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2015年7月メアリー・ポピンズ/ミュージックマン観劇記 その7

2015-08-12 12:00:11 | Michael 15 Music Man 他
滞在も残りわずか、観劇記その7です。(写真は、ガスリー劇場内の天井に投影されている、劇場の過去の上演作品の画像です。他にも、建物内外の壁に投影されているものもあるんですが、外壁のは、ビルの壁面が濃紺なためとカーブしているために見づらく、また建物内のは、薄暗い中に、輪郭がぼやけた感じで浮かぶように投影されているので、昼間とかあまり人のいない時等に見ると、幽霊っぽくて、ちょっとドキッとしちゃいます〔笑〕

22日の水曜日は、マチネとイブニング、2回ショーを見るので、ちょっと忙しい。楽しい旅も終盤、翌々日には、もう日本に向けて帰路に就くので、午前中は、少し荷作りをして過ごしました。
ショーを見ていることが多いため、あまり買い物をしていないので、荷物もそれほど増えていなかったので、けっこうゆとりがありました。もうちょっと買い物しても大丈夫そうだったので、木曜の昼間は、またニコレットモールに行ってみようかな~と思いました。
ランチは、前の晩にホテルの売店で買っておいたサラダとパンで済ませました。けっこう品揃えが豊富で、サラダもサンドイッチも、何種類もあるし、ドレッシングも選べて、便利です♪ 飲み物も、ミネラルウォーター、炭酸類、ジュースといろいろあるし、他にもヨーグルト、ペストリー、クッキー、スナック等もありました。滞在中のホテルですから、キャッシュで払ってもいいし、部屋の勘定に付けておいてまとめて精算もできます。
コカコーラが、日本でもいろんな名前をボトルに入れて、「自分の名前を探そう!」みたいなキャンペーンをやっていますが、アメリカでもやっていました。さすがに日本人の名前はないので、お友達の俳優さん達の名前を探してみたんですが、意外となくて、見つかったのは、Michael君(マイケル・グルーバー)のだけでした。下の写真が、そのボトルです。


ランチを食べながら、Facebookに「今日のナズの座席」情報をアップ(笑)マチネは、最初の時と同じ、ステージに向かって左端のAisle 1で、前から3列目の Row C、座席番号は Seat 103なので、通路から3つ目でした。そして、イブニングは、ステージのほぼ正面のAisle 3で、マチネと同じ3列目の Row C、客席中央の俳優さん達が楽屋へ行ける階段のある通路2のすぐ横の座席のSeat 205でした。マチネは、1時からでしたので、12時半頃、ホテルを出ました。ホテルが近いって、ホントに便利です♪ 

「The Music Man」を上演しているWurtele Thrust Stageは、客席の構造も変わっていて、ステージに向かって左側の端の通路1から、花道の横の通路4までの間にある客席は、普通の劇場のように、上のバルコニー席と、下のいわゆるオーケストラ席が別れていて、バルコニー席は、5階の入り口から入場し、オーケストラ席は、4階の入り口から入場するようになっているんですが、花道の向こう側、ステージに向かって右側の2区画は、5階にしか出入り口がないんです。なので、その区画の前のほうの席の人は、5階から入場して、1フロア分の階段をえっちらおっちらと下りてこなくてはいけない・・・。お年寄りのお客さんがとても多いから、端から見ていても、入退場に時間がかかって、すごく大変そうでした。
同じように花道みたいな通路がある劇場でも、開演前・休憩中・終演後は、花道のところの踏み板を上げて、お客さんがそこを通って出入りしていいような構造にしているところもあるので、何か一工夫あってもいいのではないかと思いました。

この回は、マチネだったんですが、なかなか盛り上がりましたよ。ナズの他にも「ホォ~~ッ!」と声を上げている人もいて、ナズも叫びやすかったです(笑)キャストも、ナズが声援を送るってもうわかっているんで、それを見越して長めにポーズを決める・・・みたいなところがあって、ショーに参加してる~って感じで、楽しかったです♪ ナズのほうも、4回目なので、聞き取りにくかった部分の台詞もだいぶ聞き取れるようになって、よりおもしろさがわかるようになりました。もちろんラストは、スタンディング・オベーションでした♪
インターミッション中に、Facebookに「マチネのインターミッション中!『The Music Man』最高~!」と書いたら、すぐに出演者の何人かが「いいね」をクリックしてくれましたよ♪ 
終演後は、ワンちゃん達が待ってるからいったん家に戻るというMichael君とトニーさんに挨拶をしました。「夜のショーのあと、見に来てくれる友達とバーで飲む約束をしてるんだけど、君も来られる?」と誘ってもらったので、喜んで参加させてもらうことにしました。「じゃあ、また夜に~!」

イブニングは、7時半からでしたから、まだだいぶ時間があったので、少し散歩をしたあと、いったんホテルに戻って一休みしました。買っておいたペストリーやフルーツやヨーグルトがあったんで、夕食はそれで済ませました。
片づけをしたり、何だかんだバタバタしてるうちに、気づけば、7時ちょっと過ぎ!あわててホテルを飛び出しましたが、余裕で間に合い、ちゃんとトイレを済ませる時間もありました♪ すぐそばのホテルって、素晴らしい~♪

イブニングの座席の205は、ステージほぼ中央の通路2のところにある、俳優さんが楽屋への出入りに使う通路のすぐ脇なので、一番端の座席なんですが、俳優さん用の通路との境に柵があるために、入退場は、通路3の側からしかできないようになっています。入退場の時にちょっと不便なんですが、その代わり、前寄りの席だと、柵からのぞき込むようにすると、他の席からは見えにくい俳優さんの出入りが至近距離でよく見えて、とても面白かったです♪

大歓声を受けて、毎回毎回、ショーは、素晴らしくなっていきます。1回しか見ないとわからないですが、続けて何回も見ていると、観客の反応がいいと、こんなにも違うんだということがよくわかります。ライヴパフォーマンスは、まさしく生き物ですね。ステージと客席の息がピッタリ合うと、予想を超えた素晴らしいパフォーマンスが生まれるんです。
逆に、マナーやルールを守らなかったり、素晴らしい演技に無反応だったりすれば、ショーも色褪せてしまいます。観客の協力無しには、そのショーの真価を見ることはできないんだと思います。素晴らしいパフォーマンスを見られた時、その場にいることができたことが、ホントに嬉しいし、誇らしいです。どうせ見るのなら、最高のショーが見たいですよね。最高なショーに相応しい最高の観客になって、二度とない、その貴重な瞬間を心に刻みつけたいものですね。

ラストの見せ場では、ブランドン君が頑張ってくれましたよ! 毎回同じに演じるのではなく、いろいろ工夫しているのがよくわかりました。ナズの歓声を受けて、彼の誇らしげな顔が、まぶしいばかりに輝いていました♪
最後に俳優さん達が退場する時に、彼は、通路2のところの階段から退場するんですが、この晩は、ナズの横に来た時に、ナズのほうに両手の平を広げて差し出してくれたので、「Give me five!」ならぬ「Give me ten!」で、彼と、両手の平を叩き合いました♪ イェイ♪

下のロビーで待っていると、Michael君とトニーさんが下りてきました。ステーシーさんも、白いワンちゃんを抱いて下りてきたので、「日曜日は、まさかあなたがマリアンを演じてるって知らなくて・・・。素晴らしいショーをありがとう!」と声をかけると、「私も、あなただって知らなかったわ(笑)声援をありがとう!」とにっこり笑って、答えて下さいました。人懐っこいワンちゃんは、ステーシーさんに抱っこされたまま、からだを乗り出して、ナズの顔を舐める、舐める!(笑)ナズがよけないもんだから、ここぞとばかりに、舐めまくってました(笑)ご自分も犬を飼っていらっしゃるバーバラさんもそばに来て、ワンちゃんを、愛おしそうに撫でてあげていましたよ。

バーバラさんも一緒に劇場の1階にあるバーに向かいながら、トニーさんが「子役の子がね、不思議そうに、僕に言うんだよ。『客席に、毎晩、見に来ている女の人がいるの。毎晩、欠かさずよ!』ってね。『その人は、日本人だった?』って聞いてみたら、そうだって言うから、『それは、僕の友達なんだよ。』って答えたら、『客席の、あちこちから見てるのよ。』って言ってたよ(笑)」と教えてくれました。子役のお子さんまで、気づいてくれてるんだと思って、「そんなに客席って、ステージからよく見えるの?」と尋ねてみたら、「ああ、見えるよ。特に君は、前寄りの席で、毎晩、歓声を上げて、僕らをサポートしてくれてるからね♪」と、答えてくれました。

バーで待っていたMichael君のお友達は、ニューヨーク等で活躍している舞台監督の方で、Michael君もその方の作品に出演したことがあるのだそうです。ニューヨーク組のマーセラス役のリチャード・ルイスさんも、ご一緒でした。この晩は、トニーさんのお友達もショーを見に来られていましたよ。みんなでフライドポテトをつまみながら、ショーの話、ニューヨークの話が弾んでいました。
1時間くらいおしゃべりしたでしょうか。監督の方が翌日は地元に帰られるというので、あまり遅くまで引き留めては申し訳ないということで、お開きになりました。その方をお見送りしたあと、Michael君達が、ナズをホテルまで送ってくれました。
「明日は、僕達、リハーサルがあるんだけど、君はどうするの?」とMichael君。「ショッピング~!」と元気に答えるナズの声に、2人が大笑い。「楽しい買い物になるといいね。」とトニーさん。「明日で、最後だね。なんだか、あっと言う間だったね~!」とMichael君。ホントに、楽しい時間の過ぎ去るのは、なんて早いんでしょう!翌日の23日の木曜も、ショーのあとに会うことを約束して、お別れしました。

楽しい観劇も、残すところ、あと1回になり、心の中は、「まだ帰りたくない!」という思いでいっぱいでした。実質、最終日となる木曜日、無駄にせず、楽しく過ごそうと思いました。

最後の観劇と帰りの道中は、最終回のその8に続きます~。よろしくお願いします!


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