上昇すれば消費も増える。とにかく国内でお金を使うことである。お金の使い方が足りないのである。その意味で線形モーター車を東京から名古屋へ引く計画を大阪まで延ばし繰り上げて敷設せよという提案は是非実施しなければならない。


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