昨夜のNHK追跡ドキュメンタリー「A to Z」は
「漂流する主婦~改正貸業法法改正の波紋」だった。
今年の6月に完全施行された貸金業法改正については
このブログでも何回か書いた。
「年収の3分の1をこえる貸し付けは原則禁止。専業主婦への貸し出し停止」
その影響についてネットでは部分的に知ることができるが
全体像をとらえるのは難しかった。
昨日の「Ato Z」ではギャンブル依存症については触れず
主に生活のためにお金を借りていた主婦たちへの影響
特に正規のところで借りることができなくなって
闇金に手を出してしまった主婦の人たちの現実について特集していた。
セーフティネットをちゃんと整備せず
いきなりはしごをはずすようなやり方をすれば
当然こういう事態が起こるだろうということは
専門家の間でも心配されていたことだった。
特集では闇金から借りてしまって
どうしようもなくなった主婦たちが
司法書士事務所に相談してきていることを報じていた。
ダンナの個人再生の手続きをした時に
書士さんから念を押されたのが
「闇金に手を出したら助けてあげることができなくなる」
という点だった。
特にうちの場合はギャンブル依存症があったので
衝動的にそういう所でお金を借りる可能性を
念頭においての厳重注意だったのだと思う。
相手が闇金でもたとえば弁護士さんなどだったら
不可能ではないらしい。
違法金利で借りたお金は原則的には返す必要はないので
(元金5万円借りて利息を半年で十万返しているとすれば
法定金利に置き換えればすでに元金も返済している
ということになるのだろうと思う)
ちゃんと手続きを踏めば解決できないことはないが
なにしろ相手が相手だけに
簡単には解決しないし報酬として支払う手数料も
かなり高額なものになる。
一度闇金から借りてしまうと
例えば電話しただけでもすぐに口座にお金が振り込まれるとか
返せない場合は別の闇金を紹介されて
本当に短期間の間に借金が20倍近くに膨れ上がるなど
手の打ちようのない事態を招いてしまう。
「家庭を壊したくない。家族に知られたくない」という思いが
結果的にもっとも悲惨な結末になる過程を
昨日のTVは報じていた。
任意整理や個人再生、自己破産などをすると
正規のところから借金することはできず
カードも使えなくなってしまうので
「不時の出費をどうするか」ということが
特にまだこどものことで色々とお金が必要な主婦にとって
どれほど大変かということは
私自身が十年以上苦闘しつづけただけに痛いほどわかる。
それでも借金についてはできるだけ早い時期に
法的な手続きによって解決を図り
お金が必要な場合は公的な相談窓口で情報を集めて相談をする
昨日の番組では社会福祉協議会というところが
国の相談窓口として紹介されていたが
地域によっては生協で多重債務の相談を受けてくれるところが
生活資金についても受け付けてくれたりと
少しづつ受け皿ができつつあるが
いかんせんそうした情報がちゃんと発信されていない。
けれど何はともあれ最初は
家族にきちんと本当のことを打ち明けてよく話し合う
(たとえ借金の原因がギャンブルであっても)
それがその時はどんなにつらい思いをしたとしても
結局は一番の近道だしまっとうな解決の方法なのだ。
やり直しのできるラインで人生を再スタートさせる。
そういう選択をしてほしいと心から思う。
「漂流する主婦~改正貸業法法改正の波紋」だった。
今年の6月に完全施行された貸金業法改正については
このブログでも何回か書いた。
「年収の3分の1をこえる貸し付けは原則禁止。専業主婦への貸し出し停止」
その影響についてネットでは部分的に知ることができるが
全体像をとらえるのは難しかった。

昨日の「Ato Z」ではギャンブル依存症については触れず
主に生活のためにお金を借りていた主婦たちへの影響
特に正規のところで借りることができなくなって
闇金に手を出してしまった主婦の人たちの現実について特集していた。
セーフティネットをちゃんと整備せず
いきなりはしごをはずすようなやり方をすれば
当然こういう事態が起こるだろうということは
専門家の間でも心配されていたことだった。
特集では闇金から借りてしまって
どうしようもなくなった主婦たちが
司法書士事務所に相談してきていることを報じていた。

ダンナの個人再生の手続きをした時に
書士さんから念を押されたのが
「闇金に手を出したら助けてあげることができなくなる」
という点だった。
特にうちの場合はギャンブル依存症があったので
衝動的にそういう所でお金を借りる可能性を
念頭においての厳重注意だったのだと思う。
相手が闇金でもたとえば弁護士さんなどだったら
不可能ではないらしい。
違法金利で借りたお金は原則的には返す必要はないので
(元金5万円借りて利息を半年で十万返しているとすれば
法定金利に置き換えればすでに元金も返済している
ということになるのだろうと思う)
ちゃんと手続きを踏めば解決できないことはないが
なにしろ相手が相手だけに
簡単には解決しないし報酬として支払う手数料も
かなり高額なものになる。
一度闇金から借りてしまうと
例えば電話しただけでもすぐに口座にお金が振り込まれるとか
返せない場合は別の闇金を紹介されて
本当に短期間の間に借金が20倍近くに膨れ上がるなど
手の打ちようのない事態を招いてしまう。
「家庭を壊したくない。家族に知られたくない」という思いが
結果的にもっとも悲惨な結末になる過程を
昨日のTVは報じていた。
任意整理や個人再生、自己破産などをすると
正規のところから借金することはできず
カードも使えなくなってしまうので
「不時の出費をどうするか」ということが
特にまだこどものことで色々とお金が必要な主婦にとって
どれほど大変かということは
私自身が十年以上苦闘しつづけただけに痛いほどわかる。
それでも借金についてはできるだけ早い時期に
法的な手続きによって解決を図り
お金が必要な場合は公的な相談窓口で情報を集めて相談をする
昨日の番組では社会福祉協議会というところが
国の相談窓口として紹介されていたが
地域によっては生協で多重債務の相談を受けてくれるところが
生活資金についても受け付けてくれたりと
少しづつ受け皿ができつつあるが
いかんせんそうした情報がちゃんと発信されていない。
けれど何はともあれ最初は
家族にきちんと本当のことを打ち明けてよく話し合う
(たとえ借金の原因がギャンブルであっても)
それがその時はどんなにつらい思いをしたとしても
結局は一番の近道だしまっとうな解決の方法なのだ。
やり直しのできるラインで人生を再スタートさせる。
そういう選択をしてほしいと心から思う。
