先日紹介しましたジャパンマック主催の
2/1(日)の回復者支援のセミナーの申し込みができました。
今回は、このセミナーのことを話していた家族も参加するそうです。
(あっ、でもダンナではありません 笑)
これまでに参加させていただいたセミナーの内容も
ブログで上手に紹介できているかといえば、全然そんなことはなく
自分の無能さに落ち込んでしまいますが
気を取り直して勉強してきます。
たまにこのブログの「人気記事」というところに
かなり前に書いた記事が出ていることがあります。
改めてお断りしておきたいのは
初期のブログは、ギャンブル依存症が何なのかさえ分からなかったところから
始まっていて、その後本を読んだりネットを見たりして
分かったことを、その都度断定的に書いていたりもします。
その、ひっくり返したジグゾーパズルみたいにばらばらな情報を
なんとかもう少しすっきりしたものにしたいと
昨年から頭をひねっているところでもあります。
最初にギャンブル依存症について知ったのは
脳内物質(ドーパミンやセロトニンなど)の分泌の仕方に変化が起こって
その変化は元には戻らないから治らないということと
本人が底つき(自分の人生がどうしようもなくなった)を実感し
GAという自助グループでのミーティングに参加するか
一定期間入院して、依存物質から離れ治療をするなら
回復できる可能性があるということくらいでしたが
自助グループが何やら、ミーティングが何やら
全てが未知の世界の話で、本当に八方ふさがりという状態でした。
おまけに私はかなりなマイナー思考で、しかも理詰めで納得できなければ
「これがいいですよ、効果がありますよ」と勧められても
絶対に無条件で受け入れられるタイプではありません。
さらに、自分以外の人に「これがいいよ~」みたいに勧めたりもできません。
それで、依存症やその治療の歴史や種類など、色々なことについて
片っぱしから勉強し、GAやギヤマノンやセミナーにも参加して
そこで理解できたことをダンナに話したり、このブログにも書いてきました。
私は専門家ではないので、これが医学的に正しいと断言することはできませんが
薬物、アルコール、ギャンブル、性、ゲーム依存など一部のネット依存は
その性質や回復の方法など、大きな意味では共通性があります。
それを前提に、依存症を知るのに
とても役に立っているのが、なごやメンタルクリニックの院長原井宏明先生の
「情報公開」というサイトです。
原井先生は、国立肥前医療センターと国立菊池病院で
20年間依存症を始めとする心の病気に携わってこられた先生で
「情報公開」では、不安障害や、うつ病、依存症などに関する
さまざまな角度からの情報が、ものすごくていねいに記述されています。
たとえば以前後藤惠先生の「動機づけ面接法」のセミナーで
「動機づけ面接で、依存症者を自助グループにつなげていく」というお話が
あって、私は「医療機関を受診しても、最終的には自助グループだけが
回復の方法なのか」という疑問を持ったのですが
この点を、原井先生の「情報公開」では
依存症治療の代表的なモデルの中の「医学的モデル」によるものとされています。
この「医学モデル」と、12ステッププログラムによって回復する
「精神的モデル」との違いや、依存症について従来から言われてきた
「依存症は、本人が自由意思で選んだ不道徳な行為の結果で
責任は本人にあり,回復は意志の力の鍛錬や処罰によって可能」という
「倫理モデル」など、依存症からの回復への考え方には
幾つかの代表的なモデルがあることがわかり
「医学モデル」においても、回復には自己救済グループへの参加が
重要とされているということが納得できました。
グループミーティングへの参加は
依存症者だけでなく、依存症の人の家族にとっても効果があり
自助グループの種類としては
病院や治療機関の中にあるもの、12ステッププログラムに基づいたもの
そしてアルコール依存症の人の断酒会のようなものもあります。
病院や治療機関でも、12ステッププログラムを用いられているところと
そうでないところがあります。
さらに依存症だけではなく、さまざまな心の病を抱える人たちが
それぞれに自助グループを立ち上げて
そこで治療に取り組んでいることを見ても
自助グループのミーティングに参加することが
心の病の治療や回復に一定の効果があることが分かります。
私は今でも、ある意味超がつくくらいマイナー思考な部分がありますが
依存症について何かを書く時は、なるべくそれを封印しています。
たとえ依存者本人であれ、家族であれ
まずは「回復できるという希望を持つこと」が最初の一歩だと思うからです。
最初にダンナのギャンブル依存症が「治らない」と知った時の衝撃は
自分が末期ガンの告知をされた時の比ではありませんでした。
ガンは伝染したりしませんが、依存症は周囲の人間や
進行して脳が完全にまともな思考を失えば
無関係な人間まで巻き添えにします。
飲酒や薬物による交通事故や
ギャンブルの資金、あるいは借金の返済のための犯罪は
毎日のように報道されています。
すべてが、依存症が原因の事故であり、事件です。
そうした不安や恐怖に押しつぶされないためには
たとえどれだけ困難であっても
回復できる方法はあると信じて前進するしかありませんでした。
そして今は、一人でも多くの人に納得してもらえるような
依存症から回復するのに役立つ情報を伝えることを日々模索しています。
正直ガンとはそれほど真剣に闘っていませんが
依存症の問題とは、PCを使えなくなるまでは
向き合っていくつもりでいます。
埼玉県立医療センターの成瀬暢也先生の講演の中にこういう言葉があったそうです。
「依存症は慢性疾患であり、最低限治療につながっているだけでも有効である」
けれど依存症の本人が、自分の病気を認めて治療につながることは
容易なことではありません。
今大きな問題になっているネット依存の場合などは
まだ治療の体制もほとんどできてないような現状です。
そういう場合も、家族で問題意識を持った人が
依存症について理解をする努力
そこで分かったことを周囲と共有する努力を続けていけば
状況は少しづつでも変わっていくのではないかと思っています。
2/1(日)の回復者支援のセミナーの申し込みができました。
今回は、このセミナーのことを話していた家族も参加するそうです。
(あっ、でもダンナではありません 笑)
これまでに参加させていただいたセミナーの内容も
ブログで上手に紹介できているかといえば、全然そんなことはなく
自分の無能さに落ち込んでしまいますが
気を取り直して勉強してきます。
たまにこのブログの「人気記事」というところに
かなり前に書いた記事が出ていることがあります。
改めてお断りしておきたいのは
初期のブログは、ギャンブル依存症が何なのかさえ分からなかったところから
始まっていて、その後本を読んだりネットを見たりして
分かったことを、その都度断定的に書いていたりもします。
その、ひっくり返したジグゾーパズルみたいにばらばらな情報を
なんとかもう少しすっきりしたものにしたいと
昨年から頭をひねっているところでもあります。
最初にギャンブル依存症について知ったのは
脳内物質(ドーパミンやセロトニンなど)の分泌の仕方に変化が起こって
その変化は元には戻らないから治らないということと
本人が底つき(自分の人生がどうしようもなくなった)を実感し
GAという自助グループでのミーティングに参加するか
一定期間入院して、依存物質から離れ治療をするなら
回復できる可能性があるということくらいでしたが
自助グループが何やら、ミーティングが何やら
全てが未知の世界の話で、本当に八方ふさがりという状態でした。
おまけに私はかなりなマイナー思考で、しかも理詰めで納得できなければ
「これがいいですよ、効果がありますよ」と勧められても
絶対に無条件で受け入れられるタイプではありません。
さらに、自分以外の人に「これがいいよ~」みたいに勧めたりもできません。
それで、依存症やその治療の歴史や種類など、色々なことについて
片っぱしから勉強し、GAやギヤマノンやセミナーにも参加して
そこで理解できたことをダンナに話したり、このブログにも書いてきました。
私は専門家ではないので、これが医学的に正しいと断言することはできませんが
薬物、アルコール、ギャンブル、性、ゲーム依存など一部のネット依存は
その性質や回復の方法など、大きな意味では共通性があります。
それを前提に、依存症を知るのに
とても役に立っているのが、なごやメンタルクリニックの院長原井宏明先生の
「情報公開」というサイトです。
原井先生は、国立肥前医療センターと国立菊池病院で
20年間依存症を始めとする心の病気に携わってこられた先生で
「情報公開」では、不安障害や、うつ病、依存症などに関する
さまざまな角度からの情報が、ものすごくていねいに記述されています。
たとえば以前後藤惠先生の「動機づけ面接法」のセミナーで
「動機づけ面接で、依存症者を自助グループにつなげていく」というお話が
あって、私は「医療機関を受診しても、最終的には自助グループだけが
回復の方法なのか」という疑問を持ったのですが
この点を、原井先生の「情報公開」では
依存症治療の代表的なモデルの中の「医学的モデル」によるものとされています。
この「医学モデル」と、12ステッププログラムによって回復する
「精神的モデル」との違いや、依存症について従来から言われてきた
「依存症は、本人が自由意思で選んだ不道徳な行為の結果で
責任は本人にあり,回復は意志の力の鍛錬や処罰によって可能」という
「倫理モデル」など、依存症からの回復への考え方には
幾つかの代表的なモデルがあることがわかり
「医学モデル」においても、回復には自己救済グループへの参加が
重要とされているということが納得できました。
グループミーティングへの参加は
依存症者だけでなく、依存症の人の家族にとっても効果があり
自助グループの種類としては
病院や治療機関の中にあるもの、12ステッププログラムに基づいたもの
そしてアルコール依存症の人の断酒会のようなものもあります。
病院や治療機関でも、12ステッププログラムを用いられているところと
そうでないところがあります。
さらに依存症だけではなく、さまざまな心の病を抱える人たちが
それぞれに自助グループを立ち上げて
そこで治療に取り組んでいることを見ても
自助グループのミーティングに参加することが
心の病の治療や回復に一定の効果があることが分かります。
私は今でも、ある意味超がつくくらいマイナー思考な部分がありますが
依存症について何かを書く時は、なるべくそれを封印しています。
たとえ依存者本人であれ、家族であれ
まずは「回復できるという希望を持つこと」が最初の一歩だと思うからです。
最初にダンナのギャンブル依存症が「治らない」と知った時の衝撃は
自分が末期ガンの告知をされた時の比ではありませんでした。
ガンは伝染したりしませんが、依存症は周囲の人間や
進行して脳が完全にまともな思考を失えば
無関係な人間まで巻き添えにします。
飲酒や薬物による交通事故や
ギャンブルの資金、あるいは借金の返済のための犯罪は
毎日のように報道されています。
すべてが、依存症が原因の事故であり、事件です。
そうした不安や恐怖に押しつぶされないためには
たとえどれだけ困難であっても
回復できる方法はあると信じて前進するしかありませんでした。
そして今は、一人でも多くの人に納得してもらえるような
依存症から回復するのに役立つ情報を伝えることを日々模索しています。
正直ガンとはそれほど真剣に闘っていませんが
依存症の問題とは、PCを使えなくなるまでは
向き合っていくつもりでいます。
埼玉県立医療センターの成瀬暢也先生の講演の中にこういう言葉があったそうです。
「依存症は慢性疾患であり、最低限治療につながっているだけでも有効である」
けれど依存症の本人が、自分の病気を認めて治療につながることは
容易なことではありません。
今大きな問題になっているネット依存の場合などは
まだ治療の体制もほとんどできてないような現状です。
そういう場合も、家族で問題意識を持った人が
依存症について理解をする努力
そこで分かったことを周囲と共有する努力を続けていけば
状況は少しづつでも変わっていくのではないかと思っています。
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