今日はまた東京で韓流を放送するテレビ局に対する
抗議デモが開催されるらしい。
なぜマスコミはこれほど韓流に熱心なのかについて
マスコミ側の言い分は「ドラマなどのコンテンツが安い」ということらしい。
確かに自前で俳優さんにギャラを払い制作費をかけてドラマなどを作る
ことを考えれば、すでにある韓流のドラマの使用料を払って
放送するほうが格段にコストが安いという利点はあるだろう。
そこには今の世界の経済全体が直面している大きな問題の
一端がかいま見えるような気がする。
欧米の資本主義はもともと民主主義や人権思想と一体で発展してきた。
自由主義経済のもとにより多くの人が
富の配分を享受することのできる社会の実現をめざした。
この前終戦の特集で戦後アメリカの占領政策によって
男女の平等や労働者の権利の獲得、農地の解放などが
進められたという話をしていた。
日本は終戦を境に多くの人が自由で豊かな生活を
手に入れることができるようになり
誰もが一生懸命に働いて
画期的な経済成長を遂げ「一億総中流」というような
暮らしを実現させてきた。
その欧米や日本の市場に中国が廉価な商品で攻勢をかけた。
しかし中国のありえない安さの背景にあるのは
年収1万五千円ほどで働く一億人の貧困層であり
中国はその貧困を踏み台にして低価格を実現させている。
韓国もまた長年中国の支配下にあった国で
社会の仕組み自体は中国に近いものがある。
韓流の芸能人の自殺やスキャンダルが
たびたび話題に上るのはおそらくそのためだ。
事実はすべて隠蔽されているが一部の例外を除いて
彼らは国策国益と所属する企業の利益のために
低賃金で過酷な労働を強いられているために
(先日人気の女性グループの超過密スケジュールが
ニュースになったりもしていたが)
次々にそういうトラブルが起きてくるのではないか。
ここにきて世界の経済が大きな変動、そして危機に直面しているのは
これまで欧米の諸国が主流となって確立してきた経済や社会のあり方が
そうしたまったくポリシーの異なる幾つかの別のグループの参入で
根底から揺るがされているからだと思う。
しかし私はこうした功利主義の果てにあるものは
結局のところ個人という単位の切捨てであり
国益の優先という歴史の逆行であり
その行き着く果ては人類の存亡を賭けた戦争という
愚かな負の無限ループだと思っている。
(ごめんなさい。なにしろ欝なもので思考回路自体が負の無限ループなのです)
この間「ゴールデンスランバー」という映画を見ていて
主人公の大学時代の友人が主人公に対して
「お前なぁ。考えろよ。少しは疑えよ」という場面がとても印象に残った。
「韓国は日本の地震を千載一隅の好機と捉えている」というニュースがあった。
韓国のみならず不況と震災、原発事故、さらに歴史的な円高で
苦境にあえぐ日本を尻目に
「安さ」を売り物に自動車や電気製品やあらゆる市場に攻勢をかける
新興の諸国は価格の面で柔軟に対応できない日本製品を
追い落とすことに全力を傾け、すでにそれが現実になりつつある。
このように容認するにしろ批判するにしろ
どちらにしても無条件にその流れに乗っかるのではなく
「韓流ブームの背景にあるのは何か。何が真実なのか」を知ること
そして考えることが今もっとも必要なのではないだろうか。
抗議デモが開催されるらしい。
なぜマスコミはこれほど韓流に熱心なのかについて
マスコミ側の言い分は「ドラマなどのコンテンツが安い」ということらしい。
確かに自前で俳優さんにギャラを払い制作費をかけてドラマなどを作る
ことを考えれば、すでにある韓流のドラマの使用料を払って
放送するほうが格段にコストが安いという利点はあるだろう。
そこには今の世界の経済全体が直面している大きな問題の
一端がかいま見えるような気がする。
欧米の資本主義はもともと民主主義や人権思想と一体で発展してきた。
自由主義経済のもとにより多くの人が
富の配分を享受することのできる社会の実現をめざした。
この前終戦の特集で戦後アメリカの占領政策によって
男女の平等や労働者の権利の獲得、農地の解放などが
進められたという話をしていた。
日本は終戦を境に多くの人が自由で豊かな生活を
手に入れることができるようになり
誰もが一生懸命に働いて
画期的な経済成長を遂げ「一億総中流」というような
暮らしを実現させてきた。
その欧米や日本の市場に中国が廉価な商品で攻勢をかけた。
しかし中国のありえない安さの背景にあるのは
年収1万五千円ほどで働く一億人の貧困層であり
中国はその貧困を踏み台にして低価格を実現させている。
韓国もまた長年中国の支配下にあった国で
社会の仕組み自体は中国に近いものがある。
韓流の芸能人の自殺やスキャンダルが
たびたび話題に上るのはおそらくそのためだ。
事実はすべて隠蔽されているが一部の例外を除いて
彼らは国策国益と所属する企業の利益のために
低賃金で過酷な労働を強いられているために
(先日人気の女性グループの超過密スケジュールが
ニュースになったりもしていたが)
次々にそういうトラブルが起きてくるのではないか。
ここにきて世界の経済が大きな変動、そして危機に直面しているのは
これまで欧米の諸国が主流となって確立してきた経済や社会のあり方が
そうしたまったくポリシーの異なる幾つかの別のグループの参入で
根底から揺るがされているからだと思う。
しかし私はこうした功利主義の果てにあるものは
結局のところ個人という単位の切捨てであり
国益の優先という歴史の逆行であり
その行き着く果ては人類の存亡を賭けた戦争という
愚かな負の無限ループだと思っている。
(ごめんなさい。なにしろ欝なもので思考回路自体が負の無限ループなのです)
この間「ゴールデンスランバー」という映画を見ていて
主人公の大学時代の友人が主人公に対して
「お前なぁ。考えろよ。少しは疑えよ」という場面がとても印象に残った。
「韓国は日本の地震を千載一隅の好機と捉えている」というニュースがあった。
韓国のみならず不況と震災、原発事故、さらに歴史的な円高で
苦境にあえぐ日本を尻目に
「安さ」を売り物に自動車や電気製品やあらゆる市場に攻勢をかける
新興の諸国は価格の面で柔軟に対応できない日本製品を
追い落とすことに全力を傾け、すでにそれが現実になりつつある。
このように容認するにしろ批判するにしろ
どちらにしても無条件にその流れに乗っかるのではなく
「韓流ブームの背景にあるのは何か。何が真実なのか」を知ること
そして考えることが今もっとも必要なのではないだろうか。