Will5月号6月号にのった東宮妃に関する西尾幹二氏の発言には驚いた。妃殿下が反日左翼の思想に毒されているのではないかとはっきり明言している点にである。そういう根拠は宮中祭祀にほとんど出席なさらないと言うことだけである。日本語より英語が上等と考えている人間は多いから神道よりキリスト教が上等と考えている人も多いであろう。或いは神道は原始的で遅れているなどと考えている人も多いかもしれない。雅子妃殿下の考えの中に反日でなくとも欧米崇拝、近代主義、効率主義を是とする考えがあるのかもしれない。しかしそれは人の内面に属することでありはっきりと断言するには相当の飛躍が必要だ。仮に西尾氏の危惧が事実として、皇太子が妃殿下に尻にしかれている傾向が見えたとしても天皇制の危機と騒ぎ立てるのは間違いである。一昨年の騒動にみる通り天皇制は万世一系男系でつながっており、東宮妃の氏、素性や思想的な傾向など重要な問題ではないと断言できる。西尾氏は東宮妃の学歴、キャリア、思想面を問題にしているが東宮妃の役割はお世継ぎを作るところにある。もし雅子妃殿下がこれからお世継ぎに恵まれれば、あれこれの批判はきれいになくなってしまうことは疑いない。
西尾発言は一番大事な東宮妃の役割を誤解している。根拠のないことでいたづらに国民を不安に落としいれたと言う意味で大いなる不敬であろう。天皇制は2000年に近い長い間を試練に耐えて存続しており、そんなに弱い存在ではない。
西尾発言は一番大事な東宮妃の役割を誤解している。根拠のないことでいたづらに国民を不安に落としいれたと言う意味で大いなる不敬であろう。天皇制は2000年に近い長い間を試練に耐えて存続しており、そんなに弱い存在ではない。
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