福島に仲のいい友だちがいる。
原発の事故の後一時避難していたが
その後福島に戻っている。
彼女からメールが来るたびに
原発から出ている放射能に対して
すごく不安を感じていることがひしひしと伝わってくる。
今福島で生活している人たちはみんな同じだと思う。
それでも全国的に景気も悪く他の土地で仕事を探して
一から出直すという選択をするのは容易ではない。
簡単に生活の場を捨てることはできないのだ。
奥さんとこどもだけ避難させる人も増えてきているらしい。
このブログでもずっと書いて来たが
原発の事故がまったく終息しておらず
今後の見通しも分からない現状では
最低限できることはまずこどもや若年層の被爆を防ぐこと
それしかないのだ。
けれどもこどもを守ろうとすれば
家族が別々に暮らさなければならないという
とんでもなく理不尽な状況になる。
何一つ前進しないうちにこうして
二次被害は静かに確実に増えていっている。
震災後全国の人たちが何とか被災者を助けたいという
善意で募金した1500億を超える義捐金も
まだほとんど被災者の元には届いてはいない。
自分が長い間そういう生活をしてきたから心配するのだが
被災した人や風評被害で生計が立てられなくなった人の中には
蓄えもなくて今日明日生活するお金にも困る
というような人もいるのではないか。
今日の暮らしにも困るというようなギリギリの状況は
ひどく人の心を蝕んでいく。
(社員の退職金や年金カットの話に「彼らにも退職後の生活が
ある」と言い放ち自らも退職金を貰えるうちにと
さっさと辞任を決めた東電の社長や天下りの顧問の人たちには
自分たち以外の人間の痛みや苦しみなど何一つ見えてはいない
としか思えない。しかもこういうまさに自分たちの利得だけ
しか頭にない人たちが原子力という人間の英知を超える
パワーを持つものをあやつっているかと思うと背筋が寒くなる)
何一つ解決の方向に向かっていないのに
政治家たちはまた政局だと騒ぎ始めた。
長い間政権の座にあって原発を推進してきた自民党も公明党も
それに正面きって異を唱えたわけでない民主党も連帯責任で
当分の間政局は棚上げにして全員で
何か一つでも前進するように行動するのが筋というものだろう。
福島の友人は「これでまた自民党とかなったら
また一からやり直し。それよりもまだ二ヶ月やってきた
民主党で少しづつでも前進するほうがまし」と語った。
事実例えば今回の地震からの流れで例えば自民党が与党だったとしても
もともと原発を推進してきた人たちなのだから
(それなのに政治家が原子力や放射能のことについては
まったくのど素人でしかも何の勉強もしてこなかったことも露呈した)
経過はほぼ同じだったはずだ。
決して民主党がいいと思っているわけではない。
けれども現地の人たちの状況はとにかくひっ迫しているのだ。
国会での総理が何か言ったとか言わないとかいうような的外れな論戦も
この状況で内閣不信任案とかいう危機感の無さも
被災地の人たちだけでなく普通の人間の神経をも逆なでする。
たとえ仮設がある程度できたとしても
東北の冬を仮設で過ごすのは難しいということだ。
これでまた政権が変わり組織の作り直しなんてことから
始めるような話にでもなって
放射能の被害が更に拡大し、生活に困窮する人が増え
病気、あるいは死者が出たりしたら
これはもう政治による犯罪であり殺人だというほかはない。
原発の事故の後一時避難していたが
その後福島に戻っている。
彼女からメールが来るたびに
原発から出ている放射能に対して
すごく不安を感じていることがひしひしと伝わってくる。
今福島で生活している人たちはみんな同じだと思う。
それでも全国的に景気も悪く他の土地で仕事を探して
一から出直すという選択をするのは容易ではない。
簡単に生活の場を捨てることはできないのだ。
奥さんとこどもだけ避難させる人も増えてきているらしい。
このブログでもずっと書いて来たが
原発の事故がまったく終息しておらず
今後の見通しも分からない現状では
最低限できることはまずこどもや若年層の被爆を防ぐこと
それしかないのだ。
けれどもこどもを守ろうとすれば
家族が別々に暮らさなければならないという
とんでもなく理不尽な状況になる。
何一つ前進しないうちにこうして
二次被害は静かに確実に増えていっている。
震災後全国の人たちが何とか被災者を助けたいという
善意で募金した1500億を超える義捐金も
まだほとんど被災者の元には届いてはいない。
自分が長い間そういう生活をしてきたから心配するのだが
被災した人や風評被害で生計が立てられなくなった人の中には
蓄えもなくて今日明日生活するお金にも困る
というような人もいるのではないか。
今日の暮らしにも困るというようなギリギリの状況は
ひどく人の心を蝕んでいく。
(社員の退職金や年金カットの話に「彼らにも退職後の生活が
ある」と言い放ち自らも退職金を貰えるうちにと
さっさと辞任を決めた東電の社長や天下りの顧問の人たちには
自分たち以外の人間の痛みや苦しみなど何一つ見えてはいない
としか思えない。しかもこういうまさに自分たちの利得だけ
しか頭にない人たちが原子力という人間の英知を超える
パワーを持つものをあやつっているかと思うと背筋が寒くなる)
何一つ解決の方向に向かっていないのに
政治家たちはまた政局だと騒ぎ始めた。
長い間政権の座にあって原発を推進してきた自民党も公明党も
それに正面きって異を唱えたわけでない民主党も連帯責任で
当分の間政局は棚上げにして全員で
何か一つでも前進するように行動するのが筋というものだろう。
福島の友人は「これでまた自民党とかなったら
また一からやり直し。それよりもまだ二ヶ月やってきた
民主党で少しづつでも前進するほうがまし」と語った。
事実例えば今回の地震からの流れで例えば自民党が与党だったとしても
もともと原発を推進してきた人たちなのだから
(それなのに政治家が原子力や放射能のことについては
まったくのど素人でしかも何の勉強もしてこなかったことも露呈した)
経過はほぼ同じだったはずだ。
決して民主党がいいと思っているわけではない。
けれども現地の人たちの状況はとにかくひっ迫しているのだ。
国会での総理が何か言ったとか言わないとかいうような的外れな論戦も
この状況で内閣不信任案とかいう危機感の無さも
被災地の人たちだけでなく普通の人間の神経をも逆なでする。
たとえ仮設がある程度できたとしても
東北の冬を仮設で過ごすのは難しいということだ。
これでまた政権が変わり組織の作り直しなんてことから
始めるような話にでもなって
放射能の被害が更に拡大し、生活に困窮する人が増え
病気、あるいは死者が出たりしたら
これはもう政治による犯罪であり殺人だというほかはない。