各局「ワールド・ベースボールクラシック」に大きく時間を割いています。
米国代表はオールスターの常連であるマイク・トラウトが参戦するように、回を重ねるごとに有力選手が参加を表明しますが、仮に怪我をした場合、サッカー・ワールドカップのように、クラブが代表に保証金を求める。
ような形になるのでしょうか。
また日本代表常に予選ラウンドで韓国代表と対戦しますが、韓国もサッカーと野球はプロがある、つまり施設があるにもかかわらず、どうして予選は常に「日本」で行われるのでしょうね。
もし僕が韓国代表選手ならば、どうして毎回敵地で予選を戦わなければいけないのか、説明を求めたくなりますよ。
ではこのような、決勝ラウンドのような注目が高い試合が米国本土で行われるかと言えば、それは大リーグが企画していることもあるでしょうが、オセアニアや欧州に施設がないためでしょう。
例えばチェコ代表が初出場し、日本代表と対戦しますが、僕だってチェコで国際試合ができるのは、サッカーかアイスホッケーだろうなと思いますから。
またワールド・ベースボールクラシックが奇異なのは、そこに国名も都市名もないためです。
直近の夏季五輪でいえば、2012年「ロンドン」2016年「リオデジャネイロ」2020「東京」と都市名が付き、ワールドカップでは「ブラジル」「カタール」「ロシア」と国名がつくわけです。
しかしワールド・ベースボールクラシックのカウントは、あくまで「第一回」「第二回」というもので、都市名も国名もつかない形だからこそ、予選ラウンドと決勝トーナメントの開催地が毎回変化しない。
のではないでしょうか。
そのためでしょうか、日本は地の利があるのに「要注意」と言われても、サッカーは常にサウジやオーストラリアに遠征し、長い移動と厳しい気候条件の中で本戦出場権を得たんだ。
と叫びたいくらいですが。