クラフトについては、ジャパンマック福岡の勉強会に
参加をさせていただいて、概要をつかむことができました。
それでは習ったことができているかというと
頭で理解するのと、日常生活で実践するのは別物で
こちらからアクションを起こさない限り、石のようにしゃべらないダンナを相手に
たまにブチ切れそうになることもありますが、日々精進しています(笑)
もう一つのSMARPP(スマープ・物質使用障害プログラム)のほうは
私自身が参加するわけにもいきませんので
少しづつテキストを読んで自習しています。
このテキストの中に「H.A.L.T」という言葉が出てきました。
これは何かというと、薬物やアルコールに手を出しやすい状況を示す略語だそうで
実は前に書いた「アル中探偵マット・スカダー」の本にもありました。
(1)H = HUNGRY(空腹)/HAPPY(幸福)
お腹がすいているとイライラして依存物質を使いたくなる
一方とても良いことがあってウキウキしている場合にもそういう気持ちになる
(2)A = ANGRY(怒り)
イライラして、腹を立てると依存物質を使いたくなる
薬物やアルコールで怒りを鎮めるのが習慣になる
(3)L = LONELY(孤独)
誰とも心を通わせることができない孤独感や孤立を依存することで埋めようとする
(4)T = TIRED(疲労)
ヘトヘトになったり、エネルギーが不足していると依存物質を使いたくなる
この本は、薬物やアルコールの依存症者が、自分の状況を客観的に認識したり
分析したりできるようになる訓練を助けるために書かれているので
薬物とアルコールのことが中心になっていますが
この分析は、他の依存の原因を考える時にも役に立ちそうです。
この章は「あなたのなかにある引き金について」についての話で
「気持ちのリスト」の中から、どんな気持ちの時に依存物質を使いたくなるかを
自分でチェックするもので、次のような項目があげられています。
不安・怒り・自信をなくす・退屈感・あせり・無力感・うつ・悲しい
緊張・ねたましい・疲れ・イライラ・敗北感
自分が邪魔者に思えたり、いないほうがいいかなと思う気持ち
プレッシャー・人から見捨てられた感じ
また一見これらとは正反対の
高揚した気分や、気合・やる気・幸福やリラックスという項目もあります。
これらの中から、どういう気分の時に依存物質を使いたくなるかを集約して
より危険な状況と思われるものを、シンプルに表現したものが
「H.A.L.T」で、それによって依存に傾いていくのを止めるためには
つまり空腹になり過ぎない、腹を立てない、孤独にならない、疲れ過ぎない
ということです。
空腹ということはちょっと置いておいて
例えば子どもさんがスマホばかりやってる場合に
「勉強したくないからスマホばかりしてる」という親目線の解釈だけではなく
上に書いたような「気持ちのリスト」のどれかに該当するような
精神状態にあるのではないかと、考えてみることも必要なのではないかと思います。
もちろん何かに腹を立てたり、苛立ったり、自分がひとりぼっちだと感じたり
学校や仕事や家事で疲れすぎているなんてことを全く感じずに生きていければ
こんなにいいことはないでしょうが、現実はなかなかそういうわけにはいかず
むしろ真逆なことのほうが多いからこそ
何かに依存せずにはいられない人が増え続けているのが現実なのだと思います。
けれども依存症という病気の領域に足を踏み込んでしまったら
自分だけでなく、周囲の人までも巻き込んで
回復を続けていくには、それまでよりも何倍もの努力やエネルギーが必要になります。
そうならないために「H.A.L.T」な状況を避けること
すべての項目をクリアしなくてもよいから
せめて、空腹になり過ぎない、腹を立てない、孤独にならない、疲れ過ぎないの四つのうち
二つくらいは実現できるように、自分でも、また周りの人たちも心がけることは
これまた急がば回れで、依存症の予防にも役立つように思えます。
余談ですが、先日ツタヤに行った時に
珍しくダンナが「落語のDVDとかないかな」と言いました。
あいにくレンタルではCDはあるがDVDはないとのこと。
それならばと、ケーブルの番組表をリサーチして落語の番組を録画しました。
プロ野球が終わり、私は民放のバラエティ番組が完全にNGなので
ダンナはダンナなりに自分の気分転換になりそうなものをと
頭をひねったのだと思います。
私も以前は古典落語の本を持っていて楽しんで読んでいましたから
落語は嫌いではありません。
私が個人的にたんまり録画して
ストレス解消に繰り返し観ている、スウェーデンの刑事ミステリーなんかは
これまた健康な人が病気になりそうな極鬱系ですから
とてもダンナに勧められるような代物ではありません。
何もしなかったら、コミュニケーションのとりようがない私たち夫婦は
こうしてお互いそれなりに落としどころを探りながら
細々とした接点を見つけて、毎日生きている感じではあります。
参加をさせていただいて、概要をつかむことができました。
それでは習ったことができているかというと
頭で理解するのと、日常生活で実践するのは別物で
こちらからアクションを起こさない限り、石のようにしゃべらないダンナを相手に
たまにブチ切れそうになることもありますが、日々精進しています(笑)
もう一つのSMARPP(スマープ・物質使用障害プログラム)のほうは
私自身が参加するわけにもいきませんので
少しづつテキストを読んで自習しています。
このテキストの中に「H.A.L.T」という言葉が出てきました。
これは何かというと、薬物やアルコールに手を出しやすい状況を示す略語だそうで
実は前に書いた「アル中探偵マット・スカダー」の本にもありました。
(1)H = HUNGRY(空腹)/HAPPY(幸福)
お腹がすいているとイライラして依存物質を使いたくなる
一方とても良いことがあってウキウキしている場合にもそういう気持ちになる
(2)A = ANGRY(怒り)
イライラして、腹を立てると依存物質を使いたくなる
薬物やアルコールで怒りを鎮めるのが習慣になる
(3)L = LONELY(孤独)
誰とも心を通わせることができない孤独感や孤立を依存することで埋めようとする
(4)T = TIRED(疲労)
ヘトヘトになったり、エネルギーが不足していると依存物質を使いたくなる
この本は、薬物やアルコールの依存症者が、自分の状況を客観的に認識したり
分析したりできるようになる訓練を助けるために書かれているので
薬物とアルコールのことが中心になっていますが
この分析は、他の依存の原因を考える時にも役に立ちそうです。
この章は「あなたのなかにある引き金について」についての話で
「気持ちのリスト」の中から、どんな気持ちの時に依存物質を使いたくなるかを
自分でチェックするもので、次のような項目があげられています。
不安・怒り・自信をなくす・退屈感・あせり・無力感・うつ・悲しい
緊張・ねたましい・疲れ・イライラ・敗北感
自分が邪魔者に思えたり、いないほうがいいかなと思う気持ち
プレッシャー・人から見捨てられた感じ
また一見これらとは正反対の
高揚した気分や、気合・やる気・幸福やリラックスという項目もあります。
これらの中から、どういう気分の時に依存物質を使いたくなるかを集約して
より危険な状況と思われるものを、シンプルに表現したものが
「H.A.L.T」で、それによって依存に傾いていくのを止めるためには
つまり空腹になり過ぎない、腹を立てない、孤独にならない、疲れ過ぎない
ということです。
空腹ということはちょっと置いておいて
例えば子どもさんがスマホばかりやってる場合に
「勉強したくないからスマホばかりしてる」という親目線の解釈だけではなく
上に書いたような「気持ちのリスト」のどれかに該当するような
精神状態にあるのではないかと、考えてみることも必要なのではないかと思います。
もちろん何かに腹を立てたり、苛立ったり、自分がひとりぼっちだと感じたり
学校や仕事や家事で疲れすぎているなんてことを全く感じずに生きていければ
こんなにいいことはないでしょうが、現実はなかなかそういうわけにはいかず
むしろ真逆なことのほうが多いからこそ
何かに依存せずにはいられない人が増え続けているのが現実なのだと思います。
けれども依存症という病気の領域に足を踏み込んでしまったら
自分だけでなく、周囲の人までも巻き込んで
回復を続けていくには、それまでよりも何倍もの努力やエネルギーが必要になります。
そうならないために「H.A.L.T」な状況を避けること
すべての項目をクリアしなくてもよいから
せめて、空腹になり過ぎない、腹を立てない、孤独にならない、疲れ過ぎないの四つのうち
二つくらいは実現できるように、自分でも、また周りの人たちも心がけることは
これまた急がば回れで、依存症の予防にも役立つように思えます。
余談ですが、先日ツタヤに行った時に
珍しくダンナが「落語のDVDとかないかな」と言いました。
あいにくレンタルではCDはあるがDVDはないとのこと。
それならばと、ケーブルの番組表をリサーチして落語の番組を録画しました。
プロ野球が終わり、私は民放のバラエティ番組が完全にNGなので
ダンナはダンナなりに自分の気分転換になりそうなものをと
頭をひねったのだと思います。
私も以前は古典落語の本を持っていて楽しんで読んでいましたから
落語は嫌いではありません。
私が個人的にたんまり録画して
ストレス解消に繰り返し観ている、スウェーデンの刑事ミステリーなんかは
これまた健康な人が病気になりそうな極鬱系ですから
とてもダンナに勧められるような代物ではありません。
何もしなかったら、コミュニケーションのとりようがない私たち夫婦は
こうしてお互いそれなりに落としどころを探りながら
細々とした接点を見つけて、毎日生きている感じではあります。
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