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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

蹴ること、書くこと、そして託すこと

2023-01-12 13:47:18 | 日記

 書くことが即ち生きること

 

 この文章は新潮文庫から刊行の沢木耕太郎著「作家との遭遇」の裏表紙に記載されています。

 

 僕はこの文庫(未読です)が、初めての沢木作品になるのですが、この一文をサッカー選手に当てはめるならば、蹴ることが即ち生きることになりますね。

 

 マラドーナがそうでした。

 

 彼は確かにナポリで隠し子を生ませるなど女性におぼれ、実際コカインを入手し1994年ワールドカップはドーピングで追放し、アルゼンチン代表を事実上解体させてしまいます。

 

 それでもアルゼンチン国内、ナポリの人々はマラドーナへの敬意、尊敬を常に保ち続けています。

 

 どうしてそんな動きができるんだ

 どうして魔法使いのようなボールさばきが可能なんだ

 

 と皆が瞠目し、ボールを蹴るマラドーナに夢を託せたわけです。

 

 池波正太郎は常に

 

 「人間は矛盾している」

 「良い事をしながら悪いことをし、悪い事をしながら良いことする」

 

 この人間が根本的に抱え、捨てることのできない感情をマラドーナに見たからこそ、人々は彼に対して辛辣になる侮辱されたと思う瞬間があり、その手のひら返しがマラドーナを苦しめた。

 

 というのは言い過ぎでしょうか。

 

 メッシも今後はその名声に押しつぶされければよいのですがね。

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ナイキの看板技術ズームエア

2023-01-12 13:33:16 | 日記

 ナイキの看板技術であるズームエア。

 

 近年はバッシュだけでなくサッカー・スパイクにも採用され、選手の保護に一役買っていますね。

 

 僕はサッカー・スパイクを履いたことがないので感触がわかりかねますが、バッシュならばわかるんですよ。

 

 何故かと言いますと、大学時代初めて購入したエアー・ジョーダンシリーズ、エアー・ジョーダン12は、このズームエアを採用していたためです。

 

 このバッシュは1997年に発売され、以後米国では何度も「レトロ」で復刻されている大変な人気作です。

 

 1997年にオリジナルを購入した方は覚えているでしょうが、ジョーダンがナイキに伝えた

 

 僕はねん挫が怖いんだ

 だからギプスのような形で開発してほしい

 

 という要望通りの、足首が完全に固定される代物でした。

 

 また極薄のズームエアだけで衝撃吸収を行うためか、パンパンと床から跳ね上がるような感触でして、エアー・マックスに代表されるやわらかい履き心地ではありませんでした。

 

 レトロではこの「硬さ」が相当緩和されているといいますが、恐らくスパイクでもここまでの硬さは無いものと思われます。

 

 ナイキのような総合ブランドは様々な競技を支援し、そのフィードバックを全方位で行える強みがあります。

 

 またデザインの秀逸さも人気の秘訣ではないでしょうか。

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藤浪晋太郎、新天地はオークランドか

2023-01-12 13:18:06 | 日記

 阪神タイガーズの藤浪晋太郎投手が、オークランド・アスレチックスと1年契約で合意したと、ウエブ版の日刊スポーツが伝えています。

 

 僕はオークランド・アスレチックスを舞台にかつてのGMであるビリー・ビーンの著作「マネーボール」を2度読みましたよ。

 

 この方法論はサッカー、特にリバプールでも導入され、今は解消していると思いますが、オランダのクラブAZはビーンと業務提携を結んだほど、そのデータ活用は広く認知されています・

 

 Jリーグから続々と欧州各国へ移籍する選手が増加していますが、野球でも米国でプレイする選手は今後も増加し、その波はバスケットボールと卓球にも影響するとは思います。

 

 ただNBAやNHLはドラフト指名であり、サッカーとポスティング制度を持つ野球とでは、趣が異なります。

 

 アイスホッケーはアジアリーグがあり、Bリーグはダイジェストが盛んに報じられていますが、ドラフトとなると米国本土の有力大学と高校が主になることは間違いないでしょうから。

 

 ただこの日本の流れがアジア各国には有利になるかもしれません。

 

 つまり日本が国内リーグの空洞を避けるために、野球ならば台湾リーグと韓国リーグ、サッカーはタイ・プレミアリーグやシンガポール・リーグに注視するようになれば。

 

 契約解除金はさほどではなく、彼らもアジア最高峰のリーグに在籍でき研鑽を積める。

 

 というメリットが生まれます。

 

 野球もサッカーも海外移籍の潮流はもう止まらないでしょうしね。

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過去の反省をどう活用すべきか

2023-01-12 13:08:01 | 日記

 「人文系を自認している人の多くは、過去を捨ててこそ進歩できる」と信じているからだろう。

 

 この一文は文春新書「日本人へ5」の26ページから引用しています。

 

 日本代表が1998年から2022年まで大陸予選で敗北したことがない事

 日本代表がカタール2022でドイツ代表とスペイン代表に勝利したこと

 

 これらはまだワールドカップ出場経験のない東南アジア諸国から羨望のまなざしと、かつての「ルック・イースト」に代表される、日本から吸収しようという感覚を与えています。

 

 日本代表が少なくとも

 

 1993年アジア最終予選での敗北

 1998年ワールドカップでの3戦全敗

 2006年ワールドカップにおける内部崩壊

 2014年ワールドカップにおける自己肯定の過信

 2018年ヴァイド・ハリルホジッチ政権の瓦解

 

 を忘れてはこなかったといえる気がします。

 

 森保一日本代表監督が続投する前に、日本サッカー協会は4戦の結果、戦術と対戦内容を考察し、まとめてから続投を発表すべきだったという声があり、僕もその通りだと思います。

 

 一方で代表監督続投は今回が初めてのことであり、仮に在任期間中に解任されることになれば、その痛みを未来に引き継ぐ土壌は、ある意味であると思います。

 

 人柄がよく、勝ち点3を得られ、ドイツ風に言えば選手に寄り添う伴走者であるならば、森保さんはすごい存在になりえると思いますしね。

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