数日前「現金化ビジネス」の業者が
脱税で逮捕されたというニュースを見た。
現金化ビジネスの話は以前にも見かけたおぼえがあるのだが
総量規制(年収の三分の一以上の借り入れを禁止する)後
利用者が急増しているというのが気になった。
現金化ビジネスとは、ショッピング枠を現金化すると謳われている
商売でほとんど価値のない安価な商品を、顧客にクレジット
カードで高額で買い取らせるもので、客は表向きは10万円の
商品をA社からカードで買ったという形にして、A社から
8万円の現金を受け取る。A社はカード会社から10万円を
受け取るので2万円の儲けになる。送られてくる商品という
のはゴルフボールなどほとんど価値のないものだが、一応
商品売買の形を取っているので事実上は融資だが違法ではない。
しかし結局客はひと月後にはカード会社に10万円を支払わ
なければならない。これによく似ているのが訪問販売で高額な
商品を売るケースで、認知症のお年寄りなどにカードで契約
させて利益を上げるというようなもの。最終的には客とカード
会社の問題になり業者には法の規制が及ばない。
よくもまあ次から次から法の網をくぐった金儲けを考え付く
ものだと感心している場合ではない。総量規制で出金ができ
なくなり返済に困ったり、遊ぶお金がないという人間を狙っ
たものだろう。
うちのダンナもそうだったがギャンブル依存症の人間というの
はこうしたらこうなるというような論理的な思考をすること
ができなくなっている。単純に「金を手にすることができる」
というのに飛びつく。これが恐い。それで手にした現金を計画
的に返済に当てるならまだしも「8万の内3万は返済にして
あと5万あればこれがパチで10万になれば……」
この根拠の無い「たられば」の妄想はとても普通の人間には
理解できない。
なんでこれくらいのことがということが理解できず、いとも
簡単に世の中の至るところにある落とし穴にあっさり落ちる。
借金に追われて強盗をやるといった踏み越えてはいけない
善悪の一線をも簡単に超えてしまう。治ることのない
ギャンブル依存症の人間と暮らし続ける怖さというのは、
だからいろいろな意味で死ぬまで終ることのない恐怖で
もあるのだ。
脱税で逮捕されたというニュースを見た。
現金化ビジネスの話は以前にも見かけたおぼえがあるのだが
総量規制(年収の三分の一以上の借り入れを禁止する)後
利用者が急増しているというのが気になった。

現金化ビジネスとは、ショッピング枠を現金化すると謳われている
商売でほとんど価値のない安価な商品を、顧客にクレジット
カードで高額で買い取らせるもので、客は表向きは10万円の
商品をA社からカードで買ったという形にして、A社から
8万円の現金を受け取る。A社はカード会社から10万円を
受け取るので2万円の儲けになる。送られてくる商品という
のはゴルフボールなどほとんど価値のないものだが、一応
商品売買の形を取っているので事実上は融資だが違法ではない。
しかし結局客はひと月後にはカード会社に10万円を支払わ
なければならない。これによく似ているのが訪問販売で高額な
商品を売るケースで、認知症のお年寄りなどにカードで契約
させて利益を上げるというようなもの。最終的には客とカード
会社の問題になり業者には法の規制が及ばない。

よくもまあ次から次から法の網をくぐった金儲けを考え付く
ものだと感心している場合ではない。総量規制で出金ができ
なくなり返済に困ったり、遊ぶお金がないという人間を狙っ
たものだろう。
うちのダンナもそうだったがギャンブル依存症の人間というの
はこうしたらこうなるというような論理的な思考をすること
ができなくなっている。単純に「金を手にすることができる」
というのに飛びつく。これが恐い。それで手にした現金を計画
的に返済に当てるならまだしも「8万の内3万は返済にして
あと5万あればこれがパチで10万になれば……」
この根拠の無い「たられば」の妄想はとても普通の人間には
理解できない。
なんでこれくらいのことがということが理解できず、いとも
簡単に世の中の至るところにある落とし穴にあっさり落ちる。
借金に追われて強盗をやるといった踏み越えてはいけない
善悪の一線をも簡単に超えてしまう。治ることのない
ギャンブル依存症の人間と暮らし続ける怖さというのは、
だからいろいろな意味で死ぬまで終ることのない恐怖で
もあるのだ。
