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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本代表の改善点を考える

2011-01-31 13:32:00 | 日記
 アジアカップで史上最多の4度目の栄冠を手にした日本代表ですが、改善点が無いわ
けではありません。

 僕が思う今の代表の改善点は

 「先発の選手の顔触れが固定されている点」

 にあります。つまりザッケローニ監督は就任以降、特に今回のアジアカップでほぼ先発
の選手を固定し、先発とリザーブの間に完全な

 「線引き」

 を行いました。もちろん季、細貝、そして藤本に本田などリザーブの選手に出番が無かっ
たわけではありませんし、西川と岩政もよくやったと思います。

 しかし先発の8割を欧州リーグ在籍の選手が占める中、彼らが時差を克服し、最適のコン
ディションを保ってホームの試合に臨む事はいささか難しい。

 加えて今回のようなビッグトーナメントはともかく、通常の親善試合で彼らが全員揃うと
は考えにくいですしね。

 ですから今後の試合、例えば3月25日のモンテネグロ戦は、既存の選手を招集するよりも
先発の座を掴み取ろうと意気込む、代表歴の浅い選手や初招集の選手で構成した方が良いと
思うのです。

 特に長友、遠藤の代役を至急見つけることが大事ですね。

 長谷部の代役は細貝と本田が有力ですし、GKは西川が出場しても差し支えないでしょう。

 しかしいかに長友のフィジカルが魅力としても、彼1人に負担をかけるのは得策ではあり
ませんし、遠藤も2014年は35歳ですから、彼の後継者選びは今の代表にとって不可欠
です。

 また欧州リーグの選手たちを、本当に真剣な試合(例えば今年のコパ・アメリカ)で使う
には所属クラブの協力が不可欠ですし、親善試合での召集を見送る方が得策という面もある
はずです。

 今後はザッケローニ監督の招集リストにも注目ですね。
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日本がアジア王者になれた要因

2011-01-31 02:00:30 | 日記
 アジアカップで得た収穫のひとつに、韓国とオーストラリアの2強を打破って優勝した
ことが挙げられます。

 この2試合は予選リーグと8強のカタール戦とは比較にならないくらいの激戦でしたし、
正直日本が敗れていてもおかしくはなかったはずです。

 よくワールドカップの際に、

 「厳しい予選を潜り抜けた代表ほど、周囲が想像できないほど大きな成長を遂げている。」

 と言われますが、今回の日本代表の成長は選手たちだけでなく、見ている僕達が感じられた
点も非常に良かったですね。

 ワールドカップ予選は試合ごとの間隔が空いてしまいますし、また格下との対戦も避けられ
ません。

 しかしアジアカップはトーナメントの上、同格の代表と数多く対戦できましたから、ザッケ
ローニ監督も予想以上の手ごたえを感じたと思います。

 アジアカップを制した日本の要因には

 「集中力の維持」
 「選手の多くが以前にも増して、国際舞台を数多く経験している」

 この2点があるはずです。

 オーストラリア戦はそれまでの日本なら集中力が途切れ、カタール戦やシリア戦のように
退場者を出す、韓国戦のように試合終了間際に同点に追いつかれたような

 「脆さ」

 を見せたかもしれません。

 しかし準決勝までの反省点を選手達が自覚し、アジア・チャンピオンズリーグや欧州リーグ
で培ってきた経験を最後の最後で発揮できた事。

 この逞しさがオーストラリアに勝利できた要因だと、僕は捉えています。

 
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