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Michael君 in NY - ACL on Broadway Jan. 08 その3

2008-01-14 15:49:23 | Michael 08 ACL
NYのMichael君(マイケル・グルーバー)Jan. 2008編 その3です。(写真は、夜のタイムズスクエアです。)

1月3日・・・この日は、めちゃくちゃ寒かった・・・! 前日の天気予報で、最高気温でさえもマイナス5℃くらいまでしか上がらないと言っていたので覚悟はしていたんですが、朝の8時の時点で、気温は何とマイナス10.5℃! 晴れているので、外の景色はさわやかな朝~♪といった感じなんですが、窓ガラスに近寄ると深々と冷え切っているのがわかりました。すぐさま、「今日は、劇場に行く以外は、一歩も外に出ない!」と決心したナズ、部屋のドアの外に「Don't Disturb」の札をかけました。(笑)

朝の10時をまわった頃、Michael君に「何度もごめんなさい。昨日・一昨日とショーが終わった後に待っていたんだけど、会えなかったね。今日は、もしよかったら、楽屋入りの時に会ってもらえますか?夕方の6時頃、楽屋口のところに行ってます。もしもっと早いほうがよかったら、ホテルの方に連絡下さい。」とメッセージを残しました。もちろんホテルの電話番号とナズの部屋番号も伝えました。(彼はナズの携帯番号を知ってるんですが、ナズの携帯は当然日本の携帯なので、Michael君の携帯からかけると国際通話になってしまいます。彼に高い電話料金を払わせては申し訳ないので、ナズの携帯へはかけないようにとお願いしてあるんです。)
電話のあと、少しおなかが空いたので、ホテルのロビーにあるカフェにベーグルサンドを買いに行きました。

ホテルの部屋でTVを見ながらぬくぬく過ごしたナズ、3日の夜はマイナス8~9℃くらいになると天気予報で言っていたので、使い捨てカイロをしっかり貼って、万全の防寒対策で、夕方の5時50分頃、ホテルを出て劇場へと向かいました。
今日こそ会いたい・・・!と思いながら、楽屋口のそばで待っていると、6時ちょうどくらいに楽屋口のドアが開きました。ドアから顔を出したのは、Michael君でした~♪

「ナズ、外は寒いから、早く中に入っておいで!」

楽屋口の中にナズを入れてくれたMichael君、

「やっと会えたね!また来てくれて嬉しいよ!」

と言いながら、しっかりハグしてくれました♪ 彼曰く、携帯電話にトラブルが発生していたそうで、昨日と一昨日のナズのメッセージが聞けず、3日になってようやく3件のメッセージが受け取れたそうで、それで1日と2日は会えなかったそうなんです。
素顔のMichael君は、ステージでグレッグを演じている時よりもずっと若々しく見えます♪ 思っていたよりもずっと元気そうで安心したのですが、やはり腰痛が少し出ているそうで、

「そんなにひどいわけじゃないんだけど、やっぱり、この年になるとどうしても、あちこち痛くなっちゃうんだよね。」

と苦笑いしながら話してくれました。
「A Chorus Line」のカンパニーが、Local Oneのストライキが終わった翌日にタイムズスクエアで行った上演再開を祝うパフォーマンスの写真が載っている日本の新聞や、前回会った時、「日本の劇場の外観の写真が見てみたいな~」とMichael君が言っていたので、今回用意してきた首都圏のぴあマップ等のお土産を彼に渡しました。
そして、本当は500回記念の当日である1月4日に渡そうと思って手作りした小さなお人形(500回記念のメッセージをデコレーションしたケース入り)も、万が一4日に会えなかったら・・・と思って持ってきていたので、それも渡しました。(今回の旅行では、この時しか会えなかったので、今にして思えば、500回記念のお人形をこの時に渡しておいて、本当によかったです~!)

「すごいや、ナズ! この人形、可愛いね! それに、劇場の本や新聞も! いつもありがとう、嬉しいよ♪」

Michael君が劇場のスタッフの人に、2人の写真を撮ってくれるように頼んでくれました♪

「ナズ、ゴメン、ショーの準備があるからそろそろ行かなくちゃ。今夜は、またショーの後で会えるんだよね?」

「もちろん!楽屋口のところで待ってるね。」

「でも、もしかしたら、だいぶ待たせちゃうかも・・・。外は寒いよね・・・」

「大丈夫だよ♪ 厚着してるし、カイロもつけてるしね♪」

「よかった!じゃあ、また後で。」

まだ開場の時間まで1時間ちょっとあったので、いったんホテルの部屋に戻ったナズ、やっとMichael君に会えたのが嬉しくて、鼻歌を歌いながら、部屋でしばらく過ごし、7時ごろ、改めて劇場へ向かいました。

この日のショーは、シーラ役のデイドラさんをはじめ、女性キャストばかり4人が代役になっていました。そのため、女性キャストが足りなくなってしまったようで、冒頭のオーディションのシーンで、4人ずつのグループを作ってバレエコンビネーションを踊るシーンで最後のグループは、3人しかいませんでした。
この最後のグループの4人目は、クラシックバレエの経験がないという設定の役で、ダンスが下手なので、踊っている最中にザックから「バレエの経験は?」と聞かれ、「ありません」と答えると、ザックから「だったら、踊るな!」と怒鳴られてダンスをやめる・・・という役なんです。
この時は、ザックの「バレエの経験は?」という呼びかけに、同じグループで踊っていたビビ役の女優さん(ビビ役も本来の女優さんじゃなく、代役の人が演じてました。)が答えていました。ただし、彼女は最後の17人に残る設定なので、「ありません」と答えるわけにはいかないので、「Yes~!」と答えていましたが・・・(苦笑)

Michael君は、相変わらず演技もダンスも素晴らしく、知らずに見ていたら腰痛が出ているなんて全くわからないのですが、やはり時おり辛そうに腰を伸ばしたりストレッチをしているので、まだ腰痛が治ってないんだな~・・・と思いました。

前日のショーで足を傷めてしまったザック役のマイケルさんは、ジャンプしたりステージから客席の通路に下りてくる時など、左足をかばっているのがわかりました。
この劇場、ステージから通路に下りてくる階段は、わずか2段しかなく(ステージと床の間に段が1つあるだけ)、1段の高さがかなり高くてすごく急なんです。しかも、ショーの間は、たいていの場合は、客席は真っ暗で、その急な階段のところにも特に照明があるわけではないので、とっても危険! ナズが見ていた間は、一度もありませんでしたが、時には足を踏み外したりしないのかと、ちょっと心配になりました。

ショーを楽しんだ後、ナズは、急いで楽屋口に向かいました。ちょうどドアマンの人が楽屋口から顔を出したので、「昨晩はありがとうございました。今日、楽屋入りの時に、Michaelに会えました。」とお礼を言うと、「また彼を待っているの?」と聞かれたので、そうだと答えました。「だったら、今日はすごく寒いから、中で待ちなさい」と言って、ドアマンさん、ナズを楽屋口のドアの中に入れてくれたんです~。
「いいんですか!?」と訪ねると、「夕方、彼と君がここで会ってたのを見てたからね。君は、ホントに彼の友人だから、中で待っててかまわないよ。」とのお言葉。この劇場の関係者は、キャストもスタッフも本当に人当たりがよくて親切なんです♪

この晩もMichael君はなかなか現れず、待っている間に、クリスティン役のキャサリンさんやジュディ役のヘザーさん、ポール役のブライアンさん、そしてウィル君やニック君、ジェフリーさん達とお話できました。
ヘザーさんは、「毎晩、応援してくれてほんとにありがとう!あなたがいてくれて、私達、みんな、とっても喜んでいるのよ~!」と言ってくれました♪
ダンスは上手だけど、まじめで控えめなポール役のブライアンさんは、役柄通りの控えめで繊細な感じの人で、まるで少年のような華奢な体つきなんです。夏に何度かあった時は握手をしただけだったんですが、今回は、「毎晩ありがとう♪」と言いながら、ハグしてくれました。

足にテーピングをしていたというマイケルさんも加わって、しばらくおしゃべりしていたのですが、やはりMichael君は出てきませんでした。キャストの皆さんが帰られた後、上の階をチェックにいくというドアマンさんが、「Michaelが残っているかどうか、見てきてあげるよ」と言ってくれました。
しばらくして戻ってきたドアマンさん、とてもすまなさそうに、「もう誰もいなかったよ。空っぽだ。彼、用事ができたか何かで、早く帰ってしまったんじゃないかな」とナズに教えてくれました。
ガッカリしながらも、ドアマンさんにお礼を言い、楽屋口の外に出たナズでした。ショーが10時15分くらいに終わり、この時点で11時ちょっと前になっていたんですが、それでも帰りがたかったナズ、外で20分くらい待っていました。
でも、やはりMichael君は出てこなかったので、万が一、まだ彼が中に残っていて、出てきた時ナズがいなかったら申し訳ないので、「今夜会おうって言ってたと思って、待ってたんだけど、多分『明日』って言ってたのを、私が聞き間違ったみたい。明日は最後の晩なので、お別れが言いたいから、ショーのあと、遅くなっても待っているので、よかったら会って下さい。明日の私の席は、オーケストラ・レフトのC-1です。」と彼の携帯にメッセージを残しました。

さすがに人通りもまばらになった劇場外を、とぼとぼとホテルに戻りました。ショーの後に会えなかったのは残念でしたが、短時間でもショーの前に会えて、プレゼントも渡せたので、前夜までよりはずっと明るい気持ちでベッドに入りました。
ショーを見られるのもあと1回、しかも500回記念のショーです。気温も、暖かいとは言えないまでも、最高気温がプラスになるので、だいぶマシです。無事、Michael君にお別れが言えるといいな~と思いました。 その4に続きます。






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