塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

改めて感じる往年の名手たち

2017-10-31 01:35:07 | 日記
 アディダスがデイビッド・ベッカムと意見交換を交わして作成した、プレデターのオマージュ作品が、赤、白、そして黒の3色で限定発売されます。

 (専門サイト フットボール・ウエブマガジンを参照)

 プレデターはアディダスが1994年米国ワールドカップで発売した、同社を代表するスパイクで、ジダンも愛用者に名を連ねています。

 興味深いのは、現役選手の意見を求めたのではなく

 「引退したアディダスの愛用者から意見を求める」

 点にあったことだと思います。

 ディアドラが再度ロベルト・バッジョに声をかけ、契約を結んだことも同様ですが、並の現役選手を顧客に迎えるくらいならば

 今なお、その存在がまぶしい選手
 自社の歴史に素晴らしい日々をもたらしてくれた選手

 と契約したいですよね。

 ディアドラは今、ガムソールを用いたトレーニング・シューズ「トウキョウ」がファッション誌でも注目を集めており、最新のキャンペーンではバッジョのサインが2名に当たります。

 「バッジョ、本当に素晴らしい選手だったよね」
 「怪我からいつも立ち上がる姿は、本当に清々しいものだったよ」

 という両新世代の言葉に、今の少年たちが感化されても不思議ではありません。

 昔、ゾノこと前園が小学生向けのクリニックをすると、子どもたちよりも親世代が目を光り輝かせていたと聞きました。

 それだけ往年の名手というのは、その時代を共に歩んだファンと、物凄い密度で接点があるわけです。

 皮肉なのは前園も中田もナイキから離れ、アディダスを愛用してクリニックに臨むことでしょうか。

 ファンにとっては声をからして応援した選手に会えることの方が、よほど大切でしょうけどね。
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