3月にガンを告知されてから、さすがの私も
このところ、ブログに自分の思いを書き込むことがふえていたが
先日、また偶然「ネット依存」についての特集を見る機会がありました。
今回も全部見たわけではないのですが
どうやら高校生の男の子で、ネットにはまって不登校になり
治療機関を受診して回復に向かっているといった内容でした。
放送の中でお話をされていたのは、神奈川県の久里浜医療センターの先生で
「ネット依存」で検索してもトップに表示されていて
東京近郊であれば、ここがおそらく現在ネット依存の治療については
全国的に見てももっとも信頼のできる施設なのではないかと思います。
久里浜医療センターのネット依存治療部門(TIAR)のページにリンクしました。
同センターにはインターネット依存問題を抱える家族の会も設置されているよ
うです。
番組で放送された男子生徒の場合は、医師から「このままではまずいかも
しれないね」と言われたことが回復のきっかけになったと話していました。
「自分はネット依存かもしれない」という不安を持つこどもは
まず一日の中で、自分がどれくらいネットを使っているかを
ノートなどに書き出して、その時間が多すぎると自覚することで
その何割かを他のことをやる時間に移行させていくというやり方で
少しづつネットから離れる時間を作って回復につなげていきます。
依存から回復するのに、とても大切なことがあります。
それは今自分が何かに依存していることが
自分の日常や未来、つまり自分の人生そのものを
良くない方向にどんどん引っ張っているのだということを
本人が自覚できるかどうかです。
それを自覚できれば回復する可能性はかなり大きくなります。
ただ特に思春期真っ盛りというような子どもたちに対して
そこまでの道筋を親がつけるのは難しいものです。
親と子がそういうコミュニケーションがとれるためには
そこまでの親子関係も大きく影響してきます。
「ネットばっかりやってるから、成績が下がっただろう」
「もし受験に失敗して志望校にいけなかったらどうするの」
こういう論法では、子どもは激しく反発するか
親に対して心を閉ざし、自分の気持ちを言わなくなります。
もっと長い目で、人が生涯にわたって社会の中で自分の役割を
ちゃんと果たせることの大切さを子どもに理解してもらう必要が
あると思いますがこれは容易なことではありません。
自分の経験から言っても、親自身のアイデンティティーが
根本から問われるような展開になってきます。
このあたりを書くとまた話がそれていくので、別の機会にしますが
そんな生意気盛りの子どもでも、案外お医者さんというような
専門家の方が、真剣に話される言葉には耳を貸すものです。
親子だけで向き合わず、専門家の方に間に入ってもらうほうが
よいのではないかとお勧めする理由はそれです。
少し前ですが「ネット依存の相談にはまずは家族のカウンセリングから」
というような記事もネットで見かけました。
久里浜医療センターのサイトでも、ネット依存について
とてもていねいに解説されています。
またこのブログでリンクしている「ケータイの力学」というサイトでは
ITの専門家の方が、別の視点から高校生のネット利用について
最新の分析と解説を展開されています。
こうして考えてみると、ここでも結局子どもの問題以前に
親が何をどれだけ学んで、ネットという、現代ではもはやなくすことが
できなくなったツールに対する価値観を構築していくかが
問われていると思われてなりません。
最後にもう一つ、医療分野の専門家の方々は
現在起こっている様々な依存症の問題に的確に対応できるように
さらに勉強をしていただきたいと思います。
今日もギャンブル依存症関係で病院に行ったが、医師から
「ギャンブルは病気というよりも、嗜好の問題」と言われた
というような記事を見かけてがっくりしました。
専門家といわれるような方が、その程度の認識では
個々の医療機関の正確なことが分からない限り
ブログなどで無責任に紹介することもできません。
依存の問題を抱える人や、その家族たちが
一日も早く悲惨な状況から抜け出して
回復への希望を持つことができるように
医療の現場に携わる方々の更なる努力を願ってやみません。
このところ、ブログに自分の思いを書き込むことがふえていたが
先日、また偶然「ネット依存」についての特集を見る機会がありました。
今回も全部見たわけではないのですが
どうやら高校生の男の子で、ネットにはまって不登校になり
治療機関を受診して回復に向かっているといった内容でした。
放送の中でお話をされていたのは、神奈川県の久里浜医療センターの先生で
「ネット依存」で検索してもトップに表示されていて
東京近郊であれば、ここがおそらく現在ネット依存の治療については
全国的に見てももっとも信頼のできる施設なのではないかと思います。
久里浜医療センターのネット依存治療部門(TIAR)のページにリンクしました。
同センターにはインターネット依存問題を抱える家族の会も設置されているよ
うです。
番組で放送された男子生徒の場合は、医師から「このままではまずいかも
しれないね」と言われたことが回復のきっかけになったと話していました。
「自分はネット依存かもしれない」という不安を持つこどもは
まず一日の中で、自分がどれくらいネットを使っているかを
ノートなどに書き出して、その時間が多すぎると自覚することで
その何割かを他のことをやる時間に移行させていくというやり方で
少しづつネットから離れる時間を作って回復につなげていきます。
依存から回復するのに、とても大切なことがあります。
それは今自分が何かに依存していることが
自分の日常や未来、つまり自分の人生そのものを
良くない方向にどんどん引っ張っているのだということを
本人が自覚できるかどうかです。
それを自覚できれば回復する可能性はかなり大きくなります。
ただ特に思春期真っ盛りというような子どもたちに対して
そこまでの道筋を親がつけるのは難しいものです。
親と子がそういうコミュニケーションがとれるためには
そこまでの親子関係も大きく影響してきます。
「ネットばっかりやってるから、成績が下がっただろう」
「もし受験に失敗して志望校にいけなかったらどうするの」
こういう論法では、子どもは激しく反発するか
親に対して心を閉ざし、自分の気持ちを言わなくなります。
もっと長い目で、人が生涯にわたって社会の中で自分の役割を
ちゃんと果たせることの大切さを子どもに理解してもらう必要が
あると思いますがこれは容易なことではありません。
自分の経験から言っても、親自身のアイデンティティーが
根本から問われるような展開になってきます。
このあたりを書くとまた話がそれていくので、別の機会にしますが
そんな生意気盛りの子どもでも、案外お医者さんというような
専門家の方が、真剣に話される言葉には耳を貸すものです。
親子だけで向き合わず、専門家の方に間に入ってもらうほうが
よいのではないかとお勧めする理由はそれです。
少し前ですが「ネット依存の相談にはまずは家族のカウンセリングから」
というような記事もネットで見かけました。
久里浜医療センターのサイトでも、ネット依存について
とてもていねいに解説されています。
またこのブログでリンクしている「ケータイの力学」というサイトでは
ITの専門家の方が、別の視点から高校生のネット利用について
最新の分析と解説を展開されています。
こうして考えてみると、ここでも結局子どもの問題以前に
親が何をどれだけ学んで、ネットという、現代ではもはやなくすことが
できなくなったツールに対する価値観を構築していくかが
問われていると思われてなりません。
最後にもう一つ、医療分野の専門家の方々は
現在起こっている様々な依存症の問題に的確に対応できるように
さらに勉強をしていただきたいと思います。
今日もギャンブル依存症関係で病院に行ったが、医師から
「ギャンブルは病気というよりも、嗜好の問題」と言われた
というような記事を見かけてがっくりしました。
専門家といわれるような方が、その程度の認識では
個々の医療機関の正確なことが分からない限り
ブログなどで無責任に紹介することもできません。
依存の問題を抱える人や、その家族たちが
一日も早く悲惨な状況から抜け出して
回復への希望を持つことができるように
医療の現場に携わる方々の更なる努力を願ってやみません。
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