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GAとギャマノン

2013-02-10 08:20:59 | ギャンブル依存症
先月初めて自分の住んでいる地域のGAに参加した。
債務整理に取り組んでいた頃、私の住んでいる地域では、GAの開催が
夜だったことに加えて、会場までの交通費すら惜しまなければならない
ような状況だったので、参加することができなかった。

GAはギャンブル依存症の患者のための自助組織である。私は当事者
ではなく家族なので、ギャマノンに参加することを勧められた。
GAが何か、ギャマノンが何かということについては改めて書くが
ギャマノンには、ギャンブル依存者の家族のための「20の質問」
といのがあるので、それを転載する。

<ギャマノンの20の質問>

1.あなたは借金の取立てにいつも悩まされていますか?
2.問題の人は、しばしば説明もなく長時間、家を空けることがありますか?
3.その人はギャンブルのために仕事の時間まで費やしますか?
4.その人について、お金に関して信用できないと感じていますか?
5.その人は、心からギャンブルをやめると約束し、もう1回だけ
 チャンスを与えてくれと懇願したのにもかかわらず、何度もギャ
 ンブルをしていますか?
6.その人は、自分で予定したより長くギャンブルをしたり、最後
 の1円がなくなるまでギャンブルをしますか?
7.その人は、損失をカバーしようと、またはもっと勝とうと、す
 ぐにギャンブルに戻ってしまいますか?
8.その人は、金銭上の問題を解決するためにギャンブルをしてい
 ますか?またはギャンブルが家族に物質的な快適さ豊かさを与え
 てくれるだろうという、非現実的な期待を持っていますか?
9.その人は、ギャンブルをするためや、ギャンブルでできた借金
 を払うためにお金を借りていますか?
10.その人の評判は、ギャンブルのために損なわれていますか?
 ギャンブルのお金を作るために、違法行為までしていますか?
11.あなたや家族の服や食べ物が買えなくなると思って、あなた
 は生活のために必要なお金を隠すようになっていますか?
12.あなたはチャンスがあれば、その人の服や財布の中を探りま
 すか?さもなければその人の行動をチェックしていますか?
13.その人は自分のお金を隠すことがありますか?
14.あなたはその人のギャンブルが進行するにつれて、その人の
 人格が変わるのに気づいていますか?
15.その問題の人は、自分のギャンブルを否定したり、うそで包
 み隠したりしていますか?
16.その人は、ギャンブルに対する責任をあなたに押し付けるために
 あなたに罪の意識を持たせようとしますか?
17.あなたはその人の気持ちを先読みし、その人の人生をコントロー
 ルしようとしていますか?
18.その人はギャンブルのためにいつも憂鬱になったり、後悔したり
 さらに破滅を恐れるときさえありませんか?
19.ギャンブルによって、家族がバラバラになってしまうと恐れた
 ことがありますか?
20.あなたは自分の人生も悪夢そのものだと感じていますか?

この20の質問のうちで6問が「はい」であれば家族はギャンブル依存症
と考えられるということだ。同様の質問はGAにもあり、そちらは
ギャンブル依存者本人のためのものだ。

GAもギャマノンも、当事者同士の自助グループで、匿名が原則なので
本名も住所も職業も名乗る必要はない。ネットでのハンドルネームの
ように自分で仮の名前をつけて、その名前で呼び合う。
GAやギャマノンで公表されている文章の中には「神」「霊的」といった
文言が見られるが、GAもギャマノンも基本的にどんな宗教・政党・組織
団体にも所属するものではない。なぜそういう言葉が使われるのかについ
てはまた改めて書いていきたいと思う。

現在は全国ほぼ全ての都道府県に一つはこの組織があり、大体週に1回
の割合でミーティングが行われている。自助グループとは何かというと、
現在の自分の思いを率直に語り、参加している全員で、その思いを分かち
合うというもので、医師やカウンセラーが同席するというわけではないから
具体的な治療や助言がなされるわけではない。GAやギャマノンに参加する
場合には、その点をしっかり理解しておいたほうがいいのではないかと思う。

GAやギャマノンでのミーティングでは、基本的に「言いっぱなし」の
「聞きっぱなし」で、そこで話したことを批判されたり否定されたりは
しない。自分の親や兄弟、配偶者や子ども、あるいは友人がギャンブル
で借金をしている、あるいは犯罪を犯したというようなことは、そう
簡単に誰にでも相談できる話ではないが、それはまた自分ひとりで抱え
込む、あるいは対処できるような簡単な話でもない。

ギャンブル依存症にはいくつかの側面がある。
たとえば借金などの経済的な問題。
これは弁護士さんや司法書士さんなど、法律の専門家に相談する。
もうひとつは、脳の病気としての側面。
治療や回復のためには、専門の医療機関や
相談機関で相談する必要があり
回復を続けていくためには、GAなどの自助グループへの参加が
有効とされている。

この道筋を理解していないと、いきなり「ギャンブル依存症だからGA
へいけば何とかなるんじゃないか」ということでGAに参加したとし
ても、何だかよくわからない、良くなっているような気がしないという
ことになるのではないかと思うのだ。

*「ギャマノン」のホームページをリンクに追加しました。

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