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癌と生きる 依存症と生きる

命がある限り希望を持つということ

ネット依存問題は家族会の設立を

2017-11-16 16:23:13 | ネット依存症
ダンナのパチンコ依存と借金が発端で
「ギャンブル依存症」という病気があることを知ってから
そろそろ十数年になります。

その間、ギャンブル以外にも、様々な種類の依存があることや
日本の依存症を取り巻く現状と、アメリカやヨーロッパの依存症への対応の違い
依存症から回復するためには、どういう方法があるかなど
自分なりに学んできた私が、一番危機感を持ったのが、ネット依存の問題でした。

ギャンブル依存症でさえ、表面化してすでに30年近くなるのに
それが脳の病気であることや、どうすれば回復できるかの正確な情報が
多くの人にいきわたっているかというと、全然そんなことはありません。

そんな状態で広がってきたネット(スマホ)依存。
「ネトゲ廃人」(芦崎治著)という本が出たのは2009年ですから
こちらもそろそろ10年になります。
その間に、PCよりもさらに手軽で、24時間身近にあり
対象の年齢も小中学生から、下手をすれば幼児まで含まれる
携帯、スマホ、タブレット、ゲーム機が怒涛のように普及したことで
当然の結果なのですが、そうしたIT機器への依存の問題が多発しています。

そして、こうしたネット依存のことを相談できるようなところがあるかというと
精神福祉センターの方の答えさえ「国の診断基準が確立されていないので」
という、なんとも心もとない状態なのです。
他の依存症でもそうなのですが、上の人たちが何とかしてくれることは
あまり期待できそうにありません。そういう状況の中で
やはり大切なのは、自分たちで、なるべく多くの、信頼できる情報を集めて
それをシェアしていくことだと思います。

大きな危機感はあっても、私は子育ての現役世代ではなく
自分自身が、子供のネット依存の問題に直面しているわけではないので
本やネットで知った内容をコピペするだけでは、今ひとつ説得力がありません。
というわけで、ネット依存の問題についてはこのブログで
ブックマークをしているネット依存関連のサイトで
より正確な情報を入手していただけたらと思います。

その中のひとつ「ネット依存、ゲーム依存、スマホ依存から小中学生を
守るために」のブログ主のトリーさん

遠藤美季さんが主宰される、ネット依存の予防啓発に取り組まれている
民間団体「エンジェルアイズ」が開講されている「ネット依存アドバイザー養成
講座」を受講して、アドバイザーの資格を取得。高校生と中学生
二人の息子さんたちのお母さんでもあります。
最近、子どもたちにスマホを買ってあげる時期や、
家庭でのスマホのルール作りのポイントなど
具体的な対処法について、ブログでていねいに書いておられます。

子どもたちのネット依存については、トリーさんのように
問題意識を持った先生や親御さんが、書籍や講習などで知識を習得し
その知識をシェアするという、自分たちの側からの啓蒙活動を広げていくほうが
国や政治が何かしてくれるのを待つよりも、よほど早くて効果的な気がします。

言うだけだと、どこぞの政治家さんではないけれど「言うだけ番長」だし
「それならお前がやれ~」と怒られそうですが、今、一番急がれるのは
ネット依存問題を抱える家族の会、家族会の設立ではないかと思います。
個人で悩んでおられる方は相当数おられるものと思われ
依存の程度も様々なので、軽度の依存、依存の初期への対応で
どれでも解決できるわけではありません。
そういう情報を、リアルに交換できる場所が早急に必要だと思います。

最近更新が減ってきています。
時々原因不明の熱が出ることや、最近は腰痛など
どうしようもない不調ではないけれど、プチ不調が重なって
家事を済ませると、うとうとしてしまうようなことも増えました。
できることが、少しづつ減ってきている気がしますが
まだまだ何もできないというわけではないので
少なくとも、脳に変調が起こらない限り
こうして、日々思うことを言葉に、形にしていきたいと思っています。






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通院日&本の買い出し

2017-11-04 14:45:32 | 癌のこと
今週の火曜日は通院日でした。
夏が終わって、体力がいくらか回復したのか
時々原因不明の熱は出るものの
今月は一度も蜂窩織炎にならず、無事にひと月たちました。

先月先生にお願いしていたホルモン剤の変更
O.Kが出て、フェアストンという抗エストロゲン剤になりました。
まだ飲み始めて数日なので、効果のほどはわかりませんが
前のホルモン剤の副作用である関節痛が
2,3日でかなり軽くなったのにびっくり。

アロマターゼ阻害剤(アリミデックス、アロマシン、フェマーラ)では
副作用で関節痛やこわばりが出ることが多く
私も例外ではなかったのですが
朝起きた時に「体中が痛い!」というのは
露天の八百屋で働いている頃から、普通にあったものですから
あんまり薬の副作用という認識がなかったのです。
でもお薬が変わったとたんに「あれ、あんまり痛くない」と。
こんなに違うものなんだと、ちょっとびっくりしています。

最近通院日はいつもダンナ同伴で
車で往復できるので楽なのですが
ブックオフに寄れない(泣)
頼めば寄れなくはないけれど
ダンナを待たせて本を選ぶのは気ぜわしい。
キンドルの本はすでに100冊を超えて
まだ読むんかいという感じですが
読もうと思えば読む本はまだまだ無限にあります。

けれどいくら病人とはいえ、あんまりぜいたくはできないので
昨日電車でひと駅のブックオフに、本の買い出しに行ってきました。
「犯人に告ぐ」や「火の粉」が面白かった
雫井脩介さんの「検察側の罪人」(上、下)
ミーハーなので、映画化されるというニュースにつられて
それじゃあ読んでみようかなと。
でも、ミステリーは先に原作を読むと
何となく物足りない気がするので、多分映画は観ません。

そして久々の大ヒットだったホラー小説の「残穢」の作者
小野不由美さんの実話怪談集「鬼談百景」
最近ハマっている堂場瞬一さんの警察小説「二度泣いた少女」
堂場さんは、キンドル版だけで10冊以上買ってしまった(トホホ)
キンドルで本を買う時は、コスパを考えて
300ページ弱くらいだと、下手したら一晩で読んでしまう。
なるべく長いのをとチョイスしていたら
堂場さんの刑事ものが500ページくらいあって
読み応えがありました。
刑事ものも、今野敏さんとか佐々木譲さんとか、何冊か
読んでみたのですが、堂場さんが、一番相性が良かったようです。

あとは、ちょっと読んでもいいかなと思っていた
岡島二人さんの「クラインの壺」と綾辻行人さんの「霧越邸殺人事件」
やはり警察小説の「出署せず」と「探偵はバーにいる」のシリーズで
「バーにかかってきた電話」の計8冊で2000円弱。
かなりお買い得ではありますが、すぐに終わってしまわないように
寝る前の読書の時間に、大切に読みます。

余談ですが、小野不由美さんと綾辻行人さんは
作家同志、それもホラー系の作家同志のご夫婦です。
映画の「残穢」では、小野さんを竹内結子さん
綾辻さんを滝藤賢一さんが演じていました。
綾辻さんは、ホラーを書かれるのに
超常現象の類はいっさい信じていないという話があって
そんなものかなと思いましたが。
私もこんなにホラー大好き人間なのに
霊感といったものにはまったく無縁で
こっちがあんまり好きすぎて
むこうからは敬遠されているのかもしれません。

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