梅雨明けとともに、福岡は連日34度を超える猛暑が
続いています。今回は、タイトルからして、あまりの暑さに
頭のネジが、2,3本飛んじゃったというようなタイトルですが。
25年前、ハマりにハマった、アメリカドラマの「ツイン・ピークス」
最終話で「25年後に会いましょう」というセリフがあったのですが
25年目の今年、続編ができて、WOWOWでの放送が決定。
すでにケーブルを入れているので、この上WOWOWというのは
いかがなものかと、ずいぶん我慢をしたのですが
PCでどのサイトを開いても、何かの呪いのように
「ツイン・ピークス The Return」の広告がついて来る。
ついに根負けして、7月1日にWOWOWに加入するはめになりました。
「ツイン・ピークス」については
ぶっちゃけ誰にでもお勧めできるドラマではありません。
登場人物はみんな変ですし、現実と非現実の境が限りなくあいまいで
観ればみるほど、ざわざわした不穏で嫌ぁ~な気持ちになること請け合いです。
けれど、別にグロが売りの、スプラッターなドラマではないので
ただただ心理的な気持ちの悪さ、不快な感じが好きという方にはいいと思います。
「ツイン・ピークス」はともかく、WOWOWの素晴らしいところは
去年封切られた映画を、じゃんじゃん放送してくれること。
「貞子VS伽椰子」「残穢ー住んではいけない部屋」「葛城事件」
「日本で一番悪い奴ら」「シン・ゴジラ」「クリーピー偽りの隣人」
洋画では「オデッセイ」「デッドプール」「帰ってきたヒトラー」
「ブラック・スキャンダル」など、一度観たことがある映画も含めて
「これ、ちょっと観たいかも」という映画が、サクサクと録画できています。
映画というのは、最初に観た時は、どうしてもストーリーを追っかけてしまうので
好きとか嫌いに関係なく、できることなら3回くらいは観たいのが本音です。
2回、3回と観ると「ああ、こんなシーンがあったんだ」とか
「こんなセリフがあった」という、細部に気がつきます。
すると、ファーストコンタクトでは今いちだった映画でも
「ああ、これ意外といいじゃん」ということになることもあります。
また何年かたって観たら、よくなることもあります。
この前娘と「どうしたら、自分の好きな映画とか本とかがこんなのって
分かるようになるか」という話をしていました。
「ひと月に一冊も本を読まない人が約30%いる」という話から
「でも、本屋に行っても何を読みたいか分からないっていう人も
いっぱいいるじゃん。どうしてだろうね」と娘が言うので
「映画とか本はね。とにかく数をこなすしかないんじゃないかな。
面白くないと思っても、とにかく観る。そうして、いっぱい観たら
だんだん自分が好きなのが、どういう感じってわかってくると思うよ。
面白くないからとか、難しいからって、そこでやめてしまったら
それ以上にキャパが広がらないからね」
偉そうなことを書いてますが、何となくたくさん映画を観るだけで
私なんかは、そこから一歩も前進していません。
かなりのシネフィルであり、たくさんの優れた映画のレビューを残された
作家伊藤計劃さんのもうひとつのwebサイト「spooktale」の中に
こんな記事がありました。
「中学生の時、ぼくは「(映画の)パンフレットのあらすじを書く
職業」があったらそれにつきたいなあ、などと、今思えば実に
アホらしい空想にふけっていたものだった」
伊藤さんは、自分の子供のころの夢を「アホらしい」と自嘲されていますが
私はこれを読んで「ああ、これは全然かなわないな」と思いました。
いっぱい映画を観ていても「美しいあらすじ」を書きたいなんて
考えたこともなかったからです。後年、あれほどクオリティの高い小説を
書く土台、基礎になったものがなんなのか、ちょっと分かった気がします。
今さら何をどう後悔しても間に合わないのですが
やっておけばよかった、もっと勉強すればよかったと思うことが
今になっても、次々に出てきます。
けれど私はとにかく言葉が好きで、書くことが好きですから
つたない文章ではありますが、生きている限り
こうしてつれづれに思うことを、書き続けていきたいと思います。
読んでくださる方々には、もう感謝の気持ちしかありません。
続いています。今回は、タイトルからして、あまりの暑さに
頭のネジが、2,3本飛んじゃったというようなタイトルですが。
25年前、ハマりにハマった、アメリカドラマの「ツイン・ピークス」
最終話で「25年後に会いましょう」というセリフがあったのですが
25年目の今年、続編ができて、WOWOWでの放送が決定。
すでにケーブルを入れているので、この上WOWOWというのは
いかがなものかと、ずいぶん我慢をしたのですが
PCでどのサイトを開いても、何かの呪いのように
「ツイン・ピークス The Return」の広告がついて来る。
ついに根負けして、7月1日にWOWOWに加入するはめになりました。
「ツイン・ピークス」については
ぶっちゃけ誰にでもお勧めできるドラマではありません。
登場人物はみんな変ですし、現実と非現実の境が限りなくあいまいで
観ればみるほど、ざわざわした不穏で嫌ぁ~な気持ちになること請け合いです。
けれど、別にグロが売りの、スプラッターなドラマではないので
ただただ心理的な気持ちの悪さ、不快な感じが好きという方にはいいと思います。
「ツイン・ピークス」はともかく、WOWOWの素晴らしいところは
去年封切られた映画を、じゃんじゃん放送してくれること。
「貞子VS伽椰子」「残穢ー住んではいけない部屋」「葛城事件」
「日本で一番悪い奴ら」「シン・ゴジラ」「クリーピー偽りの隣人」
洋画では「オデッセイ」「デッドプール」「帰ってきたヒトラー」
「ブラック・スキャンダル」など、一度観たことがある映画も含めて
「これ、ちょっと観たいかも」という映画が、サクサクと録画できています。
映画というのは、最初に観た時は、どうしてもストーリーを追っかけてしまうので
好きとか嫌いに関係なく、できることなら3回くらいは観たいのが本音です。
2回、3回と観ると「ああ、こんなシーンがあったんだ」とか
「こんなセリフがあった」という、細部に気がつきます。
すると、ファーストコンタクトでは今いちだった映画でも
「ああ、これ意外といいじゃん」ということになることもあります。
また何年かたって観たら、よくなることもあります。
この前娘と「どうしたら、自分の好きな映画とか本とかがこんなのって
分かるようになるか」という話をしていました。
「ひと月に一冊も本を読まない人が約30%いる」という話から
「でも、本屋に行っても何を読みたいか分からないっていう人も
いっぱいいるじゃん。どうしてだろうね」と娘が言うので
「映画とか本はね。とにかく数をこなすしかないんじゃないかな。
面白くないと思っても、とにかく観る。そうして、いっぱい観たら
だんだん自分が好きなのが、どういう感じってわかってくると思うよ。
面白くないからとか、難しいからって、そこでやめてしまったら
それ以上にキャパが広がらないからね」
偉そうなことを書いてますが、何となくたくさん映画を観るだけで
私なんかは、そこから一歩も前進していません。
かなりのシネフィルであり、たくさんの優れた映画のレビューを残された
作家伊藤計劃さんのもうひとつのwebサイト「spooktale」の中に
こんな記事がありました。
「中学生の時、ぼくは「(映画の)パンフレットのあらすじを書く
職業」があったらそれにつきたいなあ、などと、今思えば実に
アホらしい空想にふけっていたものだった」
伊藤さんは、自分の子供のころの夢を「アホらしい」と自嘲されていますが
私はこれを読んで「ああ、これは全然かなわないな」と思いました。
いっぱい映画を観ていても「美しいあらすじ」を書きたいなんて
考えたこともなかったからです。後年、あれほどクオリティの高い小説を
書く土台、基礎になったものがなんなのか、ちょっと分かった気がします。
今さら何をどう後悔しても間に合わないのですが
やっておけばよかった、もっと勉強すればよかったと思うことが
今になっても、次々に出てきます。
けれど私はとにかく言葉が好きで、書くことが好きですから
つたない文章ではありますが、生きている限り
こうしてつれづれに思うことを、書き続けていきたいと思います。
読んでくださる方々には、もう感謝の気持ちしかありません。
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