塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

イタリアの矜持、パントフォラドーロ

2017-12-26 00:48:32 | 日記
 25年近くサッカーを見つめていれば、もう知らない用具メーカーはないと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

 皆さんはイタリアのブランド「パントフォラドーロ」をご存知でしたか。

 僕は毎日お世話コーヘイズ・ブログ」を閲覧するまで全く知りませんでした。

 パントフォラドーロの特徴は

 1・1866年にアスコリで創業
 2・完全イタリア製を貫く
 3・最新作は180グラムのオールカンガル・レザーを使用

 というもので、写真だけで良質な素材を用いていることがわかります。

 彼らはスパイクだけでなく、一般用の靴も製造、販売していまして日本でも広く流通しているようです。

 こんな比較にこだわったブランドがイタリア製という矜持を持ちながら作業をしていることを聞くと、何だか嬉しくなります。

 イタリアは他にもエネーレ、ヴァルスポルト、エレアにマクロンとサッカー好きではお馴染みのブランドがいくつも誕生してきました。

 黎明期の鹿島アントラーズと言えばエネーレを思い出すファンは多いでしょうし、2010年代にはヴェルディにジャージを納品していました。

 また列記しますと

 ジャンルイジ・レンティーニやマルコ・シモーネなどイタリア代表選手を多く支援してきたヴァルスポルト
 ナポリとの契約時代、画期的なデザインで話題を提供したマクロン
 ジェノア、ミドルスブラ、アトランタ五輪イタリア代表と契約していたエレア

 というように、僕はどこか通好みなブランドを好ましく思う気持ちがあるんですよね。

 パントフォラドーロの実物を入手できるファンは限られているでしょうが、そのカンガルーレザーの質感を味わえるのは、大変贅沢ではないでしょうか。

 今はニット素材が全盛であり、クラシカルなスパイクは逆に新鮮味がありますから。
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デサント、2018年に新技術を用いた靴を発表へ

2017-12-26 00:37:17 | 日記
「靴底にノーベル賞素材」

 これは先日の日本経済新聞に掲載の見出しで、デサントが2018年にも炭素材の新素材「ゲラフェン」を用いたランニング・シューズを発表するというものです。

 グラフェンは2010年ノーベル物理学賞の受賞テーマで、ダイヤモンド並の強度を持ちながら折り曲げることができ、デサントはぬかるみに対応ということで、トレイル・ランニング用の靴に用いるとあります。

 靴はアッパーだけに注目が集まりがちですが、靴底にもまだまだ改良の余地があるのですね。

 ナイキが考案した泥がつきにくい「アンチクロッグ」も、靴底に注目した技術のひとつです。

 フィラとプーマがアッパーにケブラーを用いる
 コンバースがアッパーにリップストップ・ナイロンを用いる

 というように、サッカーだけでなく多くの競技が新素材をいかに組み合わせるかと追及し、用具は発展してきました。

 一方でバッシュはエアージョーダン13が登場した1998年ごろから、ソールを分割させることで体重移動や付加に対しての機能を高めることに成功しています。

 今後はサッカースパイクも靴底に関する研究が高まってゆくでしょうか。

 サッカーは本来がウインタースポーツですから、積雪の際は選手が怪我をしやすい状況が随時発生します。

 日本の雪は湿りがちで重い
 欧州の雪はさらっとしている

 という違いはあれど、ロシアやウクライナなどの豪雪地帯では蛍光ボールを用いるなど、試合そのものが工夫されています。

 このような用具の発展があるからこそ、サッカーは面白いと感じる次第です。
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