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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

瀬戸内寂聴が描く源氏物語

2025-09-07 21:07:45 | 日記

 2021年に他界した作家、瀬戸内寂聴。

 

 僕は今集英社文庫から刊行の著作「女人 源氏物語」を読んでいまして、これから3巻に移ります。

 

 近年の作品が文庫として販売されているとばかり思っていましたが、原著は1988年に小学館(小学館は集英社の親会社なんです)、文庫は1992年に集英社から刊行されているものが、刷新したんですね。

 

 あのバブル経済で浮かれている中、これだけ「女性的視点」で描かれた作品があることに驚いていますし、何より文体、文章が洗練という表現がつまらないくらい、美しいことが特徴です。

 

 明治維新の際、明治政府は「脱亜入欧」という単語を抱え、岩倉具視をパリに派遣します。

 

 今、日本代表選手もリーグ1でプレイしていますが、鴎友列強の中でフランスはパリ万博で提灯や浮世絵が展示され、ジャポニズムの影響が広く知られたものでした。

 

 そのパリ中心部を岩倉具視使節団が

 

 紋付き袴で堂々と更新

 そこには、日本の古典文学が世界一と思える、彼らを支える自負があった

 

 というのです。

 

 この女人・源氏物語を読めば、彼らの心中がよくわかりますよ。

 

 僕は欧州各国リーグに挑む選手たちは、やはり語学、フォークとナイフの扱い、左ハンドルの車などささいな習慣の変化に戸惑うと思います。

 

 そんな時、日本の古典文学を文庫で携帯し読んでみてはいかがでしょうか

 

 欧州サッカーがなんぼのもんじゃい

 俺たちはこんなに美しく、清潔な国から来たのだ

 

 と勇気をもらえると思いますよ。

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